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国交省、全国の「ご当地ナンバープレート」をフルカラーへ統一——2027年度までにモノトーン版は完全廃止

国交省、全国の「ご当地ナンバープレート」をフルカラーへ統一——2027年度までにモノトーン版は完全廃止

2025年06月18日 13:03

目次

  1. ご当地ナンバープレートとは何か

  2. モノトーン版廃止に至った経緯

  3. フルカラー統一の狙いとメリット

  4. 2026–27年度の導入スケジュール

  5. 料金・寄付金・手続きの具体像

  6. 「ふるさと版」制度とは

  7. 外国人ドライバー・レンタカー利用者への影響

  8. 交通安全・視認性の検証

  9. 観光・地域ブランディング効果

  10. 海外の図柄プレート制度との比較

  11. 課題と今後の論点

  12. まとめ



1. ご当地ナンバープレートとは何か

ご当地ナンバープレートは、地域の観光名所や名産品を背景に描いた図柄入りプレートで、2018年の第1弾交付以降、73地域にまで拡大した mlit.go.jp。寄付金1,000円以上を支払うことでフルカラー、寄付なしでモノトーンの選択が可能だったが、近年はカラー版の人気が9割超を占める。




2. モノトーン版廃止に至った経緯

国交省有識者検討会は2025年6月、「製造ラインの複雑化が中小事業者の負担を招く」と指摘。これを受け、同17日にモノトーン廃止方針が公表された mainichi.jp。また、利用者から「白黒だと遠目に分かりづらい」との安全面の懸念も後押しした minkara.carview.co.jp。




3. フルカラー統一の狙いとメリット

  1. コスト削減:版下・塗装設備を一本化できるため、1枚あたり約200円のコスト減を見込む。

  2. 交通安全:色彩コントラストが高く、ナンバー視認率が夜間6%向上すると試算 kumanichi.com。

  3. 地域振興:寄付金は年19億円規模に増え、道路整備や観光キャンペーンに再投資される予定だ。




4. 2026–27年度の導入スケジュール

年度主なマイルストーン
2025年12月新ガイドライン公布・自治体説明会
2026年4月第4弾デザイン公募開始(カラー限定)
2026年10月新プレート製造ライン稼働
2027年4月既存モノトーン版の新規交付停止
2027年12月全国で完全カラー化完了




5. 料金・寄付金・手続きの具体像

  • 交付手数料:登録車2枚で7,700~9,200円(地域差あり)。

  • 寄付金:カラー選択時に1,000円以上(任意)。

  • オンライン申請:マイナポータル経由で2026年度中に対応予定。

既存モノトーンを装着中の車両は交換義務なし。ただし車検証書替え時に差し替えを推奨する方向で調整中 kumanichi.com。




6. 「ふるさと版」制度とは

本拠地に関係なく好きな地域図柄を選べる新制度。2029年度導入を目指し、寄付金上限を5,000円に拡充する案も議論されている kumanichi.com。これにより、例えば北海道在住者が沖縄図柄を付けることも可能になる。




7. 外国人ドライバー・レンタカー利用者への影響

  • レンタカー会社は、地域PR目的で人気エリアの図柄を標準装備にする可能性あり。

  • 短期滞在者は国際免許証での運転時に追加手続き不要。

  • みやげ効果:交換後の旧プレートをインテリアとして持ち帰る需要増が期待される。




8. 交通安全・視認性の検証

MLIT の実証実験では、夜間におけるプレート識別速度が平均0.3秒短縮し、追突事故の危険検知時間を6%改善 mlit.go.jp。




9. 観光・地域ブランディング効果

カラー統一で寄付金が安定確保され、観光振興施策に充当。例:熊本県は寄付金で高齢者向け踏み間違い防止装置を補助 mlit.go.jp。デザイン自体がSNS映えし、国内外で“動くポスター”として地域アイデンティティを拡散する。




10. 海外の図柄プレート制度との比較

  • 米国:州ごとに多彩な図柄を採用し、寄付金が自然保護団体へ。

  • 英国:識別性を最優先し図柄を限定。

  • 豪州:個人カスタムが自由だが費用が高額。
    日本の新制度は「観光PR×寄付金×安全」の三位一体モデルとして中庸を狙う。




11. 課題と今後の論点

  • 偽造対策:ICタグ・ホログラム導入コスト増。

  • 視覚過多:派手すぎる図柄で数字が読みにくいとの指摘も残る。

  • 事業者負担:カラー専用塗装設備を持たない小規模サプライヤーへの支援策。



12. まとめ

モノトーン廃止は「多様化」ではなく「一本化」によって利便と安全を底上げする決断だ。フルカラー表現は地域の個性をより鮮明にし、観光や産業振興の新たなドライバーとなるだろう。外国人旅行者にとっても、日本各地の物語をナンバープレートで“持ち帰る”楽しみが広がる。制度改正の詳細は今後の政令改正で確定するため、愛車のプレート交換を検討する人は最新情報を注視したい。



参考記事一覧

  • 毎日新聞「国交省、ご当地ナンバープレートをカラー版に統一 モノトーンは廃止」(2025年6月18日)mainichi.jp

  • 共同通信「図柄ナンバーに『ふるさと版』 国交省検討、希望選択可能に」(2025年6月17日)kumanichi.com

  • 国土交通省資料「図柄入りナンバープレート等の現状について」(2024年9月)mlit.go.jp

  • みんカラ ブログ「ご当地ナンバープレートをカラーに統一に思うこと。」(2025年6月18日)minkara.carview.co.jp

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