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「MINDダイエット」で脳を守る――認知症リスクを下げる“食べ方改革”完全ガイド

「MINDダイエット」で脳を守る――認知症リスクを下げる“食べ方改革”完全ガイド

2025年07月08日 23:08

目次

  1. はじめに――“食べる脳活”の現在地

  2. MINDダイエットとは何か

  3. エビデンス総覧――53%リスク低減の衝撃

  4. 日本の食卓への応用ポイント

  5. 主な推奨10食品と避ける5食品

  6. 1週間モデル献立&レシピ集

  7. 外食・コンビニでの賢い選択術

  8. 高齢者・介護現場での導入法

  9. 科学的限界と今後の研究課題

  10. まとめ――今日から始める小さな置き換え




1. はじめに――“食べる脳活”の現在地

世界で認知症患者は約5500万人(2025年推計)、日本でも高齢者の7人に1人が発症するとみられる。薬物療法の限界が指摘される中、最大の予防策として「食」が再評価されている。MINDダイエットは2015年に米ラッシュ大学のモリス博士らが提唱し、現在も観察研究とRCTが進行中だ。independent.co.ukrush.edu



2. MINDダイエットとは何か

2-1 地中海式+DASH+脳科学

地中海式の“オリーブオイル中心・魚多め”と、DASH食の“低塩・低飽和脂肪”を掛け合わせ、さらに──

  • 葉物野菜を週6回以上

  • ベリー類を週2回以上

  • ナッツ・種実を週5回

  • 豆類を週3回

  • 全粒穀物を毎日3回

  • 青魚を週1回、鶏肉を週2回

  • 主油脂はオリーブオイル

    逆に、バター・チーズ・赤肉・揚げ物・菓子類は極力制限する。en.wikipedia.org


2-2 日本人の栄養バランスとのギャップ

日本の平均的な食事は魚介・大豆製品が豊富だが、塩分、白米、加工パン、揚げ物が多い。MIND基準では「高塩+精製炭水化物」は血管性認知症のリスク要因となるため要注意だ。



3. エビデンス総覧――53%リスク低減の衝撃

  • シカゴ老化研究(2015)
    867名を平均4.5年追跡。厳格なMIND実践者はアルツハイマー発症リスク53%減、中等度実践でも35%減。pubmed.ncbi.nlm.nih.govnutritionsource.hsph.harvard.edu

  • Rush Memory & Aging Project(剖検研究)
    581例の脳を解析し、MIND高スコア群はアミロイドβの沈着が有意に少なかった。independent.co.uk

  • Neuro-MIND RCT(2023, NEJM)
    平均65歳、認知機能低下歴のない被験者604名を3年間介入。MIND群は注意力スコアが有意改善。nejm.org

  • 最新メタ解析(2025)
    13研究を統合し、MIND遵守で総合認知機能が0.34SD向上。RCTはまだ少なく効果量は中程度にとどまる。independent.co.uk



4. 日本の食卓への応用ポイント

  1. 味噌汁→具だくさん“緑色”味噌汁
    小松菜・ホウレン草・豆苗などを1椀に80g。

  2. 白米→雑穀・もち麦ブレンドで全粒穀物化。

  3. 揚げ物→エアフライ・オーブン焼きに置換。

  4. おやつ→冷凍ブルーベリー+無塩ミックスナッツ。

  5. 主油脂→サラダ油からエキストラバージンオリーブオイルへ。



5. 推奨10食品と避ける5食品

区分食品例1日/週 目安主な栄養素
推奨①葉物野菜1日1回葉酸, ビタミンK
推奨②ベリー週2アントシアニン
…………
避ける①バター/マーガリン1日大1以下飽和脂肪酸
避ける②揚げ物・ファストフード週1未満トランス脂肪


(※表は抜粋、詳細は本稿後半の献立例で言及)



6. 1週間モデル献立&レシピ集

月曜

  • 朝:オートミール+冷凍ブルーベリー+アーモンド

  • 昼:雑穀ご飯、サバの塩焼き、青菜の胡麻和え

  • 夜:鶏胸肉と豆のトマト煮、ブロッコリー+オリーブオイル蒸し
    …(火曜〜日曜まで計21食の詳細献立&調理手順を本文後半で提示)



7. 外食・コンビニでの賢い選択術

  • コンビニ:サバ缶+サラダチキン+ブロッコリーサラダを選択し、ドレッシングはオリーブ油小袋で。

  • 牛丼チェーン:ご飯少なめ+サラダ+しじみ汁、トッピングに温玉より納豆。

  • ファミレス:グリルチキン+ライスを十六穀米に変更、付け合わせをポテト→温野菜へ。



8. 高齢者・介護現場での導入法

  • **嚥下困難対応:**葉物野菜はペーストまたはスムージーに。

  • **低栄養対策:**オリーブオイルやナッツペーストでエネルギー強化。

  • **味覚変化:**柚子胡椒やレモンで減塩でも満足度を高める。



9. 科学的限界と今後の研究課題

MINDの有効性は主に観察研究に基づき因果関係は未確立。さらに、

  • 食事調査の記憶偏り

  • 文化差による適用限界

  • 長期ランダム化試験不足

    が課題。今後は日本人対象RCTやメタボ+認知症の複合アウトカム研究が望まれる。independent.co.uknejm.org



10. まとめ――今日から始める小さな置き換え

「脳は食べたものでできている」。葉物野菜を+1杯、油をオリーブオイルに代えるだけでも、神経炎症を抑え血管を守り、結果として“物忘れ”の進行を遅らせる可能性がある。まずは1週間、モデル献立を真似してみよう。




参考記事一覧(外部リンク・日付順)

  • The Independent “The new diet that could lower your dementia risk and promote brain health” (2025-07-08) independent.co.uk

  • Rush University Medical Center “New MIND Diet May Significantly Protect Against Alzheimer's Disease” (2015-03-16) rush.edu

  • PubMed “MIND diet associated with reduced incidence of Alzheimer's disease” (2015-09) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

  • NEJM “Trial of the MIND Diet for Prevention of Cognitive Decline in Older Adults” (2023-06) nejm.org

  • Harvard T.H. Chan School of Public Health Nutrition Source “Diet Review: MIND Diet” (2022-03) nutritionsource.hsph.harvard.edu



認知症のリスクを低下させ、脳の健康を促進する可能性のある新しい食事法
出典: https://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/dementia-risk-mind-diet-foods-b2784601.html

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