メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

食用シイタケでも油断禁物! 「シイタケ皮膚炎」とキノコ食中毒を防ぐガイド

食用シイタケでも油断禁物! 「シイタケ皮膚炎」とキノコ食中毒を防ぐガイド

2025年12月06日 17:26

1. 食用キノコでも起こる「シイタケ皮膚炎」とは?

シイタケ皮膚炎は、生または加熱不足のシイタケを食べた数時間〜数日後に、上半身や腕などに線状の赤い発疹が出る皮膚障害です。


  • 猫にひっかかれたようなミミズ腫れ

  • 強いかゆみ

  • 体幹や首、腕に広がる

といった症状が典型的で、見た目のインパクトが大きく、かゆみも強いのが特徴です。


原因は、シイタケに含まれる成分が、加熱不十分の状態で体に入ることで起こる「毒性皮膚炎」の一種と考えられています。アレルギー検査が陰性でも起きることがあり、「普通に焼いて食べただけなのに…」というケースも少なくありません。



2. いつ・どうやって発症する?

発症のタイミングはおおむね以下の通りとされています。

  • 食後 12 時間〜5 日ほどの間に出ることが多い

  • とくに 2〜3 日後に症状が現れるケースが目立つ

すぐには出ないため、シイタケとの因果関係に気づきにくいのが厄介な点です。


量も「大量に食べたときだけ」ではなく、
・網焼きのシイタケを数個
・鍋に入ったシイタケを数切れ
といった軽い量でも、加熱不足であれば発症し得るとされています。



3. 毒キノコの食中毒との違い

キノコの食中毒には、大きく分けて 2 種類あります。


  1. 毒キノコによる食中毒

    • キノコそのものが毒を持つ

    • 誤って食べると、嘔吐・下痢・幻覚・肝障害など重い症状や死亡例も

    • 素人判断で「食べられる」と決めるのは非常に危険

  2. 食用キノコの調理・保存ミスによるトラブル

    • シイタケ皮膚炎や、腹痛・下痢などの消化器症状

    • 生食・半生・傷んだキノコが引き金になる


つまり、
毒キノコは「そもそも食べない」、食用キノコは「扱い方を間違えない」
この二つを守ることが大切です。



4. 食用キノコで起こり得る症状

4-1. シイタケ皮膚炎

  • 生〜半生のシイタケ摂取後、体幹〜腕などに線状の発疹

  • 強いかゆみ、見た目のミミズ腫れ

  • 多くは数日〜1 週間ほどで改善するが、治療には医師の診察が望ましい



4-2. 消化器症状

  • 生焼け・古くなったキノコなどで、腹痛・下痢・吐き気

  • 他の食材による食中毒と似た症状が出る



4-3. 食物アレルギー

  • シイタケやエノキなど特定のキノコにアレルギーを持つ人も

  • じんましん、唇や瞼の腫れ、呼吸苦などが出た場合はすぐ受診を



5. キノコを安全に食べるための基本ルール

5-1. 「中心までしっかり加熱」が大前提

キノコは野菜ではなく「菌類」で、生や半生では体を刺激する成分が残ることがあります。


  • 肉厚のシイタケは、半分に切るなどして火を通りやすくする

  • かさの裏のひだまで、しんなりして色が変わるまで加熱

  • 「見た目がまだ硬い・白い」と感じたらもうひと焼き

が安心です。



5-2. 電子レンジだけに頼らない

電子レンジは加熱ムラが起きやすく、中心部が半生のまま残ることも。

  • レンジ加熱の途中で一度かき混ぜる

  • 仕上げにフライパンや鍋で再加熱する

など、「レンジ+コンロ」で仕上げると安全性が高まります。



5-3. 保存は「早めに使う」か「加熱して冷凍」

  • 生のまま冷蔵庫に長期保存すると劣化しやすい

  • 使い切れない分は、軽くゆでる・炒めるなどしてから小分け冷凍

  • 冷凍したキノコも、調理時には必ず加熱して使う



6. 調理シーン別・シイタケの安心ポイント

6-1. 鍋料理

  • シイタケは早めに鍋に入れ、しっかり煮る

  • かさがぐっと縮み、ひだの色が変わるまで待ってから食べる



6-2. ホイル焼き・オーブン

  • ホイルを開けて、かさの厚い部分を箸で割り、中まで柔らかいか確認

  • 固さが残る場合は、再びホイルを閉じて加熱延長



6-3. バーベキュー・網焼き

  • 肉のついでではなく、キノコ専用にじっくり焼くスペースを確保

  • 表面だけ焦げて中が生にならないよう、火加減を中火寄りで長めに



7. こんなときは医療機関へ

7-1. 消化器症状

  • 強い腹痛、繰り返す下痢・嘔吐、発熱

  • 水分が取れない、ぐったりしている、血便が出る

などがあれば、早めに受診してください。



7-2. シイタケ皮膚炎が疑われるとき

  • 数時間〜数日前にシイタケを食べた

  • その後、上半身〜腕に線状の赤いミミズ腫れが多数出た

  • かゆみが強く、広がっている

といった場合は、皮膚科の受診をおすすめします。


「いつ・どのくらい・どんな調理法でシイタケを食べたか」をメモしていくと、診察がスムーズです。
※本記事は一般的な情報であり、診断・治療は必ず医師の判断に従ってください。



8. まとめ:正しく怖がって、おいしく楽しむ

  • シイタケ皮膚炎は、生〜半生のシイタケが引き金になる皮膚障害

  • 毒キノコとは別の問題で、「食用キノコでも扱い方を誤れば中毒が起こる」ことを知っておく

  • ポイントは

    1. 生では食べない

    2. 中心までしっかり加熱

    3. 傷んだキノコは無理に食べない

    4. 体調不良や発疹が出たら早めに受診


この4つを守れば、キノコはうま味と食物繊維たっぷりの心強い味方です。
この冬も、鍋やソテー、ホイル焼きなど、“よく火を通したキノコ料理”を安心して楽しみましょう。

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.