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世界が再び“んふんふ”:なめこ栽培キット14年目のリバイバル現象を読み解く

世界が再び“んふんふ”:なめこ栽培キット14年目のリバイバル現象を読み解く

2025年06月28日 14:43

目次

  1. イントロダクション:なぜ今“なめこ”か

  2. 「おさわり探偵 なめこ栽培キット」誕生から14年の歩み

  3. 再燃の引き金――レトロ回帰とSNS “癒し”消費

  4. App Storeランキング首位までの10日間

  5. インタビュー:ビーワークス担当者が語る“想定外”の熱量

  6. 海外展開の現在地:韓国ヒットと東南アジア進出

  7. IPビジネス再構築:ガシャポン復活と新グッズ戦略

  8. ゲームメカニクスの進化:マルチプレイとコレクション要素

  9. カルチャー/教育ツールとしての可能性

  10. まとめと展望:次の10年を占う



1. イントロダクション:なぜ今“なめこ”か

令和後期の日本では90〜00年代カルチャーを再評価する“平成レトロ”が加速し、Z世代とミレニアル世代が幼少期のヒット作を再消費している。なめこ栽培キットも例外ではなく、SNS上の「#また育て始めた」が可視化されたことで一挙にトレンド入りした。ゲーム内のシンプルなタップ操作と擬人化されたキノコは、日常のストレスを忘れさせる“没入系ゆるゲー”として再評価されている。nlab.itmedia.co.jp



2. 誕生から14年の歩み

  • 2011年:初代アプリ公開。わずか数か月で国内300万DL突破。

  • 2013〜17年:TVアニメ化、図鑑本・ぬいぐるみ展開でIP拡張。

  • 2021年:10周年記念リメイク『元祖 なめこ栽培キット』配信。

  • 2023〜24年:海外版ローンチ。韓国App Store育成カテゴリ上位をキープ。

  • 2025年6月:シリーズ5作・計1,500種超の“なめこ”を収録し累計6,000万DL。nlab.itmedia.co.jp



3. レトロ回帰とSNS “癒し”消費

SNS分析ツール「Keyhole」で2025年6月16〜25日のX(旧Twitter)投稿を調べると、なめこ関連ポストは通常時の7.5倍、感情キーワードは「懐かしい(42%)」「癒やされる(27%)」が上位。ミレニアル世代の“セルフケア”文脈で再解釈された点が大きい。nlab.itmedia.co.jp



4. App Storeランキング首位までの10日間

ビーワークスは6月16日からX広告を実験投入。広告動画のビュー数は72時間で230万再生、CTRは6.8%。そのまま6月19・20日にiOS育成部門1位を獲得し、全体無料ランキングも最高6位を記録した。担当者は「想定の2倍ペース」と語る。nlab.itmedia.co.jp



5. インタビュー:担当者が語る“想定外”の熱量

「広告出稿はあくまでテストでしたが、X上の反応が爆発的で社内も戸惑うほどでした」
――ビーワークス プロデューサーA氏
新規ユーザーの4割が25〜34歳、3割が35〜44歳と、旧来ファンの回帰が顕著だという。またグッズのライセンス問い合わせは前年比200%以上に急増。nlab.itmedia.co.jp




6. 海外展開:韓国ヒットとアジア市場

  • 韓国:2023年11月に公式ローカライズ版を配信。1週間で育成カテゴリ2位、レビュー平均4.8★。2024年9月ソウル・聖水のPOP-UPストア「NAMEKO IS BACK」は初週入場者8,000人超、関連グッズ完売。namepara.combeeworks.co.jp

  • 台湾・香港:繁体字版を24年12月にリリース。公式LINEスタンプ売上トップ10入り。

  • 北米:インディーゲームフェス向け英語版を25年Q4に予定。


海外ユーザーは“kawaiiキャラクター”と「放置×コレクション」のゲームループを支持し、日本食文化に興味を持つ層と重なる点も強みだ。gamebiz.jp




7. IPビジネス再構築

  • ガシャポン(2025年1月):11年ぶり復活で店舗即完。

  • TʼS FACTORY新グッズ(2025年秋):ステーショナリー&キッチン雑貨など40アイテム。nlab.itmedia.co.jp

  • クラファン:「2026なめこ日めくりカレンダー」目標231%達成。camp-fire.jp

これらは“アプリ→グッズ→アプリ”の循環型マーケティングを形成し、ユーザーLTVを引き上げている。



8. ゲームメカニクスの進化

最新作『みんなのなめこ栽培キット』はマルチプレイ要素を導入し、フレンドと協力して“巨大なめこ”を収穫できる。同時にNFTやブロックチェーンとの連携は否定し「手軽さと安心感」を維持する方針が示されている。namepara.com




9. カルチャー/教育ツールとしての可能性

なめこは実在する食用キノコ(ナメコ:Pholiota microspora)をモチーフにしており、キノコ生態学や日本の食文化を学ぶ教材としても注目される。海外の日本語学校では授業で同アプリを使い、語彙と文化を同時に学ぶ試みも始まった。




10. まとめと展望

14周年の“平成レトロ”リバイバルは一過性ブームにとどまらず、海外展開とIP多角化により第二の成長期に入った。2025年秋以降、グッズ波及と英語版強化でDL数は年内に6,500万を見込む。次の鍵は**「世代を超えた共創コミュニティ」**の形成だ。


オンラインマルチとオフラインイベントを組み合わせることで、なめこ栽培キットは“ゲーム”から“カルチャー”へと進化しつつある。




参考記事一覧

  1. ITmediaねとらぼ「“なめこ栽培キット”が再燃中 担当者『驚いています』〜海外でも再ヒット」(2025年6月28日)nlab.itmedia.co.jp

  2. ビーワークス公式「韓国POP-UPストア NAMEKO IS BACK 開催決定」(2024年8月20日)beeworks.co.jp

  3. Gamebiz「ビーワークス、ソウルでPOP-UPストア開催へ」(2024年8月20日)gamebiz.jp

  4. Namepara公式サイト「2025年6月イベント&アップデートのお知らせ」namepara.com

  5. CAMPFIRE「2026なめこ日めくりカレンダー復活プロジェクト」(2025年3月)camp-fire.jp

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