メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

バズに溺れず、芯で勝つ — 若年層有権者とSNS選挙の実務 :次世代有権者を狙う政治家たちの新常識

バズに溺れず、芯で勝つ — 若年層有権者とSNS選挙の実務 :次世代有権者を狙う政治家たちの新常識

2025年08月13日 00:28

2028年の米大統領選に向け、ミレニアルとZ世代が有権者の多数を占める現実は、選挙コミュニケーションの重心をSNSにさらに寄せつつある。8月11日公開の記事(The Conversationの再掲)では、政治キャンペーンにおける「何が効いて何が効かないか」を、実地データから読み解いている。キーワードは〈プラットフォーム横断の拡散〉〈音声と短尺〉〈ロングテール〉、そして〈“バズ”と“票”のズレ〉だ。ファイズオルグ


1) 拡散の解剖学:X→TikTok→Instagram の“変奏”

研究は、2024年選挙期に拡散した「Kamala IS brat」現象をX・TikTok・Instagramで追跡したもの。Xで芽吹いた政治ミームは、TikTokで音源やダンスとの合成により“再解釈”され、Instagramではやや遅れて画像や解説付き投稿として可視性を保つ。プラットフォームごとに振る舞うアルゴリズムが異なるため、同一ネタでも形を変えながら長く循環する。ファイズオルグTaylor & Francis Online


この“変奏”を促進するのが短尺と音声だ。引用をサウンドバイト化したり、ダンスの動きを政治背景に重ねるだけで共有率が跳ねる傾向が出たという。ファイズオルグ


2) ロングテール——バズは一度で終わらない

「バイラルは短命」という通念に反し、政治コンテンツは数日〜数か月単位で断続的に再浮上する“長い尾”をもつ。これは選挙の時間軸と噛み合いやすく、同一メッセージに複数回の接点を生む。ただし、拡散の再燃はコントロール不能で、必ずしも好意的に戻ってくるとは限らない。実際、「Kamala IS brat」は対立陣営によるネガティブ転用も可視化された。ファイズオルグ


3) “バズ”は票に変わるのか——教材3つ

  • ハリス陣営:Gen-Z主導のデジタル即応チームが躍動し、PRの成功例として語られたが、最終的な投票行動にはつながりきらなかった。研究は、明確で一貫したメッセージの不足を指摘する。ファイズオルグThe Washington PostTV News Checkガーディアン

  • デジャ・フォックス:インフルエンサー的手法で長距離ランナーに。「無名→接戦」まで押し上げたが、民主党予備選は惜敗。拡散は資金と動員の“燃料”にはなるが、必勝ではない。ファイズオルグThe 19thフォーブス

  • ゾーハラン・マムダニ:多言語・ビジュアル重視の発信でNY市長選の民主党予備選を制したと報じられた。ここでは“拡散”と“地上戦(組織化)”“メッセージ芯”が噛み合っている。ファイズオルグAl Jazeera


4) 変わる土俵:Meta系の方針転換とTikTokの現実

2024年に「政治コンテンツのおすすめ抑制」へ舵を切っていたInstagram/Threadsは、2025年1月に「政治コンテンツのレコメンド再開」へと転じた(既定値で推奨、ユーザー側で強弱調整)。土俵自体が選挙年ごとに揺れる中、配信設計の前提もアップデートが要る。ロイター研究所The Verge


一方でTikTokでは、フォロー外のおすすめがニュース接触の主経路である可能性が高い。つまり“面”での到達が起こりやすいが、拡散の質管理は難しい。Pew Research Center


5) SNSの反応(観測された主な論点)

  • 「バイラル≠得票」派:ハリス陣営の経験を踏まえ、「雰囲気(vibe)戦略は危うい」「拡散は投票箱で蒸発する」といった懐疑が増幅。ガーディアン

  • 「ルール変更に翻弄」派:Threads/Instagramの方針が“抑制→推奨”と揺れることで「設計図が毎年変わる」という不満・警戒。The Verge

  • 「候補者の“素”が見えると強い」派:マムダニの多言語・地場密着の映像群に“わかる/刺さる”という評価が集積。Al Jazeera

  • 「ミームは勝敗を左右しうる」派:#elbowsupCanadaのような軽量ハッシュタグでも、著名人巻き込みと再解釈が重なると選挙叙事になり得るとの見立て。実際、該当リールには18万超のいいねと数千のコメントが付いた。CTVNewsInstagram


6) 実務への翻訳:2028年までのプレイブック

  1. 芯を先に決める:1フレーズで要旨が言えるか。バズは“芯”の拡声器でしかない。ファイズオルグ

  2. 音声×短尺を標準装備:サウンドバイト化→BGM化→合成余白を残す。ファイズオルグ

  3. 変奏前提の素材設計:Xの“初期火種”、TikTokの“合成”、Instagramの“解説”の三態へ展開。ファイズオルグ

  4. ロングテール運用:再浮上期にこそ新しい角度の“追い説明”を。ファイズオルグ

  5. メタ方針の定点観測:Threads/Instagramのレコメンド仕様は定期確認。The Verge

  6. ニュース接触の動線把握:TikTokでの“フォロー外到達”を前提に、誤読防止の字幕・テロップを。Pew Research Center

  7. ネガ転用耐性:「逆手取り」された時の再解釈パッケージを用意。ファイズオルグ

  8. 多言語・地域語:マムダニ事例のように“街の言語”でやる。Al Jazeera

  9. KPIは“票前行動”にも:登録・期日前投票・ボランティア申込など、中間KPIを可視化。

  10. 人間の“顔”を出す:若手チームが前景化する時の推進力は依然として大きい。The Washington Post


7) 結論

SNSは選挙の「勝敗単独因子」ではないが、メッセージの芯、音声/短尺、そしてプラットフォーム変奏に合わせた素材設計が噛み合うと、動員と説得の巨大な助燃剤になる。2028年に向けた課題は、勢いと一貫性の両立だ。ファイズオルグ


参考記事

政治家たちはソーシャルメディアを利用して選挙活動を行っています。新しい研究によると、効果的な方法とそうでない方法が明らかになりました。
出典: https://phys.org/news/2025-08-politicians-social-media-campaign-doesnt.html

Powered by Froala Editor

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.