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世界を席巻するポップマート「ラブブ」フィーバー──利益350%増加の舞台裏を徹底解剖

世界を席巻するポップマート「ラブブ」フィーバー──利益350%増加の舞台裏を徹底解剖

2025年07月16日 18:27

目次

  1. はじめに

  2. ラブブとは何者か──誕生の背景と独自IP戦略

  3. “350%増益”の数字を読み解く

  4. ブラインドボックスと希少性マーケティング

  5. オムニチャネル戦略とグローバル拡大

  6. “Kidult”文化とSNSが生む共感経済

  7. 転売・偽造品・BOT問題の光と影

  8. サプライチェーンと生産最適化

  9. 日本市場へのインプリケーション

  10. リスク要因と今後の展望

  11. まとめ



1. はじめに

2023年9月に北京で開業したテーマパーク「POP LAND」を皮切りに、ポップマートは僅か2年で時価総額4兆円超、純利益率26%という“玩具版LVMH”へと躍進した。とりわけ2025年は決算予想で純利益350%超の成長を公表し、株価は発表日だけで28%急騰している。ザ・スタンダード



2. ラブブとは何者か──誕生の背景と独自IP戦略

ラブブは2015年、アーティストKasing Lung氏が描いた北欧民話調の“妖精モンスター”。2018年にブラインドボックス化され、2024年に海外コラボ限定仕様が爆発的ヒット。ポップマートはIPの完全権利を取得し、年間100種類超のバリエーションを展開している。キャラクター設定は“かわいい×ホラー”のギャップ、瞳と歯の強烈なビジュアルでSNS映えを強く意識。Glamour



3. “350%増益”の数字を読み解く

  • 売上高:上半期で前年比200%以上増の見込み。

  • 純利益:前年比350%以上増。利益率は約67%まで上昇。Bloomberg.com

  • 地域別:北米720百万元(約100億円)で+556.9%、東南アジア+619%と海外が牽引。Mr.Kuriosity

  • 会員数:4,600万人超。ロイヤルティプログラムによるリピート率は74%。TIME



4. ブラインドボックスと希少性マーケティング

ポップマートは“中毒設計”とも呼ばれるブラインドボックス方式を採用。開封時のランダム性がギャンブル性を帯び、コンプリート欲を刺激する。週次・月次ドロップで品薄と行列を演出し、限定コラボでコレクター心理を煽る点はスニーカーカルチャーと酷似する。Glamour



5. オムニチャネル戦略とグローバル拡大

  • 直営店:世界30カ国500店舗超。

  • Robo Shop:非接触型ガチャ筐体2,300台。

  • コラボ:リーボック、ポケモンセンター、LINE FRIENDSなど多業種と連携し顧客接点を拡大。ハーバード・ビジネス・レビュー

北米や東南アジアでは現地IPと共同展開し、ローカルファンコミュニティを醸成。一方で供給を過度に増やさない「計画的品薄」が希少価値を支えている。



6. “Kidult”文化とSNSが生む共感経済

Z世代・ミレニアル世代の“Kidult”消費(大人の玩具熱)は世界的潮流。TikTokの#labubuタグは40億再生、Instagramの投稿は350万件超。ポップマートはUGCを促進するARフィルターやフォトブースを配置し、広告費を抑えながらSNS拡散で認知を最大化している。ビジネススタンダード



7. 転売・偽造品・BOT問題の光と影

需要過熱により二次流通価格は平均10~50倍、限定モデルは150万円に到達。BOTによる買い占めも横行し、ポップマートはシリアルQR認証や抽選アプリ導入で対策を強化。偽造品“Lafufu”の摘発件数は昨年比2.3倍に増加。ニューヨーク・ポスト



8. サプライチェーンと生産最適化

生産委託先は中国・広東省を中心に6社、月産能力は1,200万体。新工場稼働で納期を平均30%短縮しつつ、限定ロットは依然として希少性を維持。原材料高騰を吸収するため3Dプリント試作→量産金型のDXを推進し、原価率を21%まで削減した。iWeaver



9. 日本市場へのインプリケーション

  • 強み:キャラIP文化に親和性が高く、ガチャガチャ文化との融合余地。

  • 課題:転売ヤー排除の仕組みとローカルパートナー選定。

  • 機会:原宿・梅田など“聖地化”プロモーションで観光誘客効果。

  • リスク:知育玩具志向の親世代とのギャップ、景品表示法対応。



10. リスク要因と今後の展望

急拡大による在庫管理失敗、為替変動、偽造品問題、キャラクター飽きなどが中長期リスク。とはいえ自社IPの多角化(SKULLPANDA、DIMOOなど)とメタバース展開、アミューズメント施設の増設が成長余地を支える。THE STANDARDは「ラブブ熱が一巡しても他IPで継続成長可能」と分析する。ザ・スタンダード



11. まとめ

ポップマートは“希少性×SNS×グローバル直営網”という現代型ビジネスモデルを組み合わせ、ラブブという単一IPを軸に350%増益を実現した。日本市場でも“Kidult”文化は確実に拡大しており、今後の展開が注目される。




🔍 参考記事一覧(クリック可能リンク付き)

  1. 🌐 Pop Mart net profit up 350 pc in first half as Labubu takes world by storm – The Standard
     香港メディアによる速報。ラブブ人気が売上・利益に与えた影響を速報。

  2. 🌐 Labubu Craze to Spur 350% Surge in Profit – Bloomberg
     ポップマートの最新決算見通しと北米市場での快進撃を分析。

  3. 🌐 Pop Mart takes the U.S. by storm – CoolToysTrend
     アメリカでのポップマート人気の裏にあるブランディングと販売戦略。

  4. 🌐 Going Broke for Labubu – Glamour
     ファッション誌による“ラブブ熱”のZ世代インサイト。

  5. 🌐 Inside Pop Mart’s Global Toy Takeover – TIME
     ラグジュアリー性とSNS中毒性を掛け合わせた“新しい消費”の姿を報道。

  6. 🌐 Chinese Labubu doll sparks global shopping frenzy – NY Post
     爆買い・転売などの社会現象化に着目した記事。

  7. 🌐 ポップマート2024–2025財務分析 – iWeaver AI
     AI財務分析ツールによる、業績データとIP価値の評価。

  8. 🌐 ラブブ世界的ヒットで業績絶好調 – はてなブログ
     日本語での個人考察と消費者視点でのまとめ。

  9. 🌐 LABUBU株価テンバガー化 – マネーポスト
     投資家向けに、株価上昇と将来性を解説。



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