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最初の1杯は“ジントニック”が世界共通語になる──バーの本気度を見抜くコツと、自宅で再現するプロのレシピ

最初の1杯は“ジントニック”が世界共通語になる──バーの本気度を見抜くコツと、自宅で再現するプロのレシピ

2025年11月19日 19:28

1. なぜ「最初の1杯」にジントニックなのか──世界に通じる“バー診断ツール”

1-1. シンプルだからこそ、ごまかしが効かない

ジントニックの基本レシピは驚くほどシンプルです。

  • ジン

  • トニックウォーター

  • ライム(くし形、またはライムジュース)

たったこれだけ。作り方も「氷を入れたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターで満たし、ライムを添える」だけです。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1

ところが、シンプルなレシピほど仕上がりの差が極端に出ます。


  • 氷が小さくて溶けやすい

  • グラスやトニックがぬるい

  • ステアのしすぎで炭酸が抜けている

  • ライムの扱いが雑で、香りが弱い or 苦味が出すぎ


こうした小さなミスが、すべてダイレクトに味へ反映されます。逆に言えば、ジントニック1杯にどこまで気を配っているかで、そのバーの“本気度”が一瞬で分かるのです。

Hanako Webの記事でも、〈BAR CIELO〉のバーテンダーは「材料も工程も少ないからこそ、氷の選び方、注ぎ方、ステアの仕方すべてが重要で、バーテンダーの力量と真剣度が出る」と語っています。Hanako Web



1-2. 「バーの名刺代わり」と呼ばれてきたカクテル

日本のバーテンダー向け解説や個人ブログでも、ジントニックは「BARの名刺代わり」と表現されることが多く、腕のいいバーテンダーほど作り方にこだわります。ジャパンバーテンダースクール・ジャパンカフェスクール+1

  • そば屋にとっての「かけそば」

  • 寿司屋にとっての「玉子」

と同じで、「シンプルだからこそ、店全体の思想が映る」存在。それがジントニックです。



1-3. 世界どこでも通じる“共通言語”

もう1つ大きな利点は、世界中のバーで通じやすいオーダーであること。

英語圏はもちろん、ヨーロッパ、アジアの観光地でも「Gin and Tonic」はほぼ必ずメニューに載っているスタンダードカクテルです。ジンとトニックウォーターさえあれば成立するため、小さなホテルバーやローカルバーでも対応しやすく、「最初の1杯」に向いています。


「そのバーがどんなスタイルかまだ分からない」「メニューが複雑で選べない」というときに、ジントニックを頼めば、

  • ベーススピリッツの扱い方

  • 氷・炭酸・柑橘の使い方

  • バーテンダーの所作や会話の距離感

といった要素が一気に見えてきます。ここまで情報量の多いカクテルは、実はそう多くありません。



2. ジントニックのルーツ──“薬酒カクテル”から世界の定番へ

2-1. マラリア対策から生まれた“機能性ドリンク”

ジントニックの起源は、19世紀のイギリス植民地支配と深く結びついています。インドなど熱帯地域でマラリアが大きな脅威だった当時、イギリス軍人や官吏は、マラリア予防に有効とされたキニーネを含むトニックウォーターを飲んでいました。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1


しかし、キニーネは非常に苦く、そのままでは飲みにくい。そこで、

  • 甘味やソーダを加え

  • ジンで香り付けし

  • ライムで酸味と香りを足す


という工夫が生まれ、「ジン+トニック」という組み合わせが定着していきます。

もともとは“薬として仕方なく飲むもの”だったトニックウォーターが、ジンと出会うことで、楽しみながら飲めるカクテルへと変化したわけです。



2-2. 現代のトニックウォーターとキニーネ

現在、市販されているトニックウォーターには、キニーネがごく少量だけ含まれているか、まったく使用していない商品もあります。苦味の主成分は、柑橘のピールやハーブ由来の香味成分と糖分のバランスです。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1


そのため、

  • 「キニーネ=薬」というイメージより

  • 「柑橘とハーブの香りを持つ甘苦い炭酸飲料」

として楽しむのが現代のスタイルと言えます。



2-3. クラフトジンブームが“ジントニック再発見”を後押し

2000年代後半〜2010年代にかけて、世界的なクラフトジンブームが起こりました。ボタニカル(香草・スパイス)の組み合わせを自由にデザインできるジンは、


  • ローカル素材(柚子、茶、ハーブ、ベリーなど)

  • 伝統的なレシピの再解釈


との相性が良く、各国で個性的なジンが次々に誕生。その結果、ジントニックは「ジンとトニックの個性を一番ストレートに味わえるカクテル」として、再び注目されるようになりました。Hanako Web+1



3. バーの本気度がわかる4つのチェックポイント

Hanako Webの記事やバーテンダー向け解説を参考に、「最初の1杯のジントニック」でチェックできるポイントを4つに整理してみましょう。Hanako Web+2ジャパンバーテンダースクール・ジャパンカフェスクール+2


3-1. 氷・グラス・温度管理

1)氷の大きさと透明度

  • 大きく透明な氷:溶けにくく、味が長持ち

  • 小さく白く曇った氷:溶けやすく、すぐに薄まる


2)グラスの温度

  • 注ぐ前から冷えているか

  • 氷を入れて一度ステアし、余分な水を捨てているか

Green Alaska の解説では、「グラスを氷で冷やしてから水を切る」という工程が強調されており、家庭でのジントニックでも味わいに大きな差が出るといいます。green-alaska.com


3)ジンとトニックの冷え具合

  • トニックウォーターはキンキンに冷やされているか

  • ジンは常温で香りを立たせるか、あえて冷やしてシャープにするか

こうした温度設計には、そのバーの哲学が現れます。



3-2. ジンとトニックのラインナップ

〈BAR CIELO〉のようなジン専門フロアを持つバーでは、国産・海外含め多数のジンをカテゴリー分けして提案しています。Hanako Web+1


  • クラシックなロンドンドライ

  • シトラスが強いタイプ

  • ハーブやスパイスが際立つタイプ

  • 日本のボタニカル(柚子、山椒、お茶など)を使ったクラフトジン


さらに、トニックウォーターも複数ブランドを揃え、甘さ・苦味・炭酸の強さで使い分けるバーも増えています。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1

ジンとトニックにどれだけ選択肢があるかを見ることで、その店が「ジントニックをどこまで大事にしているか」が見えてきます。



3-3. 注ぎ方とステアの所作

プロ向けサイトやレシピでは、ジントニックの作り方として次のような流れがよく紹介されます。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+2ジャパンバーテンダースクール・ジャパンカフェスクール+2


  1. グラスに氷を入れて冷やし、余分な水を捨てる

  2. ジンを静かに注ぎ、ライムを軽く絞る

  3. ジンとライムをしっかり冷やすようにステア

  4. トニックウォーターを、氷に直接ぶつけずにそっと注ぐ

  5. 最後に1回だけ、縦にやさしくステア


ここで見たいのは、

  • ステアが乱暴でないか

  • 氷がガチャガチャと砕けていないか

  • 注ぎ終わりまで丁寧さが続いているか

という点。炭酸を大事に扱う所作には、そのバーの“静かな美学”が表れます。



3-4. 「最初の1杯」から始まるコミュニケーション

良いバーほど、「ジントニック」というオーダーに対して、何かしら会話が返ってきます。

  • 「今日のおすすめのジンでお作りしましょうか」

  • 「甘さ控えめ・しっかりめ、どちらがお好みですか?」

  • 「和食と合わせるなら、少しドライなスタイルも合いますよ」


こうした対話を通じて、バーテンダーはゲストの好みや状態を読み取り、2杯目以降の提案や、その夜全体のストーリーを組み立てていきます。

ジントニックは「バーとゲストのチューニング」を行うための、非常に優れたツールとも言えるのです。



4. 世界のジントニック文化──国と地域でこんなに違う

4-1. イギリス:日常に溶け込んだ“G&T”

発祥国のひとつであるイギリスでは、ジントニック(G&T)はパブでも家庭でも親しまれる、ごく身近なドリンクです。缶入りのプレミックスG&Tも多数販売されており、ホームパーティやピクニックでも定番。


一方で、クラフトジンのブームにより、ロンドンやブリストルなど都市部のバーでは、

  • ジンのボタニカル

  • トニックのブランド

  • ガーニッシュ(ライム・レモン・ハーブなど)


を組み合わせた「シグネチャーG&T」が多数登場しています。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1



4-2. スペイン:巨大バルーン型グラスの“ジントニカ”

スペインでは、ジントニックは「ジントニカ」と呼ばれ、ボウル型の大きなワイングラスにたっぷりの氷とジン、トニックを入れ、フルーツやハーブをふんだんにトッピングするスタイルが人気です

。

  • オレンジやグレープフルーツのスライス

  • ローズマリーやタイムなどのハーブ

  • ジュニパーベリー、ピンクペッパー


などを加えた、華やかで“映える”一杯は、SNSを通じて世界中へ広まりました。Hanako Web



4-3. 日本:クラフトジンバーと“食中酒”としての進化

日本でもここ数年、国産クラフトジンの登場とともにジントニック人気が急上昇しています。Hanako の特集「お酒の新常識。」では、和食とのペアリングを提案する記事や、究極のジントニックが飲める名店特集が組まれるほど。Hanako Web+1


  • 寿司に合わせるジントニック

  • 天ぷらや和食コースと合わせるジンソーダ

  • 食中酒としてのジン&トニック


といった新しい楽しみ方が広がり、「ワインでも日本酒でもなく、あえてジン」という選択肢が少しずつ浸透してきています。



4-4. アジア・北米:ローカル素材×クラフトジン

アジアや北米でも、ローカル素材を活かしたクラフトジンが続々登場しています。


  • シンガポール:カフィアライム、レモングラス、スパイス

  • オーストラリア:レモンマートル、ユーカリ

  • カナダ:ベリー、松、ボタニカルハーブ


こうしたジンを使ったジントニックは、その土地ならではの香りとストーリーを持ち、旅行者にとっても魅力的な“ローカルカクテル”になっています。



5. 自宅で“バー超え”ジントニックを作るステップガイド

ここからは、自宅でもプロ顔負けのジントニックを再現するための具体的なレシピとテクニックを紹介します。Hanako Web や各種プロ解説をベースに、家庭用にアレンジしたものです。みんなのきょうの料理+4Hanako Web+4三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+4



5-1. 必要な道具

  • タンブラーグラス(300〜350ml程度)

  • メジャーカップ(ジガー)

  • バースプーン(なければ長いスプーン)

  • 製氷トレー(できれば大きめの氷が作れるもの)



5-2. 材料(1杯分)

  • ジン:30〜45ml

  • トニックウォーター:90〜135ml(ジンの3〜4倍が目安)

  • ライム:1/4個(くし形)

  • 氷:グラス一杯分



5-3. 仕込みのポイント

  1. トニックウォーターは冷蔵庫でよく冷やす

  2. グラスも可能なら冷蔵庫で冷やす(耐冷性のあるもの)みんなのきょうの料理

  3. ライムはくし切りにし、中心の白い芯を取り除く

    • これを取ることで、余計な苦味を抑えられます。green-alaska.com



5-4. 手順と細かいコツ

① グラスに氷をたっぷり入れる

  • 大きめの氷を最初に入れ、上までぎっしり詰める

  • 氷が少ないとすぐ溶け、味が薄まりますジャパンバーテンダースクール・ジャパンカフェスクール


② グラスを冷やして水を切る

  • バースプーンで数回かき混ぜ、グラス表面が曇るまで冷やす

  • 溜まった水は一度シンクに捨て、氷だけ残すgreen-alaska.com+1


③ ジンを注ぎ、ライムを軽く絞る

  • 氷にぶつけるようにジンを30〜45ml注ぐ

  • ライム1/4個を軽く絞り、果肉ごとグラスに入れるgreen-alaska.com+1


④ ジンとライムをしっかり冷やすステア

  • バースプーンで20回転ほどステアして、ジンとライムを均一に冷やす(Green Alaska の推奨回数)green-alaska.com


⑤ トニックウォーターを静かに注ぐ

  • 氷に直接ぶつけないよう、グラスの内側や液面に沿わせて注ぐ

  • 炭酸の泡が立ちすぎないよう、勢いは控えめにジャパンバーテンダースクール・ジャパンカフェスクール+2みんなのきょうの料理+2


⑥ 最後に1回だけ、縦方向にステア

  • バースプーンで底から上に氷を持ち上げるように、1回転だけ

  • 混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので「1回だけ」が鉄則ですgreen-alaska.com+1


⑦ 完成。まずは香りを楽しむ

グラスを口に運ぶ前に、鼻先で一度ゆっくり香りを吸い込みましょう。

  • ジンのボタニカル

  • トニックのほろ苦さ

  • ライムのフレッシュな香り

がバランスよく立ち上がれば、成功です。



5-5. ありがちな失敗と対策

  1. すぐ薄くなる → 氷が少ない、または小さい

  2. 甘ったるい → トニックウォーターが常温で炭酸が抜けている、ジンが少なすぎる

  3. 酸っぱくて苦い → ライムを絞りすぎている

  4. 味がぼんやり → ステア不足、ジンとライムの冷えが足りない


それぞれ、

  • 氷・温度・ライムの量・ステア回数
    を見直すだけで大幅に改善できます。



6. ジンとトニックウォーターの選び方

6-1. ジン:まずは“王道”と“地元クラフト”から

ジンの世界は奥深く、ボトルを選び始めるとキリがありませんが、最初のステップは次の2軸を押さえることです。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1


  1. ロンドンドライ・スタイル

    • 代表例:ビーフィーター、ゴードンなど

    • ジュニパーベリーの香りがはっきりしていて、ジントニックの“基準”になる味

  2. 地元クラフトジン

    • 日本なら柚子・お茶・山椒などを使ったジン

    • 海外ならその土地のハーブやベリーを使ったジン


まずはロンドンドライで“基準値”を知り、次にクラフトジンで個性を楽しむ、という順番がおすすめです。



6-2. トニックウォーター:甘さ・苦味・炭酸を見極める

オリコンや食品メディアでは、トニックウォーターのブランドによって、甘さ・苦味・香り・炭酸の強さが大きく異なることが紹介されています。三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1

  • 甘さしっかりタイプ:初心者にも飲みやすいが、飲み疲れしやすい

  • 苦味強め・ドライタイプ:ジンの個性をしっかり感じたい人向け

  • 柑橘の香りが強いタイプ:フルーティなクラフトジンと好相性

味見をして「これだけで飲んでも美味しいか?」を基準に選ぶと失敗しにくくなります。



6-3. ジンソニックやアレンジで“自分好み”に寄せる

  • ジンソニック:トニックウォーターと炭酸水を1:1で割る

    • 甘さを抑えつつ、ジントニックらしい香りはキープできるスタイル三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)+1

  • 柑橘の変更:ライムの代わりにレモン、グレープフルーツ、柚子なども◎

  • ハーブ追加:ローズマリー、タイム、ミントを一本入れるだけで印象がガラッと変わる

自宅では、こうしたアレンジを試しながら“自分専用ジントニック”を探すのも楽しい時間です。



7. ノンアル派のための“ジントニック風”モクテル

アルコールを飲まない人が増えるなか、ノンアルコールのジン風味飲料も各社から登場しています。

7-1. ノンアル・ジン+トニック

  • ジュニパーベリーや柑橘の香りだけを抽出したノンアル・ジンを用意

  • あとは通常のジントニックと同じ手順で作る

これだけで、「アルコール0%なのにジントニック感のある」一杯が完成します。



7-2. 家庭でできる簡易レシピ

ノンアル・ジンが手に入らなくても、次のようなレシピで雰囲気を近づけられます。

  1. グラスに氷を入れる

  2. ライムを軽く絞る

  3. 砕いたジュニパーベリー(あれば)やローズマリーを1枝入れる

  4. トニックウォーターと炭酸水を1:1で注ぐ

ジュニパーが無くても、柑橘とハーブの香りで十分「ジントニック風」のモクテルになります。



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