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新年の誓いがつらい若者たち:不安の時代に「未来を想像する力」を取り戻すには

新年の誓いがつらい若者たち:不安の時代に「未来を想像する力」を取り戻すには

2026年01月03日 09:43

「今年こそ変わる」。そんな言葉が街にもSNSにもあふれる季節だ。ところが、同じ“新年”でも、以前ほど心が躍らない人が増えている。やる気が落ちた? 想像力が枯れた?――そう決めつける前に、私たちが置かれている状況そのものを疑ってみたい。


新年が“やる気スイッチ”になりやすい理由

心理学・行動科学では、月曜・誕生日・新年のような「カレンダー上の区切り(時間的ランドマーク)」が、過去の失敗や停滞を“いったん棚上げ”し、「新しい自分」を始めやすくする現象が知られている。いわゆる**Fresh Start Effect(フレッシュスタート効果)**だ。検索行動やジム通い、目標のコミットメントが、区切りの直後に増えるという研究もある。 pubsonline.informs.org


だから本来、新年は“挑戦の追い風”になりやすい。ところが現実には、その追い風が「向かい風」に感じられる人がいる。今回のThe Independent掲載記事(The Conversationからの再掲)も、そこに焦点を当てている。 The Independent


変化を促す言葉が、逆に人を黙らせるとき

記事が指摘するキーワードは**「変化疲れ(change fatigue)」**だ。これは、変化が繰り返されたり、外から押し付けられたりすると、心が消耗して「新しい取り組みに乗る気力」が落ちる状態を指す。希望を煽るはずの“変われ”が、逆にシラけ・撤退・無関心を招くことがあるという。 The Independent


この感覚、思い当たる人は多いはずだ。仕事では制度改定やツール変更が続き、生活では物価や将来不安がじわじわと積み上がる。「改善」の名のもとに“更新”が常態化し、心のバッテリーが回復する前に次のアップデートが来る。そうなると、新年の目標は「前向きな挑戦」ではなく、「追加タスク」に見えてしまう。


不安と不確実性が、未来の想像を狭める

記事はさらに、若い世代ほど精神的な余裕が削られやすい背景として、気候不安や政治・経済の不安定さなどを挙げる。そして重要なのは、「未来を想像する力」は無限ではない、という点だ。人は脅威やコントロール不能感が強いと、将来の見通しが狭まり、可能性よりもリスクや最悪のシナリオに意識が寄ってしまう。結果として、「今年はこう生きたい」という発想が出にくくなる。 The Independent


つまり、変われないのは“根性不足”ではなく、希望や想像力が働きにくい条件に置かれている可能性がある――これが記事の核だ。


「可能性思考」が折れているだけかもしれない

著者は研究テーマとして、心理学でいう**可能性思考(possibility thinking)**に触れる。ざっくり言えば、「何かを別の形にできるかもしれない」と捉え、代替案を探り、行動できる感覚を持つこと。可能性思考を測る試みや、関連する研究領域(Possibility Studies)も進んでいる。 SAGE Journals


ポイントは、

  • 機会が見える

  • 代替案を考えられる

  • 自分(たち)には動かせる感覚がある
    この要素が噛み合って初めて、変化が“現実の選択肢”になることだ。どれか一つが欠けると、決意は空回りしやすい。 The Independent


記事では、学校の建て替え(移転)を控えた教員たちの例も紹介される。変化が「ワクワク」ではなく、「また最初からか…」という消耗として立ち上がってくる。新年の誓いも同様で、変化を求められ続ける状況では、フレッシュスタートが“ご褒美”にならない。 The Independent


じゃあ、どう立て直す?――「劇的な変身」を降りる

ここからが実践編だ。記事の提案は明確で、**劇的な自己改造より、制約の中で可能な“小さなシフト”**に視点を落とすこと。たとえば「毎日10分歩く」を、“いつ・どこで・どの流れで”生活に差し込むかまで具体化し、週ごとに現実に合わせて調整する。 The Independent


これを日本の生活感に置き換えると、コツは3つある。


① 制約を先に書く(理想の前に現実)
時間、体力、家計、介護育児、メンタルの波。制約は邪魔者ではなく、設計条件だ。「週3でジム」より「駅で一駅手前で降りる」を選ぶのは、逃げではない。


② “小さく始めて、増やせる余地”を残す
最初から上限を目指すと、変化疲れの人ほど折れやすい。10分が続いたら15分へ。増やすのは“ご褒美”として。


③ 失敗を計画に織り込む
体調不良、残業、雨。崩れる日は必ず来る。そこで「ゼロに戻る」のではなく、「最小限だけやる版」を用意する(ストレッチ1分、日記1行など)。


“個人の誓い”を、みんなの仕組みにする

もう一つ、記事が強調するのが変化は個人戦にしないという視点だ。家族や職場、コミュニティで責任を分担すると、実行可能性が上がり、継続もしやすい。 The Independent


たとえば「自炊を増やす」を、

  • 献立担当

  • 買い出し担当

  • 調理担当(曜日固定)

  • 子どもは盛り付け/野菜を洗う
    のように“作業”に分解して分担する。これなら「意志」ではなく「運用」で回る。



SNSの反応(※傾向をもとにした“投稿例”/実在の個別投稿の引用ではありません)

ここからは、このテーマがSNSでどう受け止められがちかを、よく見かける論調に沿って再構成してみる。


1)「変わるの、もう疲れた」派

  • 「年末年始くらい、改善とか成長とか言わないで休ませて…」

  • 「新年の決意って、結局“自分を責めるイベント”になりがち」

  • 「目標より先に睡眠とメンタルの在庫が必要」

→ 変化疲れを“怠け”ではなく消耗として言語化する声。


2)「小さくやる」現実派

  • 「目標は“1日10分”くらいがちょうどいい。続けば勝ち」

  • 「完璧主義やめるのが一番の目標」

  • 「やる気より、動線に埋め込むのが強い」

→ 記事の提案(小さなシフト/生活への組み込み)と相性がいい反応。


3)「不安がデカすぎて未来が描けない」派

  • 「将来が不透明すぎて、1年計画が立たない」

  • 「気候も経済もニュース見てるだけで削れる」

  • 「“がんばろう”より、“守ろう”が先」

→ 未来志向が狭まる、という指摘に共鳴しやすい層。 The Independent


4)「共同目標に寄せる」コミュニティ派

  • 「一人だと折れるから、家族で“週2回は一緒に散歩”にした」

  • 「職場のチームで“残業を減らす”を共通目標にしたい」

  • 「変化って、分担できると急に現実になる」

→ “責任の分散”が継続を助けるという考え方が刺さりやすい。 The Independent


5)反発もある:「それでも目標は必要」派

  • 「疲れてるからこそ、目標がないと流される」

  • 「決意が全部ダメなんじゃなく、立て方が雑なだけ」

→ ここも大事で、記事も“目標を捨てろ”ではなく、条件に合う設計へと言っている。 The Independent



まとめ:新年の誓いは「意志の証明」ではなく「条件設計」

新年に気合いが湧かないのは、あなたの欠陥ではない。繰り返される変化は人を疲れさせ、脅威と不確実性は未来の想像を狭める。だから必要なのは、“もっと頑張る”ではなく、小さくて実装可能な一歩と、支え合える仕組みだ。 The Independent


2026年のスタートは、派手な自己改革より、「今日の生活で回るか?」を合格ラインにしてみよう。変化は、圧ではなく、可能性として戻ってくるはずだ。



参考記事

新年の抱負が今年は特に若者にとって難しく感じられる理由
出典: https://www.the-independent.com/life-style/health-and-families/new-year-resolutions-change-fatigue-b2893177.html

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