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IKEAが「スマホ用のベッド」を作った理由 ─ “寝不足社会”に刺さる小さな仕掛け

IKEAが「スマホ用のベッド」を作った理由 ─ “寝不足社会”に刺さる小さな仕掛け

2026年01月05日 00:06
image:YouTube「Phone Sleep Collection」(IKEA UAE)より


スマホを“寝かしつける”という発想が、なぜ今ウケるのか

夜、ベッドに入った瞬間から始まる“無限スクロール”。動画を1本だけ…のつもりが、気づけば時計は深夜。多くの人がうすうす「このままじゃ睡眠が削られる」と分かっていながら、スマホを手放せない——そんな現代の習慣を、IKEAがまさかの方法で突いてきた。


その名も**「Phone Sleep Collection」**。主役は人間ではない。スマホが寝るための、ミニチュアベッドだ。 COMPUTER BILD



IKEA「Phone Sleep Collection」って何?

独メディアComputer Bildなどが紹介したのは、IKEAがYouTube動画で披露した“新コレクション”の第一弾。見た目は木製フレームの小さなベッドで、スマホ(例:6.3インチ級)をすっぽり寝かせられるサイズ。さらにポイントは、ベッド側にNFCチップが仕込まれていることだ。 COMPUTER BILD


やりたいことはシンプルで、「手が届く場所にあるから触ってしまう」なら、スマホにも“定位置(寝床)”を作って距離を置こうという考え方。IKEAはこれを、単なる啓発ではなく“遊び”として設計している。



仕組み:スマホを置くだけで“休んだ時間”を計測

このミニベッドは、置物で終わらない。IKEA UAEアプリと連動し、スマホをベッドに置くとNFCで認識、どれくらい触らずにいられたかを裏側でトラッキングする。MacRumorsのまとめでは、アプリの導入から計測の流れ(通知→バックグラウンドで計測)が具体的に説明されている。 MacRumors


そして“ゲーム”の条件は明快だ。

  • 毎晩7時間、スマホを触らずに休ませる

  • それを7日連続で達成

  • クリアすると**IKEAのクーポン(AED100)**がもらえる COMPUTER BILD

「7時間×7日」という分かりやすさが、禁欲ではなく“チャレンジ”に変換されているのがうまい。



どこで手に入る?──現時点ではUAE限定、しかも“非売品”

気になるのは入手方法だが、ここが一番ハードルが高い。


報道によると、このミニベッドは販売品ではなく、特典(プロモーション)としての配布。しかも対象はアラブ首長国連邦(UAE)のみで、条件として約750ディルハム(約175〜200ユーロ相当)以上の買い物などが提示されている。 t-online


Computer Bildも「こちら(欧州)で買える見込みは不透明」としており、少なくとも現段階では“日本で気軽に買えるアイテム”ではない。 COMPUTER BILD



IKEAの狙いは“正論の押しつけ”ではなく、かわいい習慣化

この施策は、睡眠改善キャンペーンの顔をしつつ、実態はかなり高度なマーケティングだ。


Campaign Middle Eastでは、IKEA側(UAE)のコメントとして「睡眠は重要なのに見過ごされがち」「スマホは寝室に入り込んだ招かれざる客」という趣旨の発言が紹介されている。 Campaign Middle East


つまりIKEAが売りたいのは、ミニベッドそのものというより、“ちゃんと寝よう”という気分と、それをIKEAの寝具・寝室提案に結びつける導線だ。


  • スマホをベッドに“寝かせる”

  • その結果、自分も眠れる

  • 達成したらクーポンでIKEAへ戻ってくる

この往復運動が、プロモーションとして綺麗に設計されている。



SNSの反応:かわいい!欲しい!…でも「それ、組み立てるの?」で大喜利化

話題性の強い施策だけに、SNSでの反応も“らしさ”が出た。


1)「かわいすぎる」「普通に欲しい」派

海外ガジェット系メディアPocket-lintは、記事タイトルで**「これほど欲しいと思ったものはない」**というテンションで紹介。 “ミニチュア好き”や“机上の癒やし”層には刺さりやすい。 Pocket-lint


2)「ゲーミフィケーションとして上手い」派

Tom’s Guideでは、筆者が**「アイデアが大好き。目的ができて、ゲーミフィケーションになっている」**という趣旨で評価している。スマホ断ちを“我慢大会”にせず、達成感に変えるのが良い、という見方だ。 Tom's Guide


3)結局ここに帰る:「IKEAだから…組み立てるんだよね?」派

SNSで最も伸びやすいのは、やっぱり“お約束ネタ”。Quartzは、Phone Sleep Collectionについて**「(もちろん)IKEAだから自分で組み立てる」**という趣旨の一文を入れ、ツッコミどころとして扱っている。こういう大喜利が生まれるのも、ブランド文脈込みで完成しているキャンペーンの強みだ。 Quartz


4)「UAE限定なのズルい」「こっちでもやって」派

Computer Bildやt-onlineが書く通り、現状はUAE中心の限定展開。だからこそSNSでは「うちの国でも!」が起きやすい。限定性は不満も生むが、同時に**“欲しいのに手に入らない”が話題を延命**させる。 COMPUTER BILD



“寝る前スマホ”問題に、どこまで効く?(現実的な見立て)

もちろん、ミニベッドを買っただけで生活が変わるわけじゃない。けれど、この施策が上手いのは「正しいからやりなさい」ではなく、行動を1ステップ減らしている点だ。


  • スマホを触らない → 意志が必要

  • スマホをベッドに置く → 行動が具体的で簡単


さらに“睡眠”に関しては、一般に夜間の強い光(特にブルーライト)がメラトニン分泌を抑える可能性が指摘されている(ただし個人差や研究条件もある)。Sleep Foundationは、就寝前のブルーライト曝露がメラトニンを抑制し得ると説明しており、Harvard Healthも夜のブルーライトがメラトニン分泌に強く影響し得る点を紹介している。 Sleep Foundation


IKEAのミニベッドは医療機器ではないが、少なくとも**「寝床にスマホを持ち込まない」**という習慣づくりを、かわいく・面白く・続けやすくする装置としては理にかなっている。



日本で真似するなら:ミニベッドがなくても“仕組み”は作れる

UAE限定で手に入らない今、発想だけ輸入するならやり方はある。

  • 寝る前の置き場所を固定(ベッドから手の届かない棚・玄関・別室など)

  • おやすみモード/集中モード/通知オフを自動化(時間で切り替え)

  • 充電場所=スマホの寝床にして「置いたら終わり」をルール化


要は“スマホの定位置”を作って、寝室での存在感を薄めること。IKEAのミニベッドがヒットしたのは、その定位置を誰でも一瞬で理解できる形にしたからだ。



まとめ:小さなベッドが映したのは「睡眠」より「時代の疲れ」かもしれない

スマホのミニベッドは、突飛に見えて、実はかなり現代的だ。私たちは寝室にまで仕事やSNSを持ち込み、疲れているのに休めない。だからこそ「スマホも寝かせよう」という冗談みたいな提案が、妙にリアルに刺さる。


かわいい、欲しい、ネタになる。そこに“7時間×7日”という分かりやすいゴールと、達成報酬までついた。IKEAがこの小さなベッドで売っているのは家具ではなく、**“夜を取り戻す感覚”**なのかもしれない。 COMPUTER BILD


参考記事

IKEAが健康的な睡眠のためのミニベッドを発表
出典: https://www.computerbild.de/artikel/News-Internet-IKEA-Mini-Bett-gesunder-Schlaf-40458107.html

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