メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

70歳で“卒酒”という合理性 ―  “適量神話”の終わり? 断酒×脳科学のアップデート : WHOは“安全な量なし”

70歳で“卒酒”という合理性 ― “適量神話”の終わり? 断酒×脳科学のアップデート : WHOは“安全な量なし”

2025年08月28日 15:29

「70歳になったらお酒はやめるべき?」――ドイツの地方紙Fuldaer Zeitungが2025年8月26日付の記事で、神経科医リチャード・レスタック氏の見解やWHOの声明を引きつつ、加齢後のアルコールと認知症の関係を整理しました。要点はこうです。過度の飲酒は認知症リスクを押し上げ、高齢期には完全な断酒を勧める専門家がいる。一方で、「適量なら大丈夫」という昔ながらの通説は、近年の研究やWHOの立場と鋭くぶつかっています。fuldaerzeitung.de


何が“新しい”のか

  • **「70歳までに断酒」**という具体的な線引き:レスタック氏は「遅くとも70歳でアルコールはやめるべき」と助言。背景には「アルコールは神経細胞に良くない」という神経毒性への懸念があります。英ガーディアンも同氏の見解を紹介しています。fuldaerzeitung.deガーディアン

  • **「安全な量は存在しない」**というWHOのメッセージ:欧州地域事務所は2023年に「健康に無害な量はない」と明言し、2024年には社会全体の飲酒観を見直すキャンペーン「Redefine alcohol」を開始。政策・生活習慣の両面で見直しを促しています。世界保健機関


どれくらいでリスクなの?

ドイツの研究プロジェクトDALKOは、純アルコール24g/日以上の“リスキーな飲酒”が認知症、とりわけ若年性発症のリスクを高める可能性を示しました。目安としてビール500ml=約20gのアルコール。つまり「中瓶1本+α」で“リスキー”域に達し得る計算です。fuldaerzeitung.deBMG


断酒だけじゃない——リスクを下げる多要因アプローチ

Fuldaer Zeitungは、アルコール以外にも高LDLコレステロール、肥満、喫煙、運動不足、糖尿病、高血圧、難聴・視力低下、社会的孤立、空気汚染などを挙げています。聴覚や視力のケアを先送りにしない、というレスタック氏の現実的アドバイスも紹介されました。fuldaerzeitung.de


「本当にゼロが正解?」——研究の揺らぎとコンセンサス

  • “ゼロでも少量でもリスク上昇”派:近年の解析(メンデル無作為化など)では、飲酒量と認知症リスクは直線的で、従来言われたJカーブの保護効果は支持されなかった、との報告が出ています。Movendi Internationalメディカルニューストゥデイ

  • “適量ならむしろ低い”派:一部では、軽度〜中等度の飲酒者で全認知症リスクが低いという大規模観察研究が拡散。デザインや交絡の議論がつきまとい、真っ向からの反論も生んでいます。Reddit


現時点の実務的な落とし所は、「年齢を重ねるほど有害性は積み上がる」「特に65〜70歳以降は“やめる”選択が安全寄り」という方向です。WHOの“安全な量はない”という原則を踏まえつつ、既往歴や服薬、転倒リスクなど個別の事情は医療者と相談する――これが多くの国際的メッセージの共通項になっています。世界保健機関


SNSの反応を拾い読み(要約)

  • 賛成派:「WHOの立場に賛成。自分は断酒して健康が安定した」「家族がアルコール関連認知症で大変だった。ゼロ提案は必要」――介護コミュニティでは共感が目立ちます。Reddit

  • 懐疑派:「“適量はむしろ良い”という研究もある」「ワインの社交的効果も無視できない」――“ゼロ以外認めない”姿勢には反発も。Reddit

  • ニュース消費のメタ視点:「結局“65歳(もしくは70歳)でやめろ”が要点でしょ」とまとめる投稿もバズりました。Reddit

  • 最新研究の紹介:中等度でも脳病変が増える可能性を示唆する解剖学データや、週8杯程度でもリスク増と報じる記事が拡散。意外性の高さから議論を呼んでいます。ニュース.com.auPeople.com


実践ガイド:今日からできる5つの見直し

  1. 年齢で“卒酒”を設計:65〜70歳を一つの分岐点に設定。既に服薬中・持病ありは前倒しで検討。ガーディアンFR.de

  2. グラム換算で管理:1日の純アルコール24gを超えない設計。500mlビール=約20g、ワイン150ml=約12gが目安。fuldaerzeitung.deBMG

  3. “聴こえ・見え”の早期対処:補聴器・眼鏡の後回しは認知刺激の低下につながるため要注意。fuldaerzeitung.de

  4. WHOの原則を意識:「少ないほど安全」。ゼロを選ぶことに科学的な裏付けあり。世界保健機関

  5. 多面的に守る:運動・睡眠・社交・栄養(フラボノイドを含む果物など)を日課に。fuldaerzeitung.de


注意:本稿は情報提供が目的です。持病や服薬がある方、依存が疑われる方は、医療機関や専門窓口にご相談ください。



参考記事

認知症のリスクが大幅に増加:この年齢からはアルコールを控えるべき - フルダー新聞
出典: https://www.fuldaerzeitung.de/ratgeber/gesundheit/alzheimer-praevention-alkohol-verzicht-alter-demenz-risiko-stark-erhoeht-vorbeugen-93637240.html

Powered by Froala Editor

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.