科学の記事一覧 - 4ページ目

141件の記事があります

オランダ/米国のuniQureが開発中のハンチントン病遺伝子治療AMT-130が、初期患者を対象とした第1/2相試験で36か月時点の主要評価項目を達成。高用量群で病勢進行の複合指標cUHDRSが外部対照に比べ75%減速し、機能指標TFCでも60%の減速を示した。安全性はおおむね許容範囲で、MR...

オーストラリアと英国の研究チームが、ハイゼンベルクの不確定性原理を破らずに“回り込む”測定法を実証した。位置や運動量の絶対値ではなく、一定スケールに対するズレ(モジュラー量)にだけ注目し、不要な全体情報を捨てることで欲しい部分の精度を上げる。単一のトラップドイオンをグリッド状態に整形し、極微の...

中国・湖北省で1990年に発見された歪んだ化石頭骨「雲仙2号」を最新のCTや構造光でデジタル再構成した結果、人類系統の分岐は従来より約40万~50万年早く、約100万年前には多系統化が進んでいた可能性が浮上した。形態はホモ・エレクトス的な要素と、Homo...

情報そのものを物理の最下層に置く「量子メモリ行列(QMM)」は、時空を離散セルの集合とみなし、各セルが相互作用の“痕跡”を記録すると仮定する。これにより、ブラックホールの情報問題を回避しつつ、インプリントの凝集=暗黒物質的ふるまい、**記憶容量の飽和=宇宙定数様の寄与(暗黒エネルギー)**を導...

Natureに掲載されたUCデービスの研究は、減数分裂で生じる“二重ホリデイ接合(dHJ)”を守る分子機構を、出芽酵母で分子操作と時間制御を組み合わせて実証した。姉妹染色分体を束ねるコヒーシンがdHJを保護し、STR/Bloom複合体による早期解体を抑えることで、染色体同士の“結束”が維持され...

米バージニア工科大学(Virginia Tech)の研究チームが、吸血しないオス蚊だけを効率的に生産する新しい遺伝学的手法「DeMark(Differential elimination of marked sex...

2025年に公表されたUKバイオバンクの縦断研究は、新型コロナ感染後にAβ42:Aβ40比の低下やpTau-181の上昇といったアルツハイマー病関連バイオマーカーの変化を示し、重症化や高血圧の人で変化が強いと報告した(因果関係は未確定)。一方、15研究・約2,640万人を統合したメタ解析では、...

ノッティンガム大学と上海交通大学は、根が重力方向へ曲がる屈地性の核心を解明した。重力で偏在したオーキシンがOsILA1というキナーゼ経路を介して根の“下側”の細胞壁を強化し、下側の伸長を止める一方、上側は伸び続けることで弧を描く。OsILA1変異体では重力刺激後の屈地性が弱く、メカニズムの鍵で...

英ケント大学の研究チームが、月面の土壌を模したレゴリス・シミュラントで茶(カメリア・シネンシス)の苗を育成したところ、地球のデボン土壌と同等に根づき生育した。一方、火星土壌シミュラントでは生育に失敗。実験はダートムーア・ティー、Lightcurve...

スペインのカタルーニャを中心に行われた最新研究は、馬が草だけでなく木本植物も状況に応じて食べ分ける“食性の柔軟性”を持ち、森林の可燃物(細い草本~粗い低木)を段階的に減らせることを示した。半自由放牧のプシェワルスキー、継続放牧のポトカ、短期高密度の交雑馬という3ケースで、新鮮糞50サンプルの顕...

ミシガン州立大らの研究により、フラボノイド生合成の代謝中間体NGCが、紫外線受容体UVR8に直接結合して活性型(モノマー)を安定化させ、UV-B照射がなくても成長調節シグナルを起動できることが示された。モデル植物シロイヌナズナtt5変異体(CHI欠損によりNGCが蓄積)で見られる高光下の成長異...

コーネル大学らの研究チームが北米沿岸16地点の気象レーダーを10年解析し、海上での小鳥(ソングバード)の渡りは「陸より短い期間に濃密な夜」に集中し、秋の移動量が春より多いこと、そして海上では飛行高度が陸より平均13~20%低いことを示した。これは風車のローター域と重なりやすく、衝突リスクに直結...

地球の内核は「鉄主体+軽元素少量」と考えられてきたが、その**“凍り始め”を説明するには、純鉄では過冷却が大きすぎるという矛盾が残っていた。Nature...

OHSUの研究チームは、細胞外ATPを検知するP2X受容体群のうち、炎症に関わるP2X7と聴覚に関わるP2X2を原子レベルで可視化した。ヒトP2X7では、動物と異なるアロステリック結合ポケットやCHS結合様式が同定され、これを基にUB-MBX-46というヒト最適の新規阻害剤を設計。サブナノモー...

ブラジルのInfoMoneyが報じた新研究によると、香港の6~8歳の子ども1,005人を対象にした解析で、魚油に多いオメガ3系多価不飽和脂肪酸の摂取量が多いほど、近視の指標(眼軸長の伸び、近視度の強さ)が小さい傾向が見られた。一方、バターやパーム油、赤身肉などに多い飽和脂肪酸の摂取が多い子では...

ドイツのRP ONLINEが報じたニュースの根拠になった臨床試験が、2025年9月2日に JAMA Internal Medicine...

ドイツの「RP ONLINE」が、近見(手元の見え方)を改善する可能性があるアセクリジン含有の新しい点眼薬を紹介し、SNSでも議論が拡大している。米国では2025年7月31日にLENZ...

2025年9月6日、Penn StateとYaleの研究チームが、RNA velocity解析を空間トランスクリプトミクスかつマルチバッチ条件に対応させた新手法「spVelo」を報告した。Variational Autoencoder(VAE)で遺伝子発現を、Graph Attention...

9月4日(日本時間)、Phys.orgは神戸大学の研究グループが、大腸菌(E.coli)により生分解性プラスチック前駆体「2,5-ピリジンジカルボン酸(PDCA)」を高収率で生産したと報じた。PDCAを組み込んだ材料は、飲料ボトル等で主流のPETに匹敵または上回る物性を示すとされる。研究は...

2025年8月にJAHAで発表された研究は、口腔内のビリダンス群レンサ球菌などが動脈硬化プラークの内部でバイオフィルムを形成し潜伏、何らかの刺激で断片や細菌が放出→免疫反応(TLR2など)を活性化→プラーク破綻→血栓形成→心筋梗塞へつながる可能性を示した。剖検例・手術標本で細菌DNAや免疫陽性...

サルク研究所のチームは、SLC35A4-MPという“マイクロプロテイン(超小型タンパク質)”がマウスの褐色脂肪細胞でミトコンドリアの形態と機能を保ち、代謝ストレス(寒冷や高脂肪食)への適応を支えることを示した。SLC35A4-MPを欠損させたマウスはミトコンドリアが腫大・炎症化し、寒冷時に代謝...

ミシガン大学の理論物理グループが、量子系の境界近傍に現れる「半局在」状態を高次元で一般的かつ頑健に実現できることを示した。従来の“局在(指数関数的減衰)”か“伝搬(減衰なし)”の二択に対し、今回の状態は距離に応じて“べき則”でゆっくり減衰するのが特徴。形状(アスペクト比)や次元が振る舞いを左右...