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自傷・中絶・DVも“非グロ”ならフル広告へ ─ YouTube新基準で何が変わる?

自傷・中絶・DVも“非グロ”ならフル広告へ ─ YouTube新基準で何が変わる?

2026年01月18日 10:50

YouTubeの収益化をめぐる“空気”が、また少し変わった。


2026年1月、YouTubeは広告主に配慮した「広告フレンドリー」基準を更新し、これまで広告制限(通称「黄色い$」)になりやすかったセンシティブな話題の一部について、条件付きでフルの広告収益を得られる範囲を広げた。


今回のポイントは、話題そのものの是非ではなく「見せ方(文脈)」だ。YouTubeが示した方向性は明快で、非グロ(過度に生々しい描写や詳細説明を避けた形)で、かつドラマ化(再現・フィクション)や議論・解説、当事者の体験談、予防・啓発、報道・ジャーナリズムといった文脈なら、センシティブでも“広告を付けられる側”に寄せる、というものだ(参照1・2・3)。


何が“緩和”されたのか:焦点は「描写の濃度」

TechCrunchによれば、YouTubeは過去の運用について「ドラマ化された素材であっても、**描写の具体性(どれだけ克明に語るか)**が十分に考慮されず、広告制限になりがちだった」と説明している。結果として、該当動画には黄色い$が付き、フル収益化が難しかった(参照1)。


つまりこれまでは、テーマがセンシティブである時点で“機械的に”止められるケースがあり、今回の更新はそこにテコ入れする格好だ。


YouTube公式ヘルプの更新要旨も同じ方向を示す。「論争的な問題(Controversial issues)」に焦点を当てたコンテンツでも、非グロでドラマ化された文脈なら広告収益の対象になり、従来の「グロかどうか/フィクションかどうかに関係なく制限しがちだった」扱いを改める、とされている(参照2)。


対象になりやすい話題/依然として厳しい領域

今回の“対象”として、報道では主に次のような話題が挙げられた。

  • 自傷(self-harm)

  • 自殺(suicide)

  • 家庭内暴力(domestic abuse)

  • 成人の性暴力(adult sexual abuse)

  • 中絶(abortion)

  • 性的嫌がらせ(sexual harassment)
    ※いずれも「非グロ」で、ドラマ化・議論・解説などの文脈が条件(参照1・3)。


一方で、YouTubeは児童虐待(児童性搾取・児童人身売買を含む)や摂食障害などは、引き続きフル収益化の対象外としている(参照1・2・3)。


ここには、広告を付けることが当事者保護や社会的リスクと衝突しやすい領域を、あえて“残す”判断が透ける。


なぜ今この変更?:クリエイター不満と広告主の現実の折り合い

YouTube側が繰り返す理由は「クリエイターからのフィードバック」だ。真面目な解説や当事者の語り、ドラマ化作品が“黄色い$”で収益が読めないと、取材・構成・監修にコストのかかる動画ほど成立しにくい(参照1・3)。


APは、YouTubeの収益化方針担当者が「敏感な物語を語る/ドラマ化するクリエイターにも、広告主の選好を尊重しつつ収益機会を確保したい」と述べたことを伝えている(参照3)。


広告主側の論理も単純ではない。企業が最も恐れるのは「自社ブランドが衝撃的・扇情的な映像の隣に出る」ことだ。逆に言えば、非グロで文脈が整い、啓発や理解促進につながるなら、広告を出してもよいと考える余地がある。YouTubeはこの“文脈の差”を、審査ロジックにより強く織り込みたいのだろう(参照1・2・3)。


SNSの反応:歓迎と不信、そして「unalive」疲れ

SNSの反応は、拍手とため息が同居した。


Redditのr/technologyでは、「ようやく“unalive”や“self delete”を聞かなくて済むのは助かる」といった声が上がり、言い換え文化への疲労感がにじむ(参照4)。一方で「良いニュースなのに、なぜYouTubeが急に良いことを?」「結局は利益のためだろう」と、歓迎しつつも疑う空気も強い(参照4)。


長年の“突然の判定変更”や“説明の見えにくさ”で、プラットフォームへの信頼が摩耗しているのが透けて見える。


また別のReddit投稿では、最近の動画で「abuse」という単語すら伏せ字やピー音で処理されていた例に触れ、「ここまで言葉狩りが進むのは異常」というニュアンスの反応も見られた(参照5)。


つまり今回の更新は、単に収益の話に留まらず、**“必要な言葉を、必要な場面で言えるのか”**という、表現の健全性の議論とも結びついている。


もちろん、楽観一色ではない。


「ガイドラインが変わっても、実際の判定が安定するとは限らない」「結局クリエイター側が自己検閲を続けるのでは」といった懐疑も根強い(参照4・5)。収益化判定はしばしばブラックボックスで、個々の動画で“どこがアウトだったか”が見えにくい。文章が変わっても、運用が追いつかなければ、現場の行動はすぐには変わらない。


クリエイター実務:収益化の鍵は「編集」と「メタ情報」

今回の変更で、センシティブ領域の動画制作者が意識すべき点は大きく3つある。

  1. “非グロ”の設計
     映像だけでなく、ナレーションやテロップの「説明の細かさ」も判定に影響しうる。必要な情報を残しつつ、刺激目的の具体描写を避ける編集が重要になる(参照1・2・3)。

  2. タイトル・サムネ・説明文の整合
     中身は啓発でも、外側が煽りだと“扇情性”として疑われやすい。センシティブ領域ほど、メタ情報を誠実に整えるほど安全側に寄る。

  3. 文脈の提示
     当事者の語り、予防や支援、解説や報道など「この動画の目的」を冒頭で明確にすると、視聴者にも審査にも伝わりやすい(参照3)。


まとめ:線引きが動いたのは「話題」ではなく「文脈」

YouTubeは「センシティブ=広告不可」という雑な二分法から一歩離れ、**“非グロか/ドラマ化・解説の文脈か”**で、フル収益化の門戸を広げた(参照1・2・3)。


SNSはそれを歓迎しつつも、長年の不透明さへの不信も同時に噴き出している(参照4・5)。


黄色い$が本当に減るかどうかは、ガイドラインの文章よりも、運用の安定性と、制作者の誠実さにかかっている。言い換え語に追い立てられない世界へ近づくのか、それとも“別の形の自己検閲”が残るのか。今回の更新は、YouTubeの収益化を入口に、表現と広告の難しい同居を改めて突きつけた。



参照URL

  • https://support.google.com/youtube/answer/9725604?hl=en

    • YouTube公式ヘルプ。「2026年1月の広告ガイドライン更新」として“Controversial issues”の扱いがどう変わったかの一次情報。

  • https://apnews.com/article/youtube-monetization-update-policy-controversial-issues-545e27e27e26e0baefb937c86620b676

    • APの報道。対象例(DV、自傷、自殺、中絶等)、発効タイミング(火曜日)、担当者コメント、言い換え語「unalive」の背景を参照。

  • https://www.reddit.com/r/technology/comments/1qf5kwh/youtube_relaxes_monetization_policy_on_videos/

    • SNS反応(Reddit)。「unalive疲れ」「良い変更だが信用しきれない」などのユーザーコメントを参照。

  • https://www.reddit.com/r/technews/comments/1qenojz/youtube_relaxes_monetization_guidelines_for_some/

    • SNS反応(Reddit)。単語の伏せ字・過剰な検閲感への言及など、受け止めの一部を参照。


参考記事

YouTube、一部の物議を醸すトピックに対する収益化ガイドラインを緩和
出典: https://techcrunch.com/2026/01/16/youtube-relaxes-monetization-guidelines-for-some-controversial-topics/

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