科学の記事一覧 - 7ページ目

174件の記事があります

上位数%の長期生存者“がんスーパーサバイバー”の生物学を集約し、新しい治療標的やバイオマーカーへ翻訳する動きが加速している。Cure51のロザリンド研究は、膵がん・広範期小細胞肺がん・IDH野生型膠芽腫の長期生存者だけを1,000例規模で集め、腫瘍・免疫・遺伝子を横断解析する野心的プロジェクト...

IFLScienceが伝えた最新研究によれば、ホホジロザメでは核DNAが世界各地でほぼ同じなのに、ミトコンドリアDNA(母系遺伝)だけが地域ごとに大きく違うという“二重の物語”が長年確認されてきた。従来は「雌は繁殖地に戻る(フィロパトリー)一方、雄が遠距離移動して核DNAを混ぜる」ことで説明さ...

ウガンダ・キバレ国立公園のチンパンジー22頭を対象にした最新研究※1により、コミュニケーション様式(鳴き声と身振りの組み合わせ)は母系から学習され、父系の影響はほぼ見られないことが判明した。母親が多彩なボーカル-ビジュアル連係を用いる家系の子は成長後も同様のスタイルを示し、10歳を超えて独立し...

スズメバチやアシナガバチは「危険」の烙印を押されがちだが、実は害虫駆除・受粉・医薬応用という三つの恩恵をもたらす。UCLのセリアン・サムナー教授監修の展覧会「World of...

ラゴット・ロマニョーロ犬の鋭い嗅覚と手のひらサイズのDNAシークエンサーという“生物学×半導体”の連携により、米フロリダ大学チームは3種の新トリュフを同時記載した。北米産「Leucangium...

フランスのウェルネスメディアが「蚊に好かれる肌」という俗説を否定し、刺されやすさは①呼気CO₂、②汗に含まれる有機酸、③血液型・遺伝子・服の色の3要因で説明できると発表。米ロックフェラー大は体臭中のカルボン酸が蚊を強く誘引する決定的証拠を提示した。日本でも暗色の服・夕方の屋外でリスク増との調査...

2003〜2021年の衛星観測データを解析した最新研究※1によると、地球全体の光合成量(正味一次生産=NPP)は年平均0.1 GtC増加した。その牽引役は北半球の温帯〜亜寒帯に広がる森林で、温暖化による生育期延長や降水増で年0.2...

モントリオール大学IRExの研究チームは2025年7月31日、地球からわずか35光年先の赤色矮星系 L 98-59 に、ハビタブル・ゾーン内を公転する5番目の惑星 L 98-59 f...

NYUアブダビのディミトラ・アトリ准教授らは、銀河宇宙線が地下の水や氷に衝突して電子を生む「放射線分解」が微生物のエネルギー源になり得ることを数値計算で示した。火星、エウロパ、エンケラドスで放射線由来エネルギーの収支を比較すると、最も生命存続の可能性が高いのはエンケラドスで、次に火星、エウロパ...

カリフォルニア大学アーバイン校らの研究チームは、ハフニウム五テルル化物(HfTe₅)に 70 T...

アリゾナ州立大学が主導した最新の研究(Science Advances...

NASAのアルテミス計画が進む中、テキサスA&M大学のパトリック・スワーマン准教授らは「宇宙建築」をキーワードに月・火星での居住施設開発を推進している。1kgあたり50万~100万ドルという輸送コストを避けるため、月面のレゴリスを3Dプリントして“現地調達”する技術が研究され、ロボティ...

英国の研究で、ゴールデンレトリバーとラブラドールの2匹が皮膚スワブの匂いだけでパーキンソン病を**感度80%・特異度98%**で判別した。皮脂に含まれる揮発性化合物(VOC)が鍵で、従来の高価なDaTscanより非侵襲・低コスト・迅速。発表直後から「#DetectionDogs」がSNSで拡散...

マックス・プランク進化人類学研究所の最新研究は、世界 186 の前工業社会を分析し、自前で発酵酒をつくっていた文化ほど政治階層が複雑だったと報告した。酒は農耕ほど強力な要因ではないが、**大規模協力を円滑にする「社会的接着剤」**として権力構築を後押しした可能性が高い。SNS...

英国ニューカッスル大学などの研究チームは、致死率の高いミトコンドリアDNA病を防ぐため、**「ミトコンドリア提供(Mitochondrial...

スタンフォード大学は 7 月 13 日、AI セラピー・チャットボット 5 種を分析し「偏見表現」と「危機介入失敗」を確認したと発表。統合失調症やアルコール依存に対する差別的回答、自殺ほのめかしへの不適切応答などが判明し、「モデルの大型化は安全性を高めない」と警告した。この報告は...

シカゴで進行中の「Rush Memory and Aging Project」1,024名を解析した最新論文(The Journal of...

底生魚は乱獲や温暖化で世界的に似通った構成へ収束すると考えられてきた。ところが FISHGLOB コンソーシアムが 34 海域・60 年分・17.5 万回の調査を解析した結果、均質化が進んだのは 3 分の 1 に過ぎず、3 分の 1...

バーミンガム大学らの研究チームは、捕食細菌 Bdellovibrio bacteriovorus の外膜タンパク質 PopA が、従来にない五量体構造を取り、宿主膜脂質を“すくい取る”ことで殺菌に寄与することを明らかにした。AI 検索で PopA...

豪シドニーのChildren’s Medical Research Institute(CMRI)は2025年7月2日、DBHSファミリー(NONO・SFPQ・PSPC1)がテロメラーゼを核内カルジャル小体から染色体末端(テロメア)へ“誘導”する交通整理役であることをNature...

UNHの研究チームは、寄生バチナソニア4種のオスの頭部を3D解析し、新規のゲノマンディブラー腺を発見した。腺の大きさは種ごとに異なり、求愛フェロモン源と推定。腺容積が大きい種は蛹の外で、小さい種は内部で交尾するなど交尾パターンと連動していた。形態・化学・行動の協同進化が示唆され、ヒトの顎顔面発...

ドイツ・ハイデルベルク大学病院の神経内科医フランク・ウィンクラー教授らは、悪性脳腫瘍グリオブラストーマ(GBM)の細胞が周囲の神経細胞と“シナプス”を形成し、電気信号でコミュニケーションしていることを解明した。このネットワークは腫瘍の成長と治療抵抗性を促進しており、既存療法だけでは不十分である...