メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

STARTO公式リセール「RELIEF Ticket」個人情報漏えい――ファンの失望と再発防止への課題

STARTO公式リセール「RELIEF Ticket」個人情報漏えい――ファンの失望と再発防止への課題

2025年06月25日 14:37

1 “待望”の公式リセール、その船出は波乱で幕開け

STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)は、高額転売対策として6月23日に「RELIEF Ticket」をローンチした。同日16時の案内では、ファミリークラブ経由で購入した電子チケットを定価で再販できる仕組みを掲げ、「券面金額で譲渡し安心・安全を担保する」と強調していた。j-cast.com


2 手数料・利用条件に潜む“使いづらさ”

出品者は券面額の10%、購入者は15%+決済手数料3%、さらに送金手数料275円が必要で、2枚当選の場合は1枚のみ出品不可という制限がある。購入は抽選ではなく“完全先着”方式で、ファンクラブ非会員でもアカウント登録すれば購入可能だ。この設計に対し、ファンからは「公式なのに割高」「先着は転売ヤーが有利」といった批判が噴出した。j-cast.com


3 事故の経緯――キャッシュ設定ミスでCookieが漏えい

同23日18時15分、アクセス集中による表示遅延を回避するためにサーバー側でキャッシュを強化。しかし誤ってログイン識別Cookieを保存対象に含めたため、別ユーザーのMyページが表示され、住所・電話番号・カード番号下3桁などが閲覧・変更できる状態になった。22時頃に事象を把握し、全ユーザー強制ログアウトのうえ設定を修正したという。relief-ticket.jp


4 公式声明と再発防止策

ヤング・コミュニケーションは24日、「多大なるご迷惑とご心配をお掛けしました」と謝罪文を公表。ぴあも同様の文書で詳細なタイムラインを示し、「外部からの攻撃ではなく社内設定ミス」と説明した。両社は共同で再発防止委員会を設置し、①コードレビュー体制の見直し②脆弱性診断の常時稼働③24時間監視へ体制強化――を掲げるが、具体的な実装時期は示していない。young-communication.jprelief-ticket.jp


5 SNSに渦巻く怒りと不安

  • 「先着は転売ヤーに定価で弾を渡すだけ」

  • 「他人の口座情報見えて退会した。公式を名乗る資格ある?」

  • 「高い手数料払ってこれでは“RELIEF”じゃなく“RELIEF less”」
    こうした投稿がX(旧Twitter)で急拡散し、24日夜には「#RELIEFTicket退会」が国内トレンド8位に入った。まとめ系サイトも「他人のアカウントを編集できた証拠動画」を転載し、炎上は加速している。cyzo.jpj-cast.com


6 法規制と市場動向──“不正転売禁止法”の次なる論点

2019年施行のチケット不正転売禁止法は「営利目的」「定価超過」を要件に罰則を設けるが、公式リセールの信頼性損失は違法転売への“需要シフト”を誘発しかねない。興行主の責務として、セキュリティとUXを両立した公式流通網を整備できなければ、法の実効性は担保されないとの指摘が専門家から上がる。kai-you.net


7 比較:他事務所・他業界のリセールモデル

ソニー・ミュージックやLDHは「リセール成立まで抽選」「手数料5~10%」に抑え、ファンクラブIDを購入条件にしている。海外ではTicketmasterが二要素認証でBotを排除しており、先着方式でも一定の防衛に成功している。STARTOも同水準の対策を採り入れる必要があるだろう。



8 今後の注目ポイント

  • timeleszアリーナツアー:6月28日開幕、公演5日前からのリセール受付が改修後初の試金石

  • システム更新ロードマップ:STARTOは「数日内に詳細を公表」すると表明。外部監査の有無が焦点

  • ユーザー補償:情報閲覧対象者への個別連絡は開始済みだが、希望者への全額払戻しや身分証再発行費用補償は未定



9 編集部コメント

公式リセールは本来“ファン救済策”だが、今回の一連の混乱は「公式=安全」という前提を揺るがせた。UXとセキュリティのどちらが欠けてもサービスは成立しない。再発防止策の実効性が見えるまで、ユーザーが慎重姿勢を崩さないのは当然だろう。STARTOと関係会社は、技術面の改善だけでなく、情報開示の透明性を高めることでファンの信頼を取り戻す必要がある。



参考記事一覧

  • KAI-YOU 「STARTO社の公式リセールサイトで個人情報流出 運営委託会社が設定ミス」kai-you.net

  • ぴあ株式会社 「個人情報に関するご報告とお詫び」sponichi.co.jp

  • ヤング・コミュニケーション 「公式リセールサービス『RELIEF Ticket』に関するご報告とお詫び」young-communication.jp

  • J-CASTニュース 「STARTO社が待望の公式リセールサイト 制限多すぎ、手数料高すぎでファン落胆?」j-cast.com

  • サイゾーウーマン 「『転売ヤーに狙われて終わり』STARTO、チケット公式リセールサービス提供開始も不満続出」cyzo.jp

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.