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現代自動車グループ、上期営業益で世界2位 初のVW超え

現代自動車グループ、上期営業益で世界2位 初のVW超え

2025年08月11日 11:16

2025年上期、現代自動車グループ(ヒョンデ+起亜)が世界の「利益ランキング」で歴史的な順位を更新した。営業利益でフォルクスワーゲン(VW)を上回り、トヨタグループに次ぐ世界2位に到達。EV減速や米国の関税という難所を、在庫・生産の機動運用と利益重視の商品構成で乗り切った格好だ。 Korea Joongang Daily


数字で読む“逆転”

業界データによると、現代・起亜の上期連結営業利益は13.01兆ウォン。一方のVWは66億ユーロ(約10.86兆ウォン)で、現代が初めて上期ベースで逆転した。なお、トップの座はトヨタグループが維持している。利益率で見ても、現代は8.7%と報じられ、トヨタの9.2%に次ぎ、VWの4.2%を上回ったと伝えられている。これは“たまたまの一勝”ではなく、収益体質の強化が広範に進んだことを示唆する。 Korea Joongang Dailyチョスンビズ


現代が勝った理由:スピードと選択肢

今回の躍進を支えたのは、①米国関税ショックをにらんだ在庫・生産のアジャイル運用、②北米・韓国の基盤市場での粘り強い販売、③ハイブリッド(HEV)を中心に“売れる電動車”へと重心を移した商品ミックスだ。現代は第2四半期の売上高が過去最高を更新しつつも、営業益は減益と発表している。つまり“売れているのに利益は下がる”という厳しい環境下で、それでも上期累計では大手を逆転するだけの収益を確保した、という構図である。会社側は電動化モデルの販売が前年同期比36.4%伸びたと説明しており、EVよりも足の速いHEVがポートフォリオの安定剤になった可能性が高い。 hyundai.com


それでも消えないリスク:関税の影

もちろん、バラ色一色ではない。現代は第2四半期の営業利益が関税の影響で減少し、「当面さらに悪化する恐れ」に言及している。米国の自動車・部品関税はサプライチェーンのコストを押し上げ、値上げか利益圧迫かの“二択”を迫る。現地報道では韓国の部品サプライヤーの収益率が低く、負担が下位層に集中しやすい構造も指摘される。グループ全体としては北米生産のローカライズ加速や、価格・販促政策の練り直しが不可欠だ。 ReutersKorea Joongang Daily


VW側の失速も逆転の一因

今回の“逆転劇”は現代の奮闘だけではない。VWは2025年上期、営業利益が前年同期比で約33%落ち込み、66億ユーロにとどまった。中国での競争激化や関税コスト、モデル移行期の負担が重くのしかかっている。市場シェアの大きさが必ずしも利益の大きさに直結しない典型例で、企業体質の“軽さ”と資本効率が問われる局面だ。 ヤフーファイナンス


SNSの反応を拾う:称賛と懸念のツイートが交錯

ニュースは各国メディアのX(旧Twitter)アカウントでも拡散。韓国メディア経由の配信に加え、インドの経済メディアZeeBizも速報した。タイムラインを眺めると、主に次の3パターンに収れんする。

  • 「ついにVWを超えた。HEVの勝ち筋が見えた」(称賛・戦略評価)

  • 「でも関税で第3四半期以降は厳しいのでは?」(先行き警戒)

  • 「利益は2位でも、販売台数ではVWがまだ上だよね」(冷静な比較)

具体的には、Yonhap(聯合ニュース)やZeeBizの投稿が速報の“拡散源”となり、多くの引用・再掲を誘発した。投資家アカウントからは「利益率8%超は評価できるが、米国政策次第」とのコメントが目立ち、ファン層からは「Ioniq/EV6の認知浸透が効いた」といった見方が並ぶ。いずれも、祝賀ムードと実務的な懸念が同時進行しているのが今の空気だ。 X (formerly Twitter)

 



短期の注目点:3つのチェックリスト

  1. 価格とインセンティブ:関税分をどこまで価格転嫁できるか。販促強化はシェアを守る一方で利益率を毀損しやすい。

  2. 現地化のスピード:北米生産・調達のローカル化でコスト台風をどこまで避けられるか。

  3. 商品ミックス:HEVの厚みと、欧州を中心とするEVの回復時期。現代は「売れる電動化」を示したが、規制・競争の加速で再調整は続く。


中長期の視界:勝者の条件

今回の2位浮上は“戦術の勝利”であると同時に、企業体力の証明でもある。トヨタに次ぐ利益を持続できるかは、(1)北米での関税リスクの封じ込め、(2)電動化の過渡期における投資効率の最大化、(3)中国・欧州での価格競争への向き合い方、の3点に懸かる。VWの苦戦が示すのは、販売規模の大きさよりも「どれだけ効率よく稼げるか」が問われる時代に変わった、という事実だ。現代はその“新しい物差し”で、いま確かに前に出ている。 ヤフーファイナンス


参考記事

現代自動車グループの上半期営業利益、世界で2位に フォルクスワーゲンを上回る
出典: https://www.zeebiz.com/companies/news-hyundai-motor-groups-h1-operating-profit-second-globally-surpasses-volkswagen-375946

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