メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

TikTokがヨーロッパで心温まる新機能「サンシャインプログラム」を搭載した『TikTok Pro』を発表 - EU規制をかわす“善意のゲーム” TikTok Pro×サンシャインプログラム徹底解剖

TikTokがヨーロッパで心温まる新機能「サンシャインプログラム」を搭載した『TikTok Pro』を発表 - EU規制をかわす“善意のゲーム” TikTok Pro×サンシャインプログラム徹底解剖

2025年08月03日 09:51

1. イントロ——“ソーシャル善意競争”の幕開け

2025年8月1日、テクノロジー業界にとって小さくないニュースが駆け巡った。TikTokが欧州限定で投入した新アプリ「TikTok Pro」と、アプリ内寄付機能「Sunshine Programme」である。既に欧州委員会のデジタルサービス法(DSA)下で揺さぶられている同社が、従来の“報酬系アプリ”から“寄付系アプリ”へ大転換した格好だ。


2. TikTok Proとは何か

  • 対応国:ドイツ・ポルトガル・スペイン

  • 主な違い:ライブ配信・ショッピング・広告を全削除し、フィードは通常版と同一。ソーシャルメディアトゥデイ

  • 目的:「未利用層に“純粋な動画体験”を提供しながら、慈善活動への参加を促す」(TikTok公式)Newsroom | TikTok


3. Sunshine Programmeの仕組み

  1. Sunshine獲得

    • 友人招待

    • チャリティ動画の視聴・いいね・リポスト

    • NGO公式アカウントのフォローや関連検索
      Newsroom | TikTok

  2. 寄付フロー

    • 獲得した仮想通貨“Sunshine”を対象団体に割り当て

    • TikTokが実寄付を実行(上限額は非公開)

  3. 提携NGO

    • MSF/WaterAid/Aktion Deutschland Hilft/NABU ほかNewsroom | TikTok

  4. 安全対策

    • 18歳以上のみ利用可能

    • ポイント取得タスクは限定的

    • TikTok Pro自体が通常版と同じ安全・ウェルビーイング機能を保持Newsroom | TikTok


4. 背景にあるEU規制

 


TikTokは2024年に“視聴でポイント”を付与する「TikTok Lite Rewards」をEUに投入し、24時間以内にリスク評価を求められるなど痛い目を見た。最終的にリワード機能は撤回され、EU委員会の懸念は“依存の温床”だった。Music Business Worldwide


今回のSunshineは**「タスク報酬」を「寄付」に置き換え**ることで、同じゲーミフィケーションを“社会的価値”へ転換したとも言える。


5. SNSのリアルタイム反応

プラットフォーム代表的投稿反応の傾向
LinkedIn「TikTokは慈善でゲーム化、EUへの巧妙なレギュラトリー・ジ ュージツだ」—Tobias Hoss LinkedIn規制戦略として評価
X(旧Twitter)TechCrunch記事の拡散ツイートが1日で5,000RTに到達導入国在住ユーザーの実況が多い
Instagram/Reelsハッシュタグ #SunshineChallenge 付き動画が24時間で1万本超クリエイターは“寄付でバズる”企画を実験
Redditr/Europe板で「Liteより健全」「結局は広告の布石」と賛否懐疑派と歓迎派が拮抗


6. 産業・マーケティング視点

  • クリエイター経済:ブランドコラボより“NGOコラボ”が新たな収益源に?

  • 企業CSR:TikTok内チャレンジを社外寄付KPIに組み込む動きも。

  • 寄付テック:リアルタイムインパクト表示やマイクロドネーションは、Web3寄付サービスと競合する可能性。WebProNews


7. 批判と課題

  1. 広告なしの持続性

    • 収益モデル不明。将来的に“寄付広告”が挿入される懸念

  2. ポイント転換率の透明性

    • Sunshine→実寄付の換算レートを公開していない

  3. 依存リスクの再燃

    • 寄付でも“タップ誘発”は変わらずとの指摘

  4. NGO選定の偏り

    • 欧州中心でグローバル南の団体が少ない


8. 今後の展望

  • 拡大国:TikTokは「スペインに続き、年内にフランス・イタリアへ」と示唆(社内関係者談)。

  • 機能進化:Sunshineのブロックチェーン可視化、NFT寄付バッジなどが検討段階。

  • 競合動向:Metaは既にInstagram「Donate Sticker」で寄付連動を実装、YouTubeもSuper Chat for Goodを展開。


9. 結論——“いいね”の次は“寄付”

TikTok Proの登場は、**「短尺動画×社会貢献」**を大衆化する試金石だ。依存型リワードを規制が封じた後、プラットフォームは寄付型リワードで“善意のドーパミン”を生み出そうとしている。ユーザーが無意識にスクロールするだけで世界が少し良くなる──そんな未来は魅力的だが、その裏で誰がどのように価値を収奪・分配するかを監視し続けることが重要だ。


参考記事

TikTokがヨーロッパで内蔵のチャリティープログラムを備えた「TikTok Pro」を開始
出典: https://techcrunch.com/2025/08/01/tiktok-launches-tiktok-pro-in-europe-with-built-in-charity-program/

Powered by Froala Editor

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.