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金価格が下落──「金バブル終了」なのか、それとも健全な調整か

金価格が下落──「金バブル終了」なのか、それとも健全な調整か

2025年10月25日 10:48

1. 直近の下落はなぜ起きたのか

1-1. 価格の実測:最高値からの巻き戻し

  • 10/16〜20:金は史上最高値圏に到達(4,300ドル台)。

  • 10/21〜24:利益確定と指標前の調整で4,100ドル前後に下落。ロンドン・フィックスの連続データでも、20日AM 4,252.75→24日PM 4,104.40と確認できます。 GoldSilver



1-2. ニュースフロー:利益確定・イベント前の様子見

  • インフレ統計や米金利見通し前に、年初来で大きく乗っていたポジションの手仕舞いが出た(いわゆる“利確主導の反落”)。複数の速報で同様のトーン。 Reuters+2Reuters+2



1-3. 構造要因:需給は依然タイト

  • 2025年は需要が強い。中央銀行の買い越しや投資需要(ETF流入)が下支え。2024年の世界需要は過去最高に近く、25年も不確実性が支えに。 Reuters

  • 10月8日にはついに4,000ドル台を突破。年内45回目の過去最高更新という勢いで、投資需要・地政学・ドル動向などがドライバー。直近の下げは「過熱の冷却」とも読める。 World Gold Council


小括:短期は過熱の反動、長期は構造的な需要の強さ——これが足元相場の「二層構造」です。



2. 日本と海外(ドル建て)で何が違う?

2-1. 円建て価格は“別世界級の高値圏”

  • 国内店頭価格は2万2,000円/g台を更新。10/24の田中貴金属公表値は22,328円/g(税込)。円安や世界的上昇の二重効果で、日本の実感価格は依然ピーク圏です。 田中ゴールド

  • 需要過熱の象徴として、国内最大手が小型ゴールドバーの販売を一時停止するほど。 ブルームバーグ



2-2. 円相場の影響

  • 円は10月序盤に150円台まで下落する局面があり、日本の金価格を一段と押し上げました。政治・金融政策期待をめぐる円のボラティリティは、日本の金価格に増幅効果をもたらします。 フィナンシャル・タイムズ+1



2-3. 海外では“ドル・金利・地政学”が主役

  • 海外市場では、米インフレや金利の行方、ドル指数、地政学リスクのニュースで価格が機敏に反応。イベント前のポジション調整→戻りといった値動きが典型です。 Reuters+1



3. 今後6〜12か月の3つのシナリオ(確率ではなく“条件”で見る)

シナリオA:高値圏レンジ(4,000±300ドル)

  • 条件:米インフレの減速が続き、ドルは中立圏。地政学リスクは燻り続けるがエスカレートせず。中央銀行の買い越し・ETF流入は持続。

  • 日本の影響:円が140〜150の広いレンジで揺れ、円建て価格は2万円台で高止まり。国内実需は高値慣れで分散(積立・地金・インゴットの品薄は局所的に継続)。

  • 投資スタンス:積立・押し目拾い、短期は逆張りと順張り双方のレンジ戦略。



シナリオB:再上昇(過去高値再トライ)

  • 条件:米利下げ前倒し観測、地政学ショック、ドル安進行。

  • 日本の影響:円安なら円建ては過去最高更新の可能性。需要過熱→供給制約(小型バーの品薄など)が再発。

  • 投資スタンス:保有の軽量化(利確・買い直し)やヘッジの検討。



シナリオC:一段安の調整(3,700〜3,900ドル)

  • 条件:米インフレ粘着→金利高止まり、ドル高回帰、投資需要の失速。

  • 日本の影響:円高進行なら円建ての下げ幅が増幅。一方、円安なら円建ての下げは緩和。

  • 投資スタンス:ドル建てリスクを気にするなら為替分散、買い増しは時間分散(積立)を徹底。



4. 投資家タイプ別チェックリスト(実務)

4-1. 初心者・積立派

  • 定率/定額積立で“時間分散”。イベント前後の乱高下に翻弄されない。

  • 税制とコスト:販売手数料、スプレッド、保管料、為替費用を総合で比較(現物・地金、純金積立、ETF)。

  • ETFの比較(例):海外ではGLD/IAU等、日本では国内上場ETF(為替ヘッジ有無)を把握。※商品選定は自己責任。基準価額のプレミアム/ディスカウントをチェック。



4-2. トレンド追随・短期派

  • イベントカレンダー(米CPI、雇用、FOMC、地政学ニュース)前後のボラを前提にポジションサイズを抑制。

  • “利確は正義”:過熱時は逆指値・分割利確で感情に勝つ。

  • テクニカル:過去最高更新→急落→自律反発の“V→戻り売り→再構築”を想定。



4-3. 長期分散・資産防衛派

  • 中央銀行と同じ目線(通貨分散・カウンターシクリカル)。家計全体のアセットアロケーションの5〜10%目安で金を置く投資家も多い(一般論)。

  • 保管の現実解:現物は保管・保険、相続手続き、換金時の手間も見積もる。



5. データで読む「金は終わったのか?」

  1. 最高値更新の“回数”が示す強さ
    2025年は年内45回目の史上最高更新を記録するほどの加速局面があり、今回の下げは“過熱冷却”の色彩が濃い。 World Gold Council

  2. 需給のファンダメンタルズ
    2024年の世界需要は過去最高水準、25年も不確実性・中央銀行買い・ETF流入で土台は健在。 Reuters

  3. 日本は円要因で“下がりにくい”局面が続く可能性
    ドル建てが下がっても、円安が相殺し、店頭価格が高止まりすることがある。実際、10/24時点で2万2,000円/g超。 田中ゴールド

  4. 足元の“下げ”の主因はテクニカル×イベント
    インフレ指標や米金利観測の前に利益確定が一斉化。イベント通過で揺り戻す場面も。 Reuters+1


結論:「完全終了」ではなく“強い相場の健全な調整”という解釈が妥当。次の方向は米インフレ/金利/ドル/地政学のセットアップ次第。



6. よくある質問(Q&A)

Q1:円建て価格は今後も下がりにくい?
A:為替がカギ。ドル建てが下がっても、円安が続けば国内店頭価格は下げにくい。逆に円高が進めば下げ幅が拡大する可能性がある。 フィナンシャル・タイムズ+1


Q2:現物とETF、どちらが良い?
A:用途次第。長期の資産防衛なら現物の安心感、売買の柔軟性・コスト面ではETFが便利。保管や相続、為替ヘッジの有無まで含めて比較を。


Q3:今は買い時?
A:タイミングの断言は不可。不確実性の高い局面では**時間分散(積立)**が王道。短期はイベント前後のボラに注意。


Q4:日本の小型バーが買いにくいのはなぜ?
A:需要急増で供給が追いつかないため。一時販売停止の事例も出ている。 ブルームバーグ




7. まとめ(実務メモ)

  • 直近の下げは利確+イベント前の典型。

  • 需給の基礎体力は維持(中央銀行・ETF)。

  • 日本は円次第でドル建てと違う表情になりやすい。

  • 戦術面は時間分散とサイズ管理、イベント前後のリスク抑制が肝。




参考記事

金価格が下落:金の高騰は完全に終わったのか? - WirtschaftsWoche
出典: https://news.google.com/rss/articles/CBMitAFBVV95cUxPM3Vfek5NR3hFcTMyS3p1OXJLaXFKWWJNV0E5cWtZUmtNdmZWWHN5SW5wSE9sNmpLaE1raFdUT1VhNmExTXItNmMxNjBSQjNMQlNqdHE4N1dOTmQ1NXk1OXZmZkEtOFB5aHNuc2tPTlluWFpqTElFNlV3MzF0X3ZURkdUR3oyMnNYb1A2N0NZa0xSYU80TUhxbm11ZnB2b240bmxnaWZIN2hlMjFTamZVRFFLcU8?oc=5

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