科学の記事一覧 - 2ページ目

141件の記事があります

ZME Scienceの記事「Consciousness Could Be an Ancient Trait Evolved Millions of Years Ago, Not a Human...

世界中の農地で問題になっているのが、重機や干ばつで土が押し固められる「土壌の圧密」。根が伸びにくくなり、干ばつと重なると収量が大きく落ちるとされています。最新のNature論文とそれを紹介したPhys.orgによると、稲などの植物は、硬い土にぶつかるとエチレンというホルモンを合図に、根の内部を...

宇宙は光速を超えるペースで膨張しているが、違反しているのは物体の速度ではなく「空間そのものの伸び」であり、相対性理論とは矛盾しない。宇宙年齢は約137.7億年だが、膨張の影響で観測可能な宇宙の半径は約450億光年に達し、ハッブル距離を越える銀河は見かけ上光速以上で遠ざかる。さらに約170億光年...

宇宙空間を漂うミネラルダストが、生命の材料となる複雑な有機分子をつくる“触媒”として働くことが、ヘリオット・ワット大学らの国際研究チームの実験で示された。彼らは、二酸化炭素とアンモニアの薄い氷を、多孔質シリケイト粒子の層ではさんだ「宇宙サンドイッチ」を極低温で作成し、温度を上げていくと、尿素の...

「永遠の化学物質」と呼ばれるPFASを、ステンレス製ボールミルの中でPFASを吸着した粒状活性炭と一緒にすりつぶすだけで分解できる手法を、米クラークソン大学が報告した。薬品や高温を必要とせず、多様なPFASをほぼ完全に破壊し、処理後の活性炭からの溶出も検出されなかったという。既に浄水処理で広く...

冬になるとSNSは、雪景色の写真や「休校だ!」という喜びと同時に、「また通勤地獄…」という嘆きであふれます。本記事では、インディペンデント紙に掲載された気象学者の解説をもとに、雪が雲の中でどのように生まれ、なぜ六角形の結晶になり、「二つとして同じ形がない」と言われるのかをやさしく紹介します。さ...

京都大学の研究チームが、メートルスケールの岩石実験装置で発生させた「実験室内の地震」を対象に、機械学習で前兆信号を検出することに成功した。高感度センサーが記録した微弱な音や応力変化をAIで解析した結果、断層の一部が静かにすべる「クリープ領域」の剪断応力の変化が、破壊直前の重要なサインであること...

フランシス・クリック研究所のチームが、昆虫の翼進化を支えたかもしれない「遺伝子回路」を明らかにした。ショウジョウバエの翼では、モルフォゲンDppの濃度勾配に応答して、Brinkerという分子が逆向きの勾配をつくり出す。このフィードバック回路により、Dppの信号が届きにくい遠方の細胞にも位置情報...

シュトゥットガルト大学などの研究チームが、離れた場所にある2つの半導体量子ドットから放出された光子同士で量子テレポーテーションを実現し、Nature Communications...

米ワシントン・ポストは、若い女性の大腸ポリープと超加工食品の関連を示す研究を紹介した。24年間にわたり約2万9千人の看護師を追跡した結果、超加工食品を1日約10食分とるグループは、約3食分のグループより大腸ポリープのリスクが45%高かったという。ただし観察研究であり「因果関係」は証明されていな...

デンプンを好むゾウムシやコクゾウムシなどの害虫は、トウモロコシや豆類の種子を食い荒らし、畑から倉庫まで甚大な被害を与える。野生の祖先種は、害虫の消化酵素「αアミラーゼ」を妨げるタンパク質を持ち、種子を“消化不能”にして身を守ってきたが、人間による栽培化でその力は弱まったとされる。ブラジルなどの...

英PNASに掲載された新研究は、鳥類77種・哺乳類87種のデータを解析し、「体サイズが速く進化した系統ほど悪性腫瘍の有病率が低い」ことを示した。一方、良性腫瘍では同様の低下は見られず、鳥類では“種分化の速さ”が腫瘍の増加と結び付くという対照的な像も浮上。進化の速度が“がん防御”の獲得と絡み合う...

スウェーデン・ウプサラ大学らの研究チームが、ヨーロッパで一般的な赤レンガハキリバチ(Osmia...

深海採掘で海底から吸い上げた資材を処理する際に生じる排出濁水(プルーム)が、中層(約200〜1,500m)で本来のエサ粒子を栄養価の低い粒子で希釈し、食物網を“静かに飢えさせる”可能性が示された。粒子食の動物プランクトンは約半数強、これらを食べるマイクロネクトンは約6割に達し、影響はマグロなど...

ドイツのUFZらが、ミツバチとゼブラフィッシュを用いて作物保護剤(殺虫・除草・殺菌剤)の低濃度曝露が生む行動変化を横断比較。ミツバチでは採餌や蜜加工、育児行動が低下し、魚胚では学習・記憶系の応答が変調。実際の小河川で見つかる“農薬カクテル”では濃度によって支配的な作用が除草剤様から殺菌剤様へと...

バーミンガム大学の無作為化試験(若年男性40人)で、着座2時間の直前に**高フラバノール・ココア(総フラバノール約695mg)**を飲むと、腕・脚の血管内皮機能(FMD)の低下が見られなかった一方、低フラバノール対照(約5.6mg)ではFMD低下や拡張期血圧の上昇が確認された。体力レベル(高・...

チンパンジーとボノボの社会関係は、人間のように「内側の親密な友人から外側の浅いつながりへ」と広がる層構造をもつ――そんな国際研究がiScienceに発表された。24群のグルーミング(毛づくろい)データを数理モデルで解析した結果、ボノボは時間を広く分配し、チンパンジーは少数の相手に集中、しかも加...

韓国・DGISTらの研究チームが、葉の老化開始を左右する新たな分子スイッチを発見。核で転写された長鎖ノンコーディングRNA「CHLORELLA」が細胞質を経て葉緑体へ移動し、葉緑体にあるPEP転写複合体に結合して光合成遺伝子群の発現を調節する。CHLORELLAの発現はGLK転写因子により維持...

地球最強生物クマムシのタンパク質Dsupは、DNAに寄り添ってラジカルや放射線から守る“分子シールド”。2019年の基礎研究でヌクレオソーム結合が示され、2025年にはmRNAでマウス組織に一時的に発現させ放射線損傷を低減できることが報じられた。医療(放射線治療の副作用軽減)、宇宙(宇宙線対策...

UCサンディエゴらの研究チームが、腸のぜん動を“周波数が段差状に同期する”現象として数理的に解き、食物が一方向に運ばれ混和される仕組みを説明した。非一様な振動子系に勾配を与えたGinzburg–Landauモデルで、周波数の「階段(プレートau)」と、それを隔てる位相欠陥、さらに非線形効果が生...

台湾・国立台湾大学らの研究が、軽い皮膚刺激で皮下脂肪の「脂肪分解(リポリシス)」が起こり、放出された一価不飽和脂肪酸(MUFAs)が毛包幹細胞を活性化して発毛を促す仕組みをマウスで示した。鍵は、マクロファージ→脂肪細胞→毛包幹細胞という局所代謝シグナルの連携で、CD36...

北極のボウヘッドクジラは200年近く生き、がん発症が少ない。その秘密として、DNAの二本鎖切断の修復を助ける「CIRBP」というタンパク質が注目された。最新のNature論文とPhys.orgの解説によれば、クジラではCIRBP量が他の哺乳類の約100倍。ヒト細胞に導入すると修復効率が上がり、...