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北大西洋のハイイロアザラシの母乳が、人間の母乳よりもはるかに複雑で高機能だとする研究がNature...

世界価値観調査32カ国分のデータを分析した最新研究は、人々の主観的幸福(SWB)が「社会のリスク認知」と「幸福の格差構造」に大きく左右されることを示した。社会全体が不安定だと感じられるとき、もともと低い幸福層が厚い「弱いピラミッド社会」では幸福度が急落しやすく、逆に中間〜高い幸福層が厚い「逆ピ...

深海に棲む奇妙な生物「吸血イカ(コウモリダコ)」のゲノムが、タコとイカの進化の空白を埋める鍵だった。オーストリアのウィーン大学や和歌山高専などのチームは、110億塩基対超という史上最大級の頭足類ゲノムを解読。その染色体構造は、現生のタコよりもイカやコウイカに近い“古代型”を保っており、タコはイ...

アメリカで本格的なクリスマス商戦が始まるなか、消費者の節約志向が強まり「買わないアメリカ人」が目立ち始めている。通常なら借金してでもモノを買うと言われる国で、インフレと高金利、さらに政府機関の閉鎖による無給期間などが家計を直撃。ホリデー商戦の売上見通しは伸び悩み、多くの企業は実質マイナス成長を...

ショート動画プラットフォームの多用は、注意力や睡眠の質、メンタルヘルスに悪影響を与える可能性があると、アルメニアのメディア専門家サムヴェル・マルティロシアン氏が警告した。国際研究によれば、脳は「短時間で報酬が得られる刺激」に慣れ、長時間の読書や仕事への集中が難しくなるという。依存は10代に限ら...

宇宙は光速を超えるペースで膨張しているが、違反しているのは物体の速度ではなく「空間そのものの伸び」であり、相対性理論とは矛盾しない。宇宙年齢は約137.7億年だが、膨張の影響で観測可能な宇宙の半径は約450億光年に達し、ハッブル距離を越える銀河は見かけ上光速以上で遠ざかる。さらに約170億光年...

宇宙空間を漂うミネラルダストが、生命の材料となる複雑な有機分子をつくる“触媒”として働くことが、ヘリオット・ワット大学らの国際研究チームの実験で示された。彼らは、二酸化炭素とアンモニアの薄い氷を、多孔質シリケイト粒子の層ではさんだ「宇宙サンドイッチ」を極低温で作成し、温度を上げていくと、尿素の...

ニュージーランド沿岸で打ち上げられたクジラやイルカ127頭の肝臓を分析したところ、「永遠の化学物質」PFASが16種すべてから検出され、沿岸性のイルカだけでなく深海に潜るマッコウクジラやアカボウクジラなどにも高濃度で蓄積していることが分かりました。汚染の強さを左右していたのは生息域よりも年齢と...

OpenAIは、ChatGPTに搭載されているショッピング機能を強化し、ブラックフライデーやホリデーシーズンの買い物をサポートする新機能「Shopping...

アップルが長年うわさされてきた「初の折りたたみ式iPhone」を、ついに2026年にも投入する——そんな観測が世界のアナリストから相次いでいます。台湾のFubon Research(富邦投顧)のアナリスト、アーサー・リャオ氏は、この折りたたみiPhone(仮称:iPhone...

世界では女性の約3人に1人が暴力被害を経験し、その割合は20年以上ほとんど変わっていない。ドイツでも家庭内暴力の被害者は過去5年で約18%増え、2024年には18万7000人超の女性が被害に遭った。経済不安や戦争などの「ポリクライシス」が家庭に落ち、ジェンダー規範や制度の甘さと結びつき、暴力を...

日本とフィリピンの「日比相互アクセス協定(RAA)」が2025年9月に発効し、10月には初の共同訓練が行われた。自衛隊とフィリピン軍が相互に駐留しやすくなり、最大6隻のあぶくま型護衛艦供与計画も進むなど、対中国を念頭に置いた連携が一気に加速している在フィリピン日本大使館。南シナ海・第二トマス礁...

2025年11月、米国が提示した「28項目和平案」は、ウクライナに兵力削減や領土譲渡、NATO断念を求める一方、「安全保障の保証」は曖昧なままだった。これに対し、英国・フランス・ドイツとウクライナは、戦闘停止後の現在の戦線を基準に領土交渉を行い、平時80万人規模の軍を維持し、米国にNATO5条...

日本の食卓に欠かせない高級料理「ウナギ」が、いま世界規模の資源保護の議論のど真ん中に立たされています。日本近郊のウナギ資源は減少が続き、国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギとアメリカウナギを「絶滅危惧種」、ヨーロッパウナギを「深刻な絶滅危惧種」と位置づけています。 ウィキペディア...

日本の街を歩くと、スクールバッグからハイブランドのミニバッグまで、ぬいぐるみ(“ぬい”)を一つぶら下げた「バッグにぬい」スタイルが急増しています。ディズニーやサンリオ、人気イラストレーターや中国発トイブランド「ポップマート」のキャラクターなど、推しのぬいを一体だけ選び、バッグや服の色とコーディ...

地球温暖化の原因として、これまで農業や食料システムはしばしば「悪者」として語られてきました。実際、食料の生産から輸送・加工・廃棄までを含むフードシステム全体で、人間が排出する温室効果ガスの3分の1以上を占めるとされ、農地拡大は森林減少や生物多様性の喪失とも深く結びついています。...

高市早苗首相が「睡眠2時間」「午前3時起床」といった超長時間労働の生活スタイルを自ら明かしたことで、国内外で「危険なメッセージではないか」と論争が起きている。日本では長年、サービス残業や過労死が社会問題となっており、2019年の働き方改革関連法によって残業上限(月45時間・年360時間)が法律...

南アフリカ・ヨハネスブルクで開かれたG20で、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、ウクライナ戦争の終結は「ウクライナとヨーロッパの同意なしにはありえない」と強調した。背景には、トランプ米政権が提示した「28項目和平案」がある。ウクライナに対し、東部の広い領土の割譲やNATO加盟断念、軍の規模縮...

中国は、日本の高市早苗首相による「中国が台湾へ武力行使すれば、日本の『存立危機事態』になり得る」という国会答弁に激しく反発し、国連事務総長宛ての書簡で「日本は台湾問題への武力介入を示唆した」「侵略行為なら自衛権を行使する」と非難した。中国は旅行警告や日本アーティスト公演の中止、海産物輸入の停止...

スコットランドで、絶滅の危機にある野生サケを守るため、水中スピーカーでアザラシを追い払う計画が報じられた。川底に設置したスピーカーから特殊な音を流し、サケを狙うアザラシだけを驚かせて近づけない狙いだ。背景には、ここ数十年で70%近くまで落ち込んだサケ資源と、アザラシ射殺や従来型の大音量音響装置...

イギリス・レスター大学らの研究チームは、モデル植物シロイヌナズナで、減数分裂中の染色体に起こる「クロスオーバー(交差)」をバランスよく配分するタンパク質SCEP3を特定した。SCEP3があると、5組の染色体に約15回のクロスオーバーが均等に行き渡る一方、欠損すると一部に偏り、他の染色体では全く...

アイルランドの研究「MENCALLHELP2」は、男性向けDV支援団体に寄せられた7,132件のデータを分析し、1,232件がDV被害の相談で多くが感情的・心理的虐待だったと報告した。男性の弱さを笑う文化が、被害男性の沈黙と孤立を深めている点は日本とも共通する。SNSでは共感・女性被害とのバラ...