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“上座・下座”完全ガイド:外国人ビジネスパーソンが戸惑わない日本式“席次”の心得

“上座・下座”完全ガイド:外国人ビジネスパーソンが戸惑わない日本式“席次”の心得

2025年06月12日 23:49

目次

  1. 上座・下座とは何か――歴史と哲学

  2. 会議室レイアウト別・基本の席次マップ

  3. シチュエーション別ケーススタディ
     3-1. 役職が混在する社内会議
     3-2. 取引先を迎える打合せ
     3-3. 多国籍チームでのハイブリッド会議

  4. 序列を決める三つの軸:役職・社歴・年齢

  5. よくある誤解とトラブル事例

  6. 上座・下座が生む“心理的安全性”――日本流ホスピタリティ考

  7. 海外との比較:ヒエラルキー文化の違い

  8. オンライン会議での“デジタル席次”

  9. 実践チェックリスト10項目

  10. まとめ――柔軟なリスペクトの形



1. 上座・下座とは何か――歴史と哲学

1-1. 起源

武家社会の「床の間を背に座るのが客」という作法が、明治期に洋式テーブルに転化して現在の会議室席次が定着したとされます。上座は「もっとも安全かつ静かな場所に要人を置く」ための配置であり、もてなす側の犠牲(=動きやすさ)を前提に成立しています。 americanexpress.comxn--pckua2a7gp15o89zb.com


1-2. “ヒエラルキー”と“ケア”

西洋的ヒエラルキーは権威の誇示ですが、日本の席次は「おもてなし」と不可分です。“ホストが自ら不便を引き受ける”というケア倫理が内在しています。




2. 会議室レイアウト別・基本の席次マップ


  • 長テーブル対面式(6〜12人)

    • 入口に最も遠い奥側中央が最上座。

    • 上座側の左右は役職順(社長→役員→部長…)。

    • 下座側入口寄り2席はホスト企業の窓口担当が座る。 kaigishitu.com


  • コの字型レイアウト

    • 入口から遠く中央に面する側の真ん中。

    • 席順は中央>中央右>中央左の順。


  • 丸テーブル

    • 入口を背にする位置が上座。次点はその右隣。


  • 応接室ソファ

    • 一人掛けソファと三人掛けがあれば、一人掛けが上座。 minnanospace.com

各図の詳細な座席番号は図解(省略)を参照してください。



3. シチュエーション別ケーススタディ

3-1. 役職が混在する社内会議

部長がプレゼンターで、顧問と課長が同席する場合など。発表者がホスト役を兼ねるケースでは、発表者が下座に座り、顧問を上座中央へ。



3-2. 取引先を迎える打合せ

相手企業が二名来訪、自社三名の場合の典型配置:
| 入口 | 下座A(自社窓口) | 下座B(自社若手) | 下座C(自社発表者) ||| 上座B(相手役職低) | 上座A(相手役職高) | 奥壁面 |


入口側テーブル下座の三人が自社、奥側上座の二人が顧客。



3-3. 多国籍チームでのハイブリッド会議

外資系との合同プロジェクトでは「役職優先」「国籍配慮」「オンライン画面の配置」という三つ巴の調整が必要。日本企業がホストの場合でも、全員が納得できる“中央寄せ”レイアウトにすることで文化衝突を回避できます。




4. 序列を決める三つの軸:役職・社歴・年齢

最優先は役職。同職なら社歴、同社歴なら年齢で決定するのが慣例です。ただし、近年はジェンダーやダイバーシティへの配慮から年齢序列を敢えて曖昧にする企業も増えています。 americanexpress.com




5. よくある誤解とトラブル事例

誤解実際影響と回避策
「ホストが上座に座るべき」上座はゲストのための席相手に動いてもらう形は非礼。ホストは下座でアシスト
「空いているならどこに座ってもOK」入室順ではなく席次が優先先に入った若手が入口付近に座って調整
「オンラインだから席次は不要」カメラ配置が“席”に相当画面共有者=ホストが下段、招いた相手を上段中央






6. 上座・下座が生む“心理的安全性”――日本流ホスピタリティ考

席次は形式的に見えて、実は話しやすい空気と合意形成のスピードを生む装置。上座に座る相手は“聞く側”に集中でき、ホストは“支える側”として機敏に動ける。結果として会議の効率性と満足度が向上します。




7. 海外との比較:ヒエラルキー文化の違い

  • 欧米(フラット文化)

    • 役職よりもファシリテーター中心配置。

    • “Head of table”に必ずCEOとは限らない。


  • 東南アジア(権威重視融合型)

    • 年長者や宗教指導者が上座。


  • 中東(ゲスト重視)

    • 最上座を訪問客に譲る点は日本と共通だが、座席順は部族・家族単位で決まることも。



8. オンライン会議での“デジタル席次”

Zoom/Microsoft Teams 等では、画面左上/上段中央が“上座”。ホストはスピーカービューを活用してゲストを中央に固定する設定が推奨されます。背景画像を統一し、上下段の差を心理的に和らげる工夫も有効です。




9. 実践チェックリスト10項目

  1. 入口位置を必ず確認する

  2. 役職序列を事前に一覧にする

  3. 自社先着者は入口側に座って“場所取り”

  4. 名刺交換後に席次を再調整

  5. 会議後のコーヒーサーブはホストが行う

  6. 同格同志は “どうぞ合議” で譲り合う

  7. 多国籍メンバーには簡易図を配布

  8. オンラインは画面配置を固定設定

  9. 帆布バッグやコート置き場を下座側へ

  10. 撤収時もゲスト退室が先、ホストが最後



10. まとめ――柔軟なリスペクトの形

日本の席次マナーは“相手を奥に招く”というホスピタリティの表れです。絶対的なルールではなく、相手を尊重し、自分が動くという姿勢さえ保てば、多少の“座り違い”は許容されます。外国人ビジネスパーソンは形式に縛られすぎず、「迷ったらホスト側が動いて譲る」ことを覚えておけば、大きな失敗は避けられるでしょう。




参考記事一覧

  • Yahoo!ニュースエキスパート「なんでお前がそこに座ってるんだ! 社会人が覚えておきたい“会議室での上座下座”」(2025-06-12)

  • American Express Good News「上座・下座とは?席次の考え方をビジネスシーンの事例で解説」 americanexpress.com

  • 会議HACK!「会議室での上座・下座はどこ?座る位置の基本ルール」 kaigishitu.com

  • みんなのスペース「レイアウト別!会議室の上座を徹底解説」 minnanospace.com

  • MyNavi Agent Canvas「図解:上座・下座とは?席次の基本と決め方をシーン別に解説」 mynavi-agent.jp

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