メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

“爆撃の常態化”への疲れも:英仏のシリア空爆に見る西側の対テロの現在地

“爆撃の常態化”への疲れも:英仏のシリア空爆に見る西側の対テロの現在地

2026年01月06日 00:13

1) 何が起きたのか:英仏“共同”でシリアの「地下施設」を攻撃

英国とフランスの空軍が、シリア中部でISIS(ダーイシュ)関連とされる地下施設を共同空爆した。英国防省(MoD)の発表によれば、作戦は2026年1月3日(土)夜に実施され、場所は古代遺跡で知られるパルミラ(Palmyra)北方の山岳地帯。地下施設は武器や爆発物の貯蔵に使われていた可能性が高いという。 NDTV Profit


今回の特徴は「地下施設を直接破壊した」というより、地下へ通じる“入口=アクセス・トンネル”を精密誘導で叩く設計にある。英国は、英空軍タイフーンFGR4が空中給油機ボイジャーの支援を受け、フランス軍機と協同し、Paveway IV誘導爆弾で複数のトンネルを攻撃したと説明している。 GOV.UK



2) 英国の説明:「民間人の居住がない地域」「初期評価は成功」

英国政府の発表で繰り返し強調されるのが、**「周辺に民間人居住がない」**という点だ。MoDは、現地は民間人の居住がない地域で、現時点で民間人への危険を示す兆候はないとしている。また、詳細な損害評価(BDA)は継続中としつつも、初期評価では標的に対する攻撃が成功したとの見立てを示した。 GOV.UK


英ジョン・ヒーリー国防相は、同盟国と「肩を並べて」ISISの再興を阻止する決意を強調し、年末年始も展開する英軍部隊への謝意も述べた。 NDTV Profit



3) フランス側の立場:対テロ優先と「再興阻止」

AP通信によれば、フランス軍もSNS(X)で、今回の攻撃はISISの「再興阻止」を目的とし、対テロがフランスとパートナーにとって優先事項である旨を表明したとされる。つまり英仏双方が、今回の作戦を「単発の報復」ではなく、対テロを継続する意思表示として位置づけている。 AP News



4) なぜ“地下”なのか:トンネルを叩く戦術の意味

地上拠点は偵察・監視や空爆で狙われやすい一方、地下施設は自然の遮蔽で防護され、補給や隠匿に向く。そこで重要になるのが、地下への出入口や換気口など“脆弱点”だ。英政府が「アクセス・トンネル」を明示したのは、地下施設を丸ごと崩落させるよりも、出入りを不可能にして“機能停止”させる狙いが中心だったことを示唆する。 GOV.UK



5) ISISは「敗北後」も消えていない:残存戦力と治安の空白

ISISは2019年にシリアでの「軍事的敗北」が語られてきたが、APは、潜伏セル(スリーパー)がシリア・イラクで致命的な攻撃を続けていると伝える。また国連専門家の推計として、ISISはシリアとイラクに5,000〜7,000人規模を維持していると報じられている。英仏の作戦は、こうした「残存・再拡散」への危機感を背景にしたものだ。 AP News



6) シリア政府の反応と「合法性」:静けさが逆に議論を呼ぶ

APは、攻撃直後にシリア政府からの即時コメントはなかったと伝える。こうした“反応の空白”は、SNS上で「許可はあったのか」「主権侵害ではないのか」という議論を刺激しやすい。 AP News


一方、今回の作戦が「ISIS対策」という大義を掲げている点は、国際世論の一部で支持を得やすい。つまり議論の焦点は、ISISを叩くことの是非よりも、(1)標的の確度、(2)民間人リスク評価の透明性、(3)中長期の政治的帰結――へと移りやすい。



7) SNSの反応:支持と懐疑が同じタイムラインに並ぶ

今回の件はSNSでも強い反応を呼んだ。特にReddit(r/worldnews)では、短い称賛から政治的論争まで、温度差の大きいコメントが同居しているのが印象的だ。 Reddit


A) 率直な支持:「良い」「テロを止めるべき」

スレッド上では、作戦そのものを肯定する短文が目立つ。「Great」「Good. We need to stop terrorism asap.」のように、対テロとして直感的に支持する反応がある。 Reddit


背景には、ISISが過去に行ってきた残虐行為への記憶と、「放置すれば再び被害が出る」という危機感がある。


B) “介入疲れ”と距離感:「結局それは誰の問題か」

支持がある一方で、「それは自分たちの問題なのか」という距離の取り方も見られる。たとえば「Whole lot of not our problem(結局、私たちの問題じゃない)」といった反応は、対テロの大義とは別に、海外軍事介入そのものへの疲労や関心の分断を映す。 Reddit


C) 合法性・ダブルスタンダード論争:「同じ行為でも扱いが違うのでは」

同じスレッド内で、別地域の国際情勢(例:他国の軍事行動)へ話題が飛び、「もし別の国が同じことをしたら反応は逆になるのでは」といったダブルスタンダード批判も出る。作戦を支持する側は「標的がISISである点が決定的に違う」と反論し、議論は「誰がどこまで介入できるのか」という政治論に発展しがちだ。 Reddit



8) 今後の焦点:「成功」の定義は一つではない

英政府は初期評価で成功を示唆するが、地下施設の損害評価は可視化が難しく、時間差で検証が進む。 GOV.UK
そして本当の評価は、次の3段階で問われる。

  1. 戦術的成功:地下施設の機能(貯蔵・移送)がどれだけ止まったか

  2. 戦略的成功:ISISの活動が減るか、報復や別地域への拡散を招かないか AP News

  3. 政治的成功:民間人被害や法的正当性への説明責任を果たし、支持を維持できるか GOV.UK


英仏の共同空爆は、対テロの継続を示す一方で、SNSが映し出したのは「必要性への同意」と「介入・合法性への疑念」が同時に存在する現実だった。今後、追加情報(損害評価や関連組織の動き)が出るほど、評価はより具体的な根拠に基づいて更新されていくだろう。 GOV.UK


参考記事

イギリスとフランス、シリアで共同攻撃を行いISISの武器庫を爆撃
出典: https://www.ndtvprofit.com/world/uk-france-bomb-isis-arms-bunker-in-joint-strike-on-syria

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.