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スタジオジブリら、日本のカルチャーを守るためOpenAIに対抗!生成AIに“敬意と制度”を — 日本IPが迫るゲームチェンジ

スタジオジブリら、日本のカルチャーを守るためOpenAIに対抗!生成AIに“敬意と制度”を — 日本IPが迫るゲームチェンジ

2025年11月05日 00:03

「Sora 2」を巡る“日本発AIショック”――CODAがOpenAIに突きつけた二つの要求、その波紋

2025年11月4日(火)未明、日本時間。スタジオジブリ、バンダイナムコ、スクウェア・エニックスらを抱える日本の業界団体CODA(コンテンツ海外流通促進機構)が、OpenAIの動画生成アプリ「Sora 2」に対して「会員企業の著作物を学習に使うな」「権利侵害への主張に誠実に応えよ」という二つの要求を正式に突きつけたことが海外テックメディアで相次いで報じられた。発端は、Sora 2が9月30日(UTC)に公開されて以来、日本のキャラクターやアニメ表現に酷似した動画がSNSで大量に拡散したことだ。The Verge


CODAは10月27日付でOpenAIに書面を提出(公開は10月28日)。文書では「機械学習の過程における複製行為それ自体が侵害になり得る」と明記し、権利者からの“事後的なオプトアウト”を前提とする運用は日本法の原則(事前許諾)に反するとの認識を示した。coda-cj.jp


日本政府も10月中旬、知財戦略を所管する木原稔…ではなく、記事が指す木原氏ではなく木原と並ぶ政務の記述に注意しつつ、実際には城内実(内閣府特命担当相等)らが“日本の宝”であるマンガ・アニメの侵害をやめるようOpenAIに正式要請したと報じられている。Soraでマリオやピカチュウ風の映像が“野放し”になったことへの批判が背景にある。The Verge


オプトアウトからオプトインへ? OpenAIの“方針転換”とライセンスの芽

OpenAI側は10月初旬、Soraで「公式なフィクションキャラのカメオ出演」を計画中だと予告。加えて、Soraの著作権対応を“オプトアウト中心”から見直し、権利者へより細かなコントロールと収益分配の仕組みを提供する方針を示した。これは事実上、オプトイン型(事前許諾・ライセンス)に舵を切るシグナルでもある。The Verge


この“方針転換”の裏には、GPT-4o公開直後に広がった「ジブリ風」画像ムーブメントがある。OpenAIは当時、生存アーティストの個人名スタイル指定を保守的に制限し、スタジオ名など広義の“作風”についても段階的に絞る対応を取ったと報じられた。Business Insider


争点:学習時の複製は“侵害”か、文化的参照か

日本法の原則は「事前許諾」。CODAは、学習のために著作物を複製する行為自体が侵害になり得ると主張する。一方、生成AI側はしばしば「統計的学習であり原作品を複製していない」「出力は変換・変容だ」と反論する構図だ。Sora 2の公開後に“既存キャラに酷似”する出力が大量発生した事実認定が、今後の議論を大きく左右する。coda-cj.jp


SNSの空気:擁護と反発、そして現実的な“分配”論

SNSでは大きく三つの潮流が見える。

  1. クリエイター/ファン側の警戒感
     「大好きな作家の線や色を“ただ乗り”している」「作家の生計を脅かす」といった倫理・実害の指摘。春の「ジブリ化」ブーム時点から、この論調は強かった。大手メディアも“Ghiblification”が著作権や職業としての創作に与える影響を報じ、反発の声を拾っている。AP News

  2. AI推進派の反論・熱狂
     RedditやXでは「Sora 2はパラダイムシフト」「規制で進化を止めるな」といった反応も根強い。一方で、偽物動画をSora 2作だと偽る“便乗”も散見され、混乱が増幅しているとの指摘もある。Reddit

  3. 現実解としてのライセンス期待
     「公式カメオや収益分配なら歓迎」「ファンフィクション×公式IPの新市場が生まれる」という現実路線の投稿も増えた。海外・国内のニュースや解説が、オプトインモデルや分配設計への関心を後押ししている。The Verge

そのほか、日本のテック系メディアやキュレーションでも、Sora 2がもたらした“文化と法”の衝突が繰り返し論じられ、政治・法務・業界の各プレイヤーが反応を強めている。窓の杜


スケジュールで振り返る「Sora 2 × 日本IP」

  • 2025年9月30日(UTC):Sora 2公開。日本IP風の動画が拡散。The Verge

  • 10月15日(UTC):日本政府がOpenAIに是正要請と報道。The Verge

  • 10月27–28日(JST):CODAがOpenAIに書面提出・公開。coda-cj.jp

  • 10月上旬〜:OpenAI、公式キャラの“カメオ”構想・分配検討を示唆。The Verge

  • 11月3日(UTC):本件をThe Vergeがまとめて報道(日本時間11月4日)。The Verge


これから起きるかもしれないこと

  • ライセンス交渉の本格化:特に日本IPはブランド管理が厳密。Soraでの“公式出演”は、権利者側の監修・認証・撤回権まで含む細かな条件設計が必要になる。The Verge

  • “学習の複製”を巡る法的テストケース:日本法に照らした初の実務判断が出れば、グローバルなAI学習の設計原則が揺らぐ可能性。coda-cj.jp

  • プラットフォーム設計の再編:スタイル指定やプロンプトの制限、著作権フィルタと検出、収益分配の自動化――“生成の前後”でのガバナンス強化が避けられない。Business Insider


結論:文化に「敬意」を、技術に「制度」を

今回のCODA書簡は、AI時代の“参照”と“盗用”の境界線を、日本の法と文化の立場からはっきり引き直す試みだ。OpenAIが描く“公式カメオ×収益分配”は一つの落とし所になり得るが、真に持続可能にするには、学習段階からの事前同意・透明性、そして出力段階での強固な検知・撤回フローまでを含む総合設計が必要だろう。coda-cj.jp


参考記事

スタジオジブリ、バンダイナムコ、スクウェア・エニックスが、OpenAIに対して自社のコンテンツをAIの学習に使用することをやめるよう要求
出典: https://www.theverge.com/news/812545/coda-studio-ghibli-sora-2-copyright-infringement

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