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IT企業の人材戦略に変化!「補充しない」戦略

IT企業の人材戦略に変化!「補充しない」戦略

2025年06月04日 23:14

■ インドIT業界で進む「補充しない」戦略


「一人辞めたら一人採る」はもう古い?

インドの大手IT企業では今、退職者の補充を行わない「ノーバックフィル」が静かに広がっています。これは単なる一時的な採用凍結ではなく、戦略的に「採用しない」選択をするというもの。

Wipro、Infosys、TCS(Tata Consultancy Services)といったインドのトップIT企業では、退職者が出てもすぐに補充せず、既存社員の再配置や業務の見直し、AIによる自動化によって対応しています。

なぜ今、こうした動きが活発になっているのでしょうか?



■ なぜ「採用しない」のか?背景にある3つの理由


  1. コスト削減の必要性

    • 世界的な景気減速、ドル高による輸出減、インフレなどにより、企業は支出を抑える必要に迫られています。人件費は企業コストの中でも大きな割合を占めており、ここを抑えることで利益確保を狙います。

  2. 自動化・AIの進展

    • 今まで人の手で行っていた作業がAIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で代替可能になり、同じ仕事に以前ほど多くの人が必要なくなってきました。

  3. 人材の再配置・再教育

    • 組織内で「余力のあるチーム」から「人手不足の部門」へ異動させることで、社内人材を有効活用。新規採用にかかるコスト・時間をカットできます。



■ 残された社員に起きる変化と影響


「補充なし」で一番影響を受けるのは現場の社員たちです。

  • 業務負担の増加:一人分の業務をチームで分担するケースが増え、結果的に一人当たりの業務量がアップ。

  • 評価基準の変化:より成果主義的になり、ただ「がんばる」だけでは評価されにくくなります。

  • 不安とストレスの増大:自分の仕事がAIに代替されるのでは?という不安も。



■ 日本でもすでに起きている“静かな人減らし”


「これはインドだけの話ではない」と感じる人も多いはずです。

日本でもすでに以下のような動きが始まっています。

  • 大手企業による早期退職制度と採用抑制

  • 非正規雇用の更新見送りや契約打ち切り

  • デジタル化による業務削減(例:経理・総務部門の自動化)

かつては「新卒一括採用+年功序列+終身雇用」が前提だった日本ですが、今や雇用の形は急速に変化しています。



■ あなたの仕事、なくなる?残る?


では私たち一人ひとりは、これからどう考えるべきなのでしょうか?

  • 代替されにくいスキルを身につける

    • 例:対人折衝能力、創造的な提案力、課題発見力など

  • 業務改善や効率化の視点を持つ

    • 言われたことをこなすだけではなく、「どうすればもっと良くできるか」を提案する姿勢が重要。

  • 学び続ける人が残る

    • 今の仕事が5年後にもある保証はないからこそ、常に新しい技術や業務知識をアップデートする必要があります。



■ インドに学ぶ、企業の未来戦略


日本の企業も、インドの事例から学べることは多いです。

  • 無駄な採用を減らし、社内人材を活かす仕組みを作る

  • 自動化と人材活用を両立させる「ハイブリッド型組織」へ転換

  • 社員の学びを支援する文化の構築

実際、国内でもパーソル、リクルート、楽天などがこのような人材戦略をとり始めています。



■ 結論:補充しない時代をどう生き抜くか


人が辞めたら、次も採る──そんな常識は終わりを迎えています。

企業は「少ない人で最大の成果を出す」方向へとシフトしており、それに伴い働く私たちにも柔軟性と主体性が求められています。

「仕事があることが当たり前」ではない時代。今後は、「仕事をつくる力」「人に任せられない価値」を持つ人材こそが選ばれていくのかもしれません。

あなたは、自分の仕事に“代えがたい価値”を持たせられていますか?

今こそ、自分の働き方を見直すタイミングです。



参考記事

すべての退職者が補充されるわけではない:IT企業が補充の再考を始める
出典: https://www.thehindubusinessline.com/news/not-every-exit-gets-a-replacement-it-firms-rethink-backfilling/article69657043.ece

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