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世界が揺らいでも、インドは伸びる――RBI最新速報が示す“粘り強い成長力”

世界が揺らいでも、インドは伸びる――RBI最新速報が示す“粘り強い成長力”

2025年06月25日 23:24

1. イントロ――「双子のショック」の年に浮かぶインド

世界経済は2025年に入っても、米中・欧州の報復関税応酬とウクライナ情勢長期化の二重苦で減速色を強めている。IMFの最新改定見通しは世界成長3.0%、先進国2%割れ――そのなかでインドだけが6.5%成長を射程に入れているという対照的な風景だ。RBIは今回の月報で、こうした「グローバル減速のなかで輝くフロンティア」という構図をデータで裏付けた。business-standard.comfinancialexpress.com


2. 成長ドライバーを分解する

2–1 産業・サービス指標

IIP(鉱工業生産指数)は4月+4.9%、5月速報+5.3%。PMIサービスは58.8と拡張基調を維持し、観光復調やIT外販堅調が支えた。製造はEV部品・太陽光モジュールなど新興セクターが牽引し、従来の化学・繊維の低迷を補った。livemint.com


2–2 農業――「ラニーニャ回避」で広がる安心

ラニーニャ再発リスクは薄れ、貯水量は平年比105%。小麦・パルス・油糧種子で3〜6%の増産見込み。これが食品インフレの沈静化に寄与している。dailyexcelsior.com


2–3 物価と金融環境

5月ヘッドラインCPIは2.82%、4カ月連続でターゲット下回り。RBIは6月6日に政策金利を5.50%へ一気に50bp引下げ、CRRも段階的に1.0%削減した。結果として金融条件指数(FCI)は▲0.4ポイント緩和し、国債10年利回りは6.10%近辺で下げ止まり。reuters.comlinkedin.com


3. SNSで読み解く「市民エコノミスト」の声

  • ポジティブ派:「RBIの迅速利下げとUPI普及で資金繰り◎。今こそ設備投資を」(元RBI職員 Susheel Ragade)linkedin.com

  • 慎重派:「利下げサイクル終焉=債券は“キャリーで稼ぐ”局面。成長はデータ次第」(債券FM Lakshman Chettiar)linkedin.com

  • 批判派:「失業率高止まり、実質賃金は横ばい。強いのは株と上位所得層だけ」(野党会見要旨より)


4. マクロリスクの影――「輸出の再減速」と「二国間関税停戦タイムリミット」

RBI自身も、7月に期限を迎える米国との関税猶予交渉が不調なら輸出主導の回復が停滞すると警告している。特に繊維・宝飾品・ITサービスの米依存度は高く、最悪シナリオでは24/25年度成長率が▲0.6pt押し下げとの試算もある。reuters.com


5. 深まる金融包摂――FiTech国家への布石

UPI日次決済件数は5月平均4.2億件、Jan Dhan口座の94%がモバイルKYCを完了。514地区で「100%デジタル自治体」認定が進む。これはマクロの底堅さと並び「社会的レジリエンス」の指標としても注目される。financialexpress.com


6. 市場のリアクション

株式市場はRBI月報公表翌日、BSE Sensexが終値+0.9%、銀行株セクター指数は+1.4%。債券は材料出尽くしで長期金利横ばい。為替は1 ルピー=0.012 USD台をキープし、リスクイベント後の資金流出は限定的だった。


7. 政策スタンスの行方――「データディペンデント」パラドクス

RBIは声明で「以後はデータ依存」と繰り返すが、インフレ低迷と外需不振が並行する局面では政策オプションが相反する。今後の注目点は①7月貿易統計、②8月農村賃金動向、③米FRBの9月会合。いずれにせよ、RBIの「中立志向」は2025後半の成長下振れを無視できない。reuters.com


8. 結語――“慎重楽観”をどう行動に替えるか

結論として、RBI月報はインド経済が依然として「最も成長余地を残す大型新興国」であることを再確認させた。一方で、外需・雇用・所得分配の歪みという旧来の課題は未解決だ。投資家にとっては「エネルギー転換・サプライチェーン再編・フィンテック」の三領域で長期プレーする好機だが、マクロ・ミクロ双方のリスクチェックは怠れない。



参考記事

インド経済、世界の不確実性の中で回復力を示す:RBI報告書
出典: https://www.zeebiz.com/economy-infra/news-indias-economy-shows-resilience-amid-global-uncertainty-rbi-reserve-bank-of-india-bulletin-371111

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