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“土用の丑”2025年──豊漁でも値下がらないウナギの謎と、秋以降の価格動向を読み解く

“土用の丑”2025年──豊漁でも値下がらないウナギの謎と、秋以降の価格動向を読み解く

2025年07月16日 19:06

目次

  1. 丑の日とは何か――外国人に伝えたい“薬膳”文化の背景

  2. 2025年シラスウナギ豊漁の実態

  3. なぜ小売価格は高いまま?サプライチェーンを分解する

  4. 秋以降の値動きシナリオ:3つのキーファクター

  5. スーパー・外食・専門店――業態別“ウナギ商戦”最前線

  6. 持続可能性と国際規制:CITES・IUCNと日本の対応

  7. 訪日外国人向けウナギ体験ガイド

  8. Q&Aで学ぶウナギの基礎知識

  9. まとめと今後の展望

  10. 参考記事一覧



1. 丑の日とは何か――外国人に伝えたい“薬膳”文化の背景

江戸時代の発明家・平賀源内が「本日丑の日」と書いた貼り紙でウナギ販売を手伝った逸話が発端とされる土用の丑の日。暦では立秋直前の18日間=土用 に、十二支の丑が巡る日が年2〜3回あり、夏バテ防止に滋養のあるウナギを食べる風習が根づいた……(以下略、和暦・節気・陰陽五行を解説)。



2. 2025年シラスウナギ豊漁の実態

今季(2024年12月〜2025年4月)の国内シラスウナギ漁獲量は18.2トンと昨年比12%増。1月下旬〜3月にかけて関東・東海沿岸で集中した。この増加は黒潮蛇行の小幅化が要因とみられる。卸価格は最大で前年比48%下落したが、豊漁が本格認識された時点ですでに半数の養殖池が前年分で満杯だったため、稚魚の一部は台湾・中国へ流れた。名古屋テレビ〖メ~テレ〗東海テレビ放送



3. なぜ小売価格は高いまま?サプライチェーンを分解する

タイムラグ──シラスは体重200 g前後の成鰻に育つまで通常6〜8か月要し、7月時点の店頭在庫は昨年12月以前に池入れしたロットである。
コスト高──餌(配合飼料)は円安で輸入魚粉が1年で32%値上がり。養殖池の加温用重油も過去5年で最高値圏。
需要集中──7月後半1週間に年間売上の3割超を稼ぐため、値崩れを避けたい小売・外食がリスクプレミアムを上乗せ。
規制──2018年の漁業法改正で国内採捕上限は20.7トンに固定、違反は罰金3,000万円。Japan Today



4. 秋以降の値動きシナリオ:3つのキーファクター

  1. 新ロット出荷:1月後半以降に池入れした豊漁ロットが10月頃から市場に到達、供給増。

  2. 燃料価格:冬場のエネルギー価格が安定すれば生産コストが緩む。

  3. 消費トレンド:コロナ後の外食回復が一服し節約志向が戻ると値下げ競争が激化。
    テレビ情報番組は「秋以降さらに数百円下がる見込み」と報道。TVでた蔵



5. スーパー・外食・専門店――業態別“ウナギ商戦”最前線

  • 総合スーパー:◯◯イオン、イトーヨーカドーは“早割”予約で国産蒲焼き1尾1,980円〜。

  • 牛丼チェーン:すき家が「うな牛」を980円で6月発売、昨年比12%値下げ。

  • 弁当チェーン:ほっともっとは新製法でふっくら感向上、税込1,380円。

  • 高級専門店:東京・赤坂“うな富士”は愛知・一色産直送、4,500円〜。客単価は1割増でも外国人比率が4割に達する。

  • EC/冷凍:ANA国際線機内食用ウナギを転用した急速冷凍蒲焼きが人気。



6. 持続可能性と国際規制:CITES・IUCNと日本の対応

ニホンウナギは2014年にIUCNレッドリスト絶滅危惧IB類に指定。EUはワシントン条約附属書Ⅱへの追加を主張し、日本は「自主管理で資源回復」と反対している。2024年12月の日・EU非公式協議では、追跡システム拡充と密輸対策を条件に来年再協議予定。



7. 訪日外国人向けウナギ体験ガイド

  • 注文のしかた:蒲焼き(たれ)、白焼き(塩)などメニュー名を英語併記。

  • おすすめスタイル:名古屋“ひつまぶし”は三段階で味変。京都“まむし”は薄味ダレ。

  • 価格帯の目安:専門店3,000〜6,000円、回転寿司2貫300〜500円、コンビニうな丼1,300円。

  • マナー:山椒はひと振りずつ、骨せんべいは手でOK。

  • サステナブル選択:ASC認証シールを目安に。



8. Q&Aで学ぶウナギの基礎知識

  • Q. ウナギはウロコがない?
    A. 微小な退化ウロコが皮下にあり……


  • Q. 回遊ルートは?
    A. マリアナ海溝近辺で産卵し黒潮で東アジア沿岸へ……
    (以下、全10問で解説)



9. まとめと今後の展望

2025年の豊漁は久々の明るい話題だが、実需に届くまでのタイムラグとコスト高で「安ウナギ元年」とはならず。秋以降の相場軟化に加え、養殖効率化・再生可能エネルギー導入が進めば、2026年には“定常的に2割安”というシナリオも見えてくる。資源管理と需要創出の両立が、日本の“国民的スタミナ食”を未来へつなぐカギとなる。




参考記事一覧(外部リンク・日付順)

  1. 19日は土用の丑の日!今年はウナギの稚魚「シラスウナギ」が豊漁で…(SBC信越放送, 2025/7/15)TBS NEWS DIG

  2. ウナギ商戦 猛暑で熱気 スーパーは値頃感を重視(沖縄タイムス, 2025/7/10)沖縄タイムス+プラス

  3. 【シラスウナギ豊漁で】今夏は「うなぎ」がお得に1000円台も続々(テレビ朝日, 2025/6/24)TVでた蔵

  4. 猛暑を乗り切るスタミナのもとウナギ 稚魚が豊漁で価格変化の兆し(名古屋テレビ, 2025/7/02)名古屋テレビ〖メ~テレ〗

  5. 漁師「白いダイヤとは言いづらい…」減少傾向だったシラスウナギに“異変”(東海テレビ, 2025/3/20)東海テレビ放送

  6. Japanese eel industry off to slow start despite East Asia’s second-highest elver catch(Undercurrent News, 2025/4/16)Undercurrent News

  7. Eel-eating Japan opposes EU call for more protection(Japan Today, 2025/7/02)Japan Today

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