メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

AMDのAI大反攻:Helios・OpenAI提携・SNS熱狂が描く“ポストNVIDIA”シナリオ

AMDのAI大反攻:Helios・OpenAI提携・SNS熱狂が描く“ポストNVIDIA”シナリオ

2025年12月09日 10:00

1. AI覇権争いの「第2ラウンド」が始まった

生成AIブームの主役と言えば、これまではNVIDIA一強というイメージが強かった。しかし2025年に入り、その構図に本気で揺さぶりをかけているのがAMDだ。


年初からの株価はおよそ80%上昇し、AI関連銘柄の中でもトップクラスのパフォーマンスを見せている。aktiencheck.de
「AIインフラの第2の選択肢」という期待が一気に織り込まれ、ウォール街の評価も急速に変わりつつある。


SNSでも、

  • 「ここからのAIインフラは“CUDAだけじゃない”を証明するのはAMDだろう」

  • 「NVIDIAに続く“第2の主役”というより、本気で王座を狙いに行っている」

といったポジティブな投稿が目立つ一方で、

  • 「株価はもう十分走った。業績が追いつかなければ一気にしっぺ返しを食らう」

と冷静な声も多い。熱気と警戒が同居する、まさに「期待度MAX」の局面だ。



2. アナリストが相次ぎ強気に転じた理由

AMDを巡る空気が変わったのは、アナリスト評価のトーンが揃って強気に傾いたことが大きい。


記事によれば、

  • Raymond James:投資格付け「Outperform」、目標株価377ドル

  • TD Cowen:2026年の「Best Ideas」に選定、目標株価を290ドルに引き上げ

  • Wells Fargo:「Overweight」を維持しつつ目標株価345ドル

と、300ドル前後を指すレポートが出揃っている。市場コンセンサスの平均目標株価は約279ドルで、足元218ドル前後の株価から見ると、なお上値余地があるという計算になる。aktiencheck.de


X(旧Twitter)では、こうしたレポートが出るたびに

「また目標株価引き上げきた。今回はただの“期待”じゃなくて、ちゃんと案件と数字が付いてきているのが違う」

といったポストが拡散され、投資家の間の「AIインフラ本命の一角」という認識が強まっている。



3. HPEと組む「Helios」──AI専用インフラの決定版を狙う

AMDのAI戦略の中核に位置づけられているのが、Hewlett Packard Enterprise(HPE)と組んだ新しいプラットフォーム「Helios」だ。aktiencheck.de


Heliosとは何か

  • オープンかつ統合されたAIインフラプラットフォーム

  • AMDのサーバー向けCPU「EPYC」、GPU「Instinct」、ネットワーク技術「Pensando」、そしてソフトウェアスタック「ROCm」をワンパッケージ化

  • 1ラックあたり最大2.9 ExaFLOPS(FP4精度)の計算性能を想定し、次世代GPU「Instinct MI455X」と、将来のEPYC CPU「Venice」を組み合わせる構成

という、完全にAIトレーニング/推論に振り切った設計が特徴だ。aktiencheck.de


HPEは、このHeliosを統合したサーバー製品を2026年から世界展開する計画で、「大規模企業やクラウド事業者が“AMDフルスタック”をそのまま導入できる」環境を整えようとしている。


さらに、ドイツ・シュトゥットガルトの高性能計算センター向け新スーパーコンピュータ「Herder」もAMDベースで構築されることが決まっており、欧州のHPC案件でも存在感を発揮し始めている。aktiencheck.de


SNSではエンジニアの視線が熱い

Heliosの発表後、エンジニアコミュニティでは次のようなリアクションが目立った。

  • 「ハードからソフトまで一気通貫で出してきた。NVIDIAのDGXの“AMD版”と言ってもいい出来」

  • 「ROCmがここまで本気で推されるなら、研究室レベルでも“脱CUDA実験”がやりやすくなる」

一方で、

  • 「実際に触れるのは2026年以降。ベンチマークが出るまでは判断保留」

と、慎重派も少なくない。投資家の期待を現場のエンジニアがどう評価するかが、今後の普及スピードを左右しそうだ。



4. OpenAI契約とデータセンター事業の急拡大

AMDのAI戦略を語るうえで欠かせないのが、OpenAIとの大型契約だ。

  • GPU容量として最大6ギガワット相当の供給契約を締結

  • 代わりにOpenAIはAMD株を最大1億6,000万株まで取得できるワラントを受け取る

という、極めて長期的かつ戦略的なディールである。aktiencheck.de


この契約は単なる「顧客の一社」ではなく、エコシステム構築のパートナーとしてOpenAIを取り込んだ格好だ。
SNSでは、

  • 「NVIDIA+OpenAIの関係に、もう一つのレーンができた感じ」

  • 「ChatGPTが裏でAMD GPUを使い始めたら、個人投資家のFOMO(乗り遅れ恐怖)はさらに高まりそう」

といったコメントが飛び交っている。


決算数字が示す“AI企業化”のスピード

直近の第3四半期決算では、売上高が前年同期比35.6%増の92.5億ドルと、市場予想を上回る伸びを記録。aktiencheck.de


  • データセンター部門の売上は43億ドル

  • すでに全社売上の47%を占めるまでに成長

しており、PCやゲーム向け半導体の会社だったAMDが、急速に「AIインフラ企業」へと変貌しつつあることが分かる。aktiencheck.de

経営陣は今後3〜5年で、全社売上の年平均成長率35%以上、データセンター部門では60%超の成長を目標に掲げている。aktiencheck.de


この強気なガイダンスに対し、投資家の反応は二分される。

  • 強気派:「この成長シナリオが現実になれば、現在の株価水準でも十分に割安」

  • 慎重派:「逆に言えば、ここまで成長しないとバリュエーションが正当化できない」

つまり「ハイリスク・ハイリターン」の王道AI銘柄として見られているわけだ。



5. CUDAの牙城を崩せるか──ROCmとMicrosoftの動き

AIインフラでNVIDIAが圧倒的に強い理由の一つは、GPUそのものよりも、ソフトウェア基盤「CUDA」のロックイン効果にある。
ここにAMDが切り込もうとしているのが、オープンソースを土台にした「ROCm」エコシステムだ。


記事によると、MicrosoftはCUDA向けに書かれたコードをROCmへ移植するツール群を開発しており、大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)がAMD GPUを採用しやすくなる環境づくりが進んでいるという。aktiencheck.de


これは特に、推論(inference)用途で大きな意味を持つ。学習ほど極端な性能が不要な推論領域では、コストと消費電力がより重視されるからだ。


SNSでは、

  • 「推論はAMD、学習はNVIDIAという住み分けもあり得るのでは」

  • 「マルチベンダー対応のクラウドが増えれば、CUDA一強の時代は少しずつ終わる」

といった議論が巻き起こっている。

一方で、

  • 「ツールが出ても、実際に大規模コードベースを移植するには時間も人も必要。簡単に勢力図が変わるとは思えない」

という現場エンジニアの本音も散見され、技術的なハードルの高さをうかがわせる。



6. 割高感と向き合う投資家たち

もちろん、AMDにも弱点はある。それが「高すぎる」とも言われる現在のバリュエーションだ。

  • 来期予想ベースで約34倍のPER(NVIDIAは約24倍)

  • 過去実績ベース(トレーリング)では100倍超

  • 時価総額は約3,550億ドル

  • 株価は52週レンジ(76.48〜267.08ドル)の上限近くで推移

と、数字だけを見ると「相当に織り込まれている」状態なのは否めない。aktiencheck.de


X上では、

  • 「AIドリームを買うならAMD、安心して配当をもらうなら別銘柄。性格が出る選択」

  • 「短期勢が群がりすぎている。押し目待ちが正解だと思う」

といった慎重なポストも多く、特に個人投資家は、FOMOと警戒の間で揺れている印象だ。



7. 投資家・エンジニア・ユーザー、それぞれの視点

AMDのAI戦略をめぐっては、立場によって期待するポイントが異なる。


投資家の視点

  • HeliosやOpenAI契約など、**案件の“厚み”**が見え始めたこと

  • データセンター比率の上昇により、収益の質が変わりつつあること

  • 一方で、PERや時価総額の水準から、失敗が許されない株価になっていること


エンジニアの視点

  • ROCmツール群の成熟度、ドライバやライブラリの品質

  • 実際の開発現場で、CUDAからどれくらいスムーズに移行できるのか

  • オープンソースコミュニティとの連携や、学術研究機関へのサポート体制


エンドユーザー(企業・研究機関)の視点

  • NVIDIA一強状態からの価格交渉力の向上

  • ベンダーロックインを避けたマルチベンダー構成の選択肢

  • 中長期的に見た場合のTCO(総保有コスト)とエネルギー効率

SNSを眺めていると、これら三者の思惑が入り混じり、「AMDに期待したい理由」と「まだ様子を見たい理由」が同じくらいの熱量で議論されているのが印象的だ。



8. 今後のチェックポイント

最後に、AMDのAI戦略を追ううえで、投資家が注目すべきポイントを整理しておきたい。

  1. Heliosの実機ベンチマークと採用事例

    • HPEの正式ローンチは2026年予定。実際の性能と価格が見えてきた段階で、企業の受注状況が重要になる。

  2. OpenAIとの関係深化度合い

    • 供給契約がどの程度実際の売上に反映されるのか。ChatGPTや関連サービスがどこまでAMD GPUを活用するかが焦点。

  3. ROCmエコシステムの広がり

    • Microsoftの移行ツールがどこまで現場で利用されるか。主要クラウドの「AMD最適化AIサービス」のラインアップも注目。

  4. データセンター部門の成長ペース

    • 経営陣が掲げる60%超成長というハードルを、どこまで継続的にクリアできるか。

  5. バリュエーションの妥当性

    • 株価が伸びるのか、業績が追いつくのか、あるいはその両方か。数四半期単位での検証が欠かせない。



9. おわりに:AMDは“第2の選択肢”で終わるのか

現在のAMDは、「NVIDIAに対抗できる唯一の大手CPU/GPUベンダー」というポジションから、
**「AIインフラをフルスタックで提供する、もう一つの巨大プレイヤー」**へと変身しようとしている。


SNSでは、

  • 「5年前に“AMDがAIの本命候補になる”なんて誰が想像した?」

  • 「これが実現したら、PC時代の“Intel vs AMD”に続いて、“NVIDIA vs AMD”という新たな10年戦争が始まる」

というワクワクした声が増えている。


もちろん、ハードもソフトもエコシステムも、まだNVIDIAに追いついたとは言えない。しかし、Helios、OpenAI契約、ROCm+Microsoftという三つ巴の戦略を見れば、AMDが本気で王座を狙っていることは明らかだ。


「割高だからスルーする」のか、
「リスクを承知でAIインフラの成長ストーリーに賭ける」のか。


AMDは、AI時代の投資家とエンジニアに、そんな難しい問いを突きつけている。



参考記事

AMD、人工知能戦略を加速
出典: https://www.aktiencheck.de/news/Artikel-AMD_Acelera_su_Estrategia_en_Inteligencia_Artificial-19280249

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.