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AIブームの次の主役はGPUじゃない — “メモリ不足”で始まる新しい値上げの連鎖

AIブームの次の主役はGPUじゃない — “メモリ不足”で始まる新しい値上げの連鎖

2026年01月13日 14:14

AIが“次に”食い尽くすのはGPUではなくメモリだった

生成AIの話題はどうしてもGPUに集中しがちだ。だが、現場でじわじわとボトルネック化しているのは、DRAM(メインメモリ)やNAND(フラッシュ)、さらにHDDまで含む「メモリ/ストレージ」だ。


Seeking Alphaが取り上げたWSJ報道によれば、世界的なAIインフラ建設ラッシュがメモリチップとストレージ機器の供給を締め上げている一方、メーカー側は“急いで増産しない”という。ポイントは「不足して儲かっているのに、なぜ増やさないのか?」という一点にある。



何が起きているのか:需要が一斉に同方向へ振れた

AIデータセンターはGPUさえ揃えば終わりではない。学習・推論の過程で膨大なデータを読み書きし、モデルの重みや中間結果を保持するため、サーバー側のDRAM容量と帯域が効いてくる。保存・配布・バックアップにはSSD(NAND)もHDDも必要だ。
Reutersは、AI需要の急増がメモリ不足を“新たなサプライチェーン危機”に押し上げ、価格が一部で倍以上に上がった可能性や、在庫が極端に薄くなった状況を報じている。さらに、AI向けの高付加価値メモリ(HBMなど)へ生産が寄るほど、一般向けDRAMやフラッシュの供給が削られ、別用途にしわ寄せが出る構図も指摘された。


この「同じ方向への需要集中」が厄介だ。これまでなら、スマホが弱いとPCが強い、PCが弱いとデータセンターが強い、といった“相殺”が起こり得た。しかしAIは、データセンターの設備投資を通じて、DRAMもNANDもHDDもまとめて押し上げる。需要が面で来るから、供給の逃げ道が少ない。



それでも増産しない理由:メモリ産業の“トラウマ”と投資の時間差

では、なぜメーカーはアクセルを踏まないのか。WSJの主旨は明快で、過去のメモリ業界が「増産→供給過剰→価格暴落→巨額損失」を何度も経験してきたからだという。好況期に工場や設備を増やしても、稼働が本格化する頃には景気が反転していて、結局“作り過ぎ”が自分の首を絞める——この悪夢を繰り返したくない。


もうひとつは時間。半導体の生産能力は、明日いきなり増えない。工場建設・装置導入・立ち上げ・歩留まり改善まで年単位。だからメーカーは「短期の不足に反応して過剰投資するより、供給規律を守って高収益を長く保つ」ほうを選びやすい。


さらにWSJでは、増産の条件として“長期の供給コミット(長期購入契約)”が弱い点も示唆されている。要は「確実に買う約束があるなら作る。でもスポット需要だけなら作らない」。この交渉ゲームが、供給の立ち上がりを遅くし、結果的に不足を長引かせる。



2026年に起きやすい“しわ寄せ”:PC・スマホ・周辺機器が地味に効く

不足と値上がりは、まず企業向けサーバーで顕在化し、その後に消費者向けへ伝播する。ボストン・グローブは、AIブームによるメモリ不足が2026年にPCやスマホの価格上昇につながり得る、という趣旨で報じている。


ここで怖いのは、値上げが“派手に一回”ではなく、“じわじわ複数回”で来ることだ。端末メーカーは価格転嫁を嫌うので、

  • 同価格でメモリ容量が増えにくい(実質値上げ)

  • 価格帯によっては値上げが起きる

  • 一部モデルの供給が細る
    といった形で効いてくる。GPU不足のときのように分かりやすい“品切れ祭り”ではなく、気づいたら高い、気づいたら選択肢が減っている、という出方になりやすい。



投資家はどう見ている?「スーパーサイクル」期待と警戒

需給が締まり、価格が上がれば、短期的に強いのはメモリメーカーだ。Reutersは、世界的な供給不足を背景にメモリ関連株が買われたこと、そして市場で“スーパーサイクル”が意識されていることを報じている。


ただし、スーパーサイクルという言葉自体が「需給が供給制約で作られている局面」では過大評価になりやすい、という見方もあり、投資家の間でも温度差が出る(強気と警戒が同居する)状態になりやすい。



SNSの反応:4つの論点に割れる

今回のテーマは、SNSや掲示板だとだいたい次の4パターンに分解される。


1)「AIが原因でPCが高くなるの、勘弁して」派(生活者目線)
Redditのテック系コミュニティでは、RAM価格上昇をすでに体感しているという投稿や、車や家電まで影響が及ぶことへの皮肉が見られる。


2)「メモリは結局サイクル。増産しないのも“学習”」派(業界目線)
メーカーが慎重なのは合理的、という受け止め。過去の暴落を知っている人ほど、この判断を“規律”として評価しやすい。


3)「これ、どこまで本当?煽りでは?」派(懐疑・反発)
同じくRedditでは「AIだけで世界的不足になるのか」「価格は需要以上に“作られている”のでは」といった疑念も出やすい。


4)投資家の“様子見”・利確警戒(マーケット目線)
日本の掲示板(Yahoo!ファイナンス)では、ニュース引用を踏まえつつ「しばらく放置して様子見」といった慎重姿勢のコメントも確認できる。


面白いのは、同じニュースが「関連銘柄の追い風」と「生活コストの逆風」を同時に生む点だ。儲かる側(メモリ/ストレージメーカー)と、困る側(端末メーカー・消費者)がはっきり分かれるため、タイムラインが“賛否のミックス”になりやすい。



結論:AIブームの“本当の不足”は周辺に広がる

この話の肝は、メモリ不足そのものより「不足しても増産がすぐ起きない構造」にある。メーカーは過去の失敗から学習し、長期契約がなければ大勝負を避ける。設備増強には時間がかかり、AI投資のスピードに供給が追いつきにくい。


2026年は、GPUだけを見ていると見落としがちな“地味な値上げ”が、PCやスマホ、ストレージ機器など身近なところに波及しやすい年になるかもしれない。



参考記事

AIがメモリ需要を押し上げるが、チップメーカーは急がない:ウォール・ストリート・ジャーナル
出典: https://seekingalpha.com/news/4538212-ai-drives-memory-boom-but-chipmakers-refuse-to-rush-wsj?utm_source=feed_news_all&utm_medium=referral&feed_item_type=news

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