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いびきの陰にひそむ“脳のリスク” ― 睡眠時無呼吸とパーキンソン病をつなぐ新証拠

いびきの陰にひそむ“脳のリスク” ― 睡眠時無呼吸とパーキンソン病をつなぐ新証拠

2025年11月26日 10:37

「いびきが“脳”のサインかもしれない――睡眠時無呼吸とパーキンソン病リスクという新しい不安」

2025年11月、世界中の医療メディアが一つの研究を大きく取り上げました。
テーマは「睡眠時無呼吸症候群(OSA)とパーキンソン病」。
“よくある睡眠トラブル”だと思われてきた睡眠時無呼吸が、将来のパーキンソン病リスクと関連している可能性が示されたのです。ジャーナルネットワーク


1. 何がわかったのか?超・ざっくりまとめ

  • 対象は米国の退役軍人 約1,130万人(平均年齢約60歳)。ジャーナルネットワーク

  • 約14%が睡眠時無呼吸と診断されていた。The Washington Post

  • その人たちは、診断から数年のあいだにパーキンソン病と診断される頻度が高かった。

  • ただし、CPAP(シーパップ)という治療を早い段階で受けていた人は、パーキンソン病の発症率が低かった。ジャーナルネットワーク


「睡眠時無呼吸があると、パーキンソン病になりやすい“かもしれない”。でも、きちんと治療するとそのリスクは下げられる“かもしれない”」――ざっくりいうと、そういう話です。


2. 睡眠時無呼吸ってそもそも何?

睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、眠っている間に呼吸が何度も止まったり、弱くなったりする病気です。
舌やのどの軟らかい組織が気道をふさぐことで、空気の通り道が狭くなり、呼吸が妨げられます。ウィキペディア


代表的なサインはこんな感じ:

  • 大きないびき

  • 呼吸が止まっているように見える

  • 夜中に何度も目が覚める

  • 朝起きてもぐったりしている

  • 日中の強い眠気・集中力低下

「よくあること」「太ったから仕方ない」で済ませがちですが、
心筋梗塞や脳卒中、認知症リスクの上昇とも関連する、とても“重たい”睡眠障害です。sleeplessinarizona.com


3. パーキンソン病との“つながり”

今回のJAMA Neurologyの研究では、電子カルテを用いて退役軍人のデータを1999〜2022年まで追跡しました。ジャーナルネットワーク


ポイントはここです:

  • 睡眠時無呼吸がある人は、ない人と比べて
    → 約5〜6年のフォロー期間で、パーキンソン病の発症が増えていた。The Washington Post

  • 絶対的な差で見ると
    → 1000人あたり1〜2人ほど多い、というレベルの増加。ジャーナルネットワーク

数字だけ聞くと「たったそれだけ?」と思うかもしれません。
でも、これは**“人口レベルで見ると無視できない差”**です。

さらに専門家たちは、いくつかのメカニズムを指摘しています:SMC España


  • 睡眠中の低酸素(血中酸素が下がる)

  • 二酸化炭素の増加や血圧変動

  • それに伴う慢性炎症や血管へのダメージ

  • 睡眠の質低下による「脳の老廃物の掃除(グリンパ系)」の妨げ

これらが長年積み重なることで、
パーキンソン病の発症を“後押ししてしまう”可能性があるのではないか、というわけです。


4. CPAP治療はどこまで守ってくれるのか?

今回の研究が特に注目されているのは、
**「CPAP治療をきちんと始めた人では、パーキンソン病が少なかった」**という点です。ジャーナルネットワーク


  • OSAがある人のうち
    → 診断から2年以内にCPAPを始めたグループでは
    → **1000人あたり約2.3人分、パーキンソン病が“減っていた”**と報告されています。Aan

とはいえ、ここで重要なのは次の3つの“注意書き”です:

  1. 因果関係はまだ断定できない

    • CPAPを早く始める人は、もともと健康意識が高く、生活習慣も整っている可能性があります。

  2. 対象が「米国の退役軍人」

    • 多くが男性で、頭部外傷や毒物暴露、精神疾患など、一般人口と違う要因を多く抱えています。SMC España

  3. CPAPを“どれだけ真面目に使ったか”まではわからない

    • デバイスを持っているかどうかまではわかっても、毎晩ちゃんと装着していたかは記録されていません。ジャーナルネットワーク


つまり、

「CPAPをつければパーキンソン病を確実に防げる」
とまでは言えません。


しかし、睡眠時無呼吸を治療すると、パーキンソン病のリスク“も”下がっている可能性がある——
これは、すでに心血管リスクを下げることが知られているCPAP治療に、
「脳の健康を守るかもしれない」という理由が一つ加わった、という見方もできます。


5. SNSはどう反応したか?

ニュースが拡散されると、X(旧Twitter)、Facebook、RedditなどのSNSでもさまざまな声が上がりました。
実際の投稿を要約すると、だいたいこんな“空気”が混ざり合っています(ここでは典型的な反応を再構成しています):


■「CPAPサボってた勢」の衝撃

「マスクが煩わしくてサボってたけど、
パーキンソン病リスクって聞くとさすがにちゃんとつけようと思う…」

「夫のいびき+無呼吸を“ネタ”にしてた自分を反省。
ちゃんと受診させようって決めた。」

「めんどくさい」「ダサい」と敬遠されがちなCPAPですが、
“脳の病気のリスク”というワードは、多くの人の行動変容を後押ししているようです。


■ パーキンソン病当事者・家族の複雑な感情

「父はパーキンソン病で、昔からいびきがひどかった。
もしもっと早くこういう情報があったら…と思ってしまう。」

「既にパーキンソン病と診断されている人にとっては、
“だからなに?”と言いたくなるニュースかもしれない。」

「もっと早く知りたかった」というやるせなさと、
「いま診断されている人には直接の救いにならないのでは」という冷静な視点も見られました。


■ 医療者・研究者の“ノリすぎ注意”コメント

一方で、医師や研究者と思われるアカウントからは、こんな慎重な意見も。

「関連はかなり強そうだけれど、あくまで観察研究。
“いびき=パーキンソン病予備軍”みたいな煽りは危険。」

「睡眠時無呼吸を治療するメリットはすでに山ほどある。
新聞の見出しより、“総合的な健康投資”として考えてほしい。」

SNSではどうしてもセンセーショナルな見出しが拡散されがちですが、
「不安だけをあおらず、冷静に理解してほしい」というプロのメッセージも、
かなりの共感を集めていました。


■ 「睡眠=贅沢」から「睡眠=脳のインフラ」へ

興味深いのは、このニュースをきっかけに

「睡眠は“ご褒美”じゃなくて“インフラ”なんだな」

という投稿がバズっていたことです。

「徹夜自慢」や「ショートスリーパー武勇伝」の時代から、
「ちゃんと寝ることが自分の脳を守る最低限のメンテナンス」という価値観に
少しずつシフトしていることが透けて見えます。


6. 私たちが“今日から”できるチェックリスト

このニュースを読んで、過剰に不安になる必要はありません。
しかし、「放っておいていいいびき」など一つもない、というのは確かです。


次のようなサインが思い当たる人は、睡眠外来や耳鼻科などで相談を検討してもよいでしょう:

  • 寝ているときに呼吸が止まっていると言われたことがある

  • いびきが非常に大きい/途切れ途切れで苦しそう

  • 朝起きた瞬間から頭が重く、だるい日が続く

  • 日中に強い眠気があり、会議や運転中に意識が飛びそうになる

  • 高血圧・糖尿病・肥満を指摘されている


すでに睡眠時無呼吸と診断されている方へ

  • CPAPマスクがつらくて中断している場合は
    → 別のマスク形状や圧設定を医師と相談する価値があります。

  • 体重管理や禁煙、飲酒の見直しも
    → CPAPとセットで行うことで効果が高まります。sleeplessinarizona.com


7. それでも忘れてはいけない「3つの現実」

  1. パーキンソン病の多くは、睡眠時無呼吸“だけ”で決まるわけではない

    • 加齢、遺伝、生活習慣や環境要因など、多くの要因が絡み合うことが分かっています。News-Medical

  2. 絶対リスクは“そこまで高くはない”

    • この研究で示された差は、
      「1000人中、数人分の上乗せ・減少」といった規模です。
      不必要に恐れるより、「どうせ治療するなら、脳のためにも続けよう」くらいのスタンスで捉えるのが現実的です。ジャーナルネットワーク

  3. これはあくまで“第一報”ではなく、“流れが固まりつつある”段階

    • 過去にも、睡眠時無呼吸とパーキンソン病の関連を示唆する研究はありました。

    • ただし規模が小さかったり、結果が一致しなかったりしていました。

    • 今回の超大規模データは、その“モヤモヤした状況”に大きな一石を投じた、という位置づけです。SMC España


8. まとめ:いびきから「脳の未来」を考える

このニュースが突きつけているのは、
「いびき=パートナーの迷惑」ではなく
「いびき=自分の脳と体からの緊急メッセージかもしれない」という視点です。

  • 睡眠時無呼吸は
    → 心臓や血管だけでなく、脳の長期的な健康とも関わるかもしれない。

  • CPAPなどの治療は
    → 「夜よく眠れるようになる」以上に、将来の病気リスクを減らす投資になるかもしれない。

もちろん、診断や治療の具体的な判断は、
必ず専門の医師と相談する必要があります。


ただ一つ言えるのは、
「よく眠ること」はもう“贅沢”ではなく、“脳のインフラ”であるということ。


今夜、ベッドに入る前に
自分や家族のいびき・眠り方を、少しだけ真剣に見つめ直してみてもいいかもしれません。



参考記事

睡眠時無呼吸症候群がパーキンソン病と関連していることが新たな研究で判明
出典: https://www.nytimes.com/2025/11/24/well/mind/sleep-apnea-parkinsons-disease.html

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