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ドイツで“雇用不安”が金融危機以来の水準に ― 16%が『仕事は不安定』、それでも広がらない絶望の理由

ドイツで“雇用不安”が金融危機以来の水準に ― 16%が『仕事は不安定』、それでも広がらない絶望の理由

2026年01月04日 00:06

「ドイツ人は不安に駆られているのか。それとも、静かに身構えているだけなのか」――。年明け早々に伝わってきたのは、雇用不安がじわりと増しているというニュースだった。


16%が「仕事は不安定」――“金融危機以来”の警戒感

報道によると、2025年に「自分の仕事は“とても不安定/やや不安定”」と答えたドイツ市民は16%。これは世界金融危機の影響が色濃かった2009年(22%)以来の高水準だという。前年からは3ポイント増、2023年比では5ポイント増と、上昇がはっきり見える。調査は2025年11月に1,000人超を対象に実施され、内容は独メディアなどを通じて伝えられた。 Ghana Business News


ただし、ここが重要なポイントだ。雇用不安が高まっている一方で、**84%は「自分の仕事は安全」**と回答し、**45%は「とても安全」**とまで答えている。EYドイツのヘンリク・アーラーズ氏も「雇用の安心感は徐々に低下しているが、一般的な“終末感”には程遠い」と述べ、景気が持ち直せば信頼が戻る可能性に言及している。 Ghana Business News


つまり現状は、“一斉にパニック”ではない。むしろ**「不安は増えたが、まだ耐えている」**という温度感に近い。


不安が刺さるのは「若者」と「低所得層」――数字が示す偏り

調査結果の内訳は、より示唆に富む。雇用不安は一様ではなく、若年層ほど強い。


  • 55歳超:不安は10%

  • 36〜45歳:17%

  • 35歳未満:21%(5人に1人超) Ghana Business News


そして、所得による差はさらに大きい。

  • 年収2.5万ユーロ未満:不安は36%

  • 年収7万ユーロ超:8% Ghana Business News


この構図は、景気の悪化が「誰にとっても同じ痛み」ではないことを示す。生活防衛の余力が小さい層ほど、雇用の揺らぎが直接的に生活不安へとつながりやすい。


“仕事の不安”は“家計の不安”とセットで膨らむ

雇用不安と並行して、家計見通しも冷えている。新しい年に「使えるお金が増える」と期待する人は**17%**にとどまり、26%は悪化を懸念する。アーラーズ氏は「自分の家計にも経済全体にも懐疑的で、大きな買い物を控える人が多い」と語る。 Ghana Business News


ここには、景気に対する“心理の連鎖”がある。


雇用が不安 → 支出を抑える → 企業売上が伸びない → 投資・採用が慎重になる → さらに雇用不安が強まる。
現段階で「絶望」に至っていないからこそ、この連鎖が太くなる前に止められるかが焦点になる。


背景にあるのは「景気停滞」と「人員調整の現実味」

なぜ今、雇用不安が再び目立つのか。背景には、製造業の停滞と、業界ごとの“削られ方”がある。

たとえば製造業の景況感を映す指標では、ドイツの製造業が年末にかけて一段と弱含み、輸出の落ち込みなどが重荷になったと報じられている。 Reuters


さらに、ドイツの経済危機が長引くなかで、業界団体の多くが2026年の雇用削減を見込むという調査も出ている。 Reuters


そして象徴的に語られやすいのが、自動車関連を中心とした人員削減の話題だ。Boschをめぐっては、雇用確保の枠組みがある一方で、現場に不安が広がっていると伝えられ、労組側が強く反発する場面も報じられている。 DIE WELT


「不安はある。でも、明日いきなり職を失うと決まったわけではない」
この“宙ぶらりん”の状態が、心理的には最も消耗しやすい。


「政治の仕事は、安心のサインを出すこと」――社会団体の注文

報道では、ドイツ社会協会が「家賃が払えるか」「月末に冷蔵庫が満たせるか」「暖房費」「貧困にならずに暮らせる仕事」などが人々の最大の関心だと指摘し、年金・医療・介護といった改革の必要性を認めつつも、政治には“安心と信頼の明確なシグナル”が求められる、と訴えている。 Ghana Business News


ここでいう「シグナル」は、単なる景気の掛け声ではない。家計が安心してお金を使える見通し、企業が投資に踏み切れる制度設計、労働移動を支える職業訓練――要は、不安を“放置しない”という可視化だ。



SNSの反応:広がるのは“悲観”より“実感”と“怒り”

今回の話題はSNSでも拡散した。ただし、空気は「一斉に絶望」というより、**“なるほど、体感と一致する”**という反応が目立つ。


1)ニュース拡散型:「16%は高い」「でも大半は安全認識」

X(旧Twitter)では、調査結果をそのまま共有する投稿が複数見られた(「雇用不安が2009年以来」など)。 X (formerly Twitter)

 



このタイプの投稿の多くは感情を煽るというより、「数字としてこう出た」という共有に近い。


2)産業不安と直結:「結局、製造業が持たないと雇用も揺れる」

自動車・サプライヤーの人員削減(Stellenabbau)に絡めて語る投稿も多い。Bosch関連の削減が報じられると、危機感を込めて拡散するアカウントもあり、雇用不安の“根拠”として扱われがちだ。 X (formerly Twitter)


3)当事者型(掲示板系):「若者が割を食う」「採用が止まっている」

Redditでは、Boschの大規模削減に関するスレッドで、**「“社会的配慮”の名のもとに若者が負担している」**といった趣旨のコメントが見られた。固定契約を渡り歩く不安や、採用凍結の体感が語られており、数字より“暮らしの肌感”が前面に出る。 Reddit



これから何が起きる?――鍵は「不安の偏り」をどう薄めるか

今回の調査は、ドイツが“全面的な雇用崩壊”に入ったと断じるものではない。84%が自分の職を安全と見ている事実は重い。 Ghana Business News


しかし同時に、若者・低所得層で不安が突出しているのも事実だ。 Ghana Business News


景気が弱い局面では、痛みが均等に分配されない。
だからこそ政策も企業の対応も、「平均」を見て安心するのではなく、不安が集中する層を狙い撃ちで支える必要がある。雇用不安は、放っておくと支出を冷やし、企業活動を鈍らせ、自己実現的に悪化していく。 Ghana Business News


金融危機の時のような“急落”ではなく、“じわじわ不安が染みる局面”だからこそ、手遅れになる前に「安心の設計図」を示せるか。2026年のドイツ経済は、その一点にかかっている。



参考記事

調査によると、ドイツの雇用に対する懸念が金融危機以来の最高水準に達していることがわかりました。
出典: https://www.ghanabusinessnews.com/2026/01/02/survey-finds-german-job-concerns-at-highest-level-since-financial-crisis/

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