「ヨーカドーのポッポ」はまだ生きている――“昭和の軽食処”のさりげない進化

「ヨーカドーのポッポ」はまだ生きている――“昭和の軽食処”のさりげない進化

目次

  1. ポッポとは何か?——ヨーカドー発の軽食ブランド

  2. 昭和の思い出:ポッポが築いた“家族の味”

  3. 店舗数の推移と閉店ラッシュ

  4. なぜ生き残ったのか?——ポッポの強みと愛される理由

  5. メニューの変遷:定番と新顔

  6. インバウンド視点:外国人旅行者にも刺さるポッポの魅力

  7. 実際に訪れてみた:最新店舗レポート

  8. ポッポと他チェーンとの違い

  9. SNSとノスタルジア戦略:Z世代の間で再評価?

  10. 日本文化のミニチュアとしてのポッポ

  11. お土産としての“食体験”——ポッポを旅程に組み込む提案

  12. これからの課題と展望——復活の兆しは?

  13. まとめ:ただのB級グルメではない、日本の“情景”としてのポッポ



1. ポッポとは何か?——ヨーカドー発の軽食ブランド

1972年、イトーヨーカドーの店内で誕生した「ポッポ」。もともとは家族連れの買い物客向けに、お手軽な軽食を提供する目的で設けられた。最盛期には100店舗以上を構え、焼きそば、たこ焼き、今川焼き、ソフトクリームなど、いわゆる“縁日メニュー”を手頃な価格で提供していた。

2. 昭和の思い出:ポッポが築いた“家族の味”

昭和〜平成初期にかけて、ヨーカドーに行く=ポッポに寄るという文化が根付いていた。買い物終わりの「ごほうび」ソフトや、母子で分け合う焼きそばは、多くの日本人にとって“食の記憶”の一部だ。

3. 店舗数の推移と閉店ラッシュ

2000年代以降、ヨーカドーの店舗閉鎖や、フードコートの大手チェーン化に伴い、ポッポも徐々に縮小。2020年代に入ると、閉店が相次いだが、現在でも数十店舗が継続中。

4. なぜ生き残ったのか?——ポッポの強みと愛される理由

・価格の手ごろさ(焼きそばが300円台)
・注文から提供までのスピード
・子供連れや高齢者に優しい導線
・メニューのアレンジ自由度

昭和的な“ダサかわ”デザインも逆にZ世代にウケている。

5. メニューの変遷:定番と新顔

・不動の人気:焼きそば、たこ焼き、ソフトクリーム
・新登場:冷やし中華や台湾風メニュー(2020年代〜)
・地域限定メニューや季節メニューも存在

6. インバウンド視点:外国人旅行者にも刺さるポッポの魅力

・ローカル感のある日本食体験
・英語メニュー対応店舗あり
・“レトロ喫茶”とは異なる昭和感

旅先での“生活者体験”としての価値が高い。

7. 実際に訪れてみた:最新店舗レポート

千葉県・イトーヨーカドー船橋店のポッポを訪問。券売機で注文、清潔な店内、提供まで5分以内。焼きそばは昔ながらの味に近く、たこ焼きも外カリ中トロで健在。

8. ポッポと他チェーンとの違い

比較項目ポッポフードコート大手(例:銀だこ、丸亀製麺)
値段安い中価格〜高価格
雰囲気昭和現代的
メニューお祭り風和・洋・中

9. SNSとノスタルジア戦略:Z世代の間で再評価?

Instagramでは「#ポッポ昭和」で再ブーム。ノスタルジー投稿やレトロ飯アカウントでも人気。TikTokでは「親と行った味を自分の子に」という投稿が話題に。

10. 日本文化のミニチュアとしてのポッポ

「懐かしい・おいしい・安い」が揃う稀有な空間。観光ガイドには載らない、しかし日本人の“生活の中の文化”を体感できる場として、文化的意義は大きい。

11. お土産としての“食体験”——ポッポを旅程に組み込む提案

「旅行で食べるB級グルメ」としてポッポをピックアップ。インバウンドツアーの一環として「レトロデパート飯体験ツアー」などに組み込む価値がある。

12. これからの課題と展望——復活の兆しは?

・地方ヨーカドーでの新規展開の噂あり
・フランチャイズ展開の可能性
・SNS連携による再ブランディングが鍵

13. まとめ:ただのB級グルメではない、日本の“情景”としてのポッポ

ポッポは単なる軽食屋ではなく、日本の昭和から続く生活文化そのものである。縮小傾向にあるとはいえ、静かな進化を続けながら、今も“心のよりどころ”として存在し続けている。



参考記事一覧(外部リンク・日付順)