記事一覧

1473件の記事があります

英国で「パブ離れ」が深刻化し、閉店は2025年に“1日1軒ペース”とも言われる。背景には、事業税・エネルギーコストの高騰に加え、若者の飲酒離れとノンアル需要の拡大がある。現場では“公平で心理的負担が少ない”としてコーヒーショップ型の「一列方式」を試す店が出る一方、「パブはスーパーじゃない」と文...

OpenAIは10月27日、ChatGPTの利用実態として「週のアクティブユーザーの約0.15%が自殺の計画や意図を示す会話を行い、0.07%が精神病・躁状態の兆候を示す」と推計を公表した。週8億人の利用規模を前提にすると自殺関連は約120万人、精神病・躁は約56万人に相当する。GPT-5では...

AI生成テキストの検出は進化したが、誤判定やバイアス、回避の容易さなどの限界は依然大きい。2025年10月に公開された記事は、「人は“人間っぽさ”に説得される」ことと、人間の編集・判断が不可欠だと主張する。実際にOpenAIは検出器を精度不足で停止し、大学や規制当局も「検出への過信」を戒めてい...

アマゾンが企業部門で最大3万人の人員削減を進めると報じられ、28日にはまず約1万4千人の削減を公表。対象は人事(PXT)やデバイス、オペレーション、場合によってはAWSなど。背景にはパンデミック期の過剰採用の是正とAI投資への資源再配分、管理層の層薄化やRTO強化など効率化策がある。従業員には...

PM2.5などの大気汚染は健康だけでなく「労働災害の発生確率と重篤度」を押し上げる――韓国・延世大学らの研究が、2000~2020年の事故記録と大気データを突合し、温度逆転を計量手法に用いて因果関係を示した。PM2.5が倍になると事故リスクは2.6倍、死亡は37%増、負傷者・死傷者は51%増。...

カナダUBCの研究チームは、女王蜂がウイルスに感染すると卵巣が縮小し、労働蜂の忠誠を維持する鍵成分「メチルオレエート」の産生が減るため、群れが女王を“見限る”=早期の女王交代(スーパーシージャー)が起きやすくなると報告した。野外試験ではメチルオレエートを含む合成フェロモンを与えると新女王の育成...

欧州の環境団体T&Eが発表した最新分析によれば、PHEV(プラグインハイブリッド)は実走では平均135g/kmのCO₂を排出し、ガソリン・ディーゼル車の166g/kmと比べ19%しか低減しない。WLTPと実走の“5倍”格差や、EVモードでもエンジンが作動して68g/kmを出す実態が明ら...

過去10年で富裕層人口が124%増と世界最速の伸びを示したモンテネグロ。背景には、ユーロの事実上導入による通貨安定、個人9~15%・法人9~15%の低い実効税率帯、海と山が織りなす観光資源、そして富裕層移住の世界的加速がある。かつての市民権投資制度は22年に終了したが、長期居住での恒久居住取得...

GLP-1受容体作動薬は食欲だけでなく脳の報酬系にも作用し、依存行動を弱め得るとの報告が相次いでいる。2025年の小規模RCTではセマグルチドがアルコール摂取量や渇望の一部を減少させた一方、長期有効性や至適用量、対象の選別は未確立。前臨床ではオピオイドやニコチンでも抑制効果が示唆されるが、適応...

ドイツの最新調査「Video Trends 2025」によると、TikTok・Instagram Reels・YouTube...

人間が長期間にわたり持続できる代謝出力の上限は、安静時代謝量(BMR)の約2.5倍。Current...

ハワイ州の新しい研究は、主要な人種・民族間で最長18.6〜19年に及ぶ平均寿命の差を示した。中国系は88.2年、他の太平洋諸島系(OPI)は69.6年、ネイティブ・ハワイアンは77.4年。州全体は全米平均(77.0年)を大きく上回る81.9年だが、教育、収入、住宅、医療アクセスなどの社会的決定...

10月25日(現地)米トランプ大統領は、オンタリオ州政府の反関税テレビCMに反発し、カナダからの輸入品に対する関税を「いま支払っている水準に加えて」さらに10%引き上げると表明した。CMはロナルド・レーガンの反関税発言を引用した内容で、ワールドシリーズ中継でも放映。フォード州首相は週明けにCM...

2025年10月26日、日本のH3ロケット7号機が新型無人補給船HTV-X1を搭載し、種子島から打ち上げに成功。約14分後に所定軌道へ投入された。HTV-X1は従来機より大型の貨物を運べ、飛行中に搭載物へ電力供給や低温保管が可能。最大6カ月のドッキング後、3カ月の自由飛行で技術実証も行う計画だ...

ベルリン—ブランデンブルクで“きのこブーム”が加速。採取家は「森は雑音のない場所」と語り、成果より観察と静けさを重視する姿勢が共感を集める。SNSが関心拡大を後押しし、人気インフルエンサーは数十万人の支持を獲得。一方、老化したきのこが食中毒の主因となるなど安全面の課題も。BfRは重症例や死亡例...

10月21日(火)に金価格が一時6.3%急落し、前日の史上高値4,381.52ドルから4,082.03ドルまで下落、週末も約4,113ドルで軟調に推移した。背景は①4~10月の急騰で過熱感が極大化、②ヘッジファンド等の利確・プット増で下押し、③中央銀行の買い鈍化懸念。SNSでは「短期は乱高下」...

賃金労働は、人びとの「違い」を競争へ変換し、職場の連帯を細かく断ち切る。正規/非正規、熟練/非熟練、男女・移民の線引きに、成果主義と将来不安が重なり、同僚を資源の奪い合いに巻き込む――と労働社会学者ニコレ・メイヤー=アフヤは指摘する。だが分断は運命ではない。最低賃金の実績や労働時間短縮の議論、...

「AIと結婚しました」と宣言する人が世界で増えている。AIは会話し、共感し、恋人や配偶者のようにふるまい、精神的な支えになるとユーザーは語る。 しかし現在の日本や多くの国の法律では、婚姻は“人間どうしの契約”が前提で、AIはそもそも契約主体にできないため、法的な結婚にはならない。...

日本各地の路線バスで「現金では乗れません」「ICカードかタッチ決済のみ」といった“完全キャッシュレス運行”が一気に広がっている。背景には、バス会社の経営悪化と運転手不足という深刻な危機がある。全国の路線バスでは赤字路線の維持が難しく、運賃箱の現金処理・両替対応・釣り銭管理といったアナログ業務を...

いま日本の中学・高校で、「全員同じブレザー」「男子は学ラン・女子はセーラー服」といった昭和〜平成型の“固定制服”から、パーカー・カーディガン・スラックス・スカートなどを自由に組み合わせられる“100通り制服”へと移行する学校が目立ってきている。生徒が主導して、学校側が「どのアイテムを着てもいい...

東京・新宿の繁華街「歌舞伎町」で、ネズミの目撃が相次いでいます。SNSやメディアでは「絶対増えてる」「子猫サイズ」といった声も。新宿区は2023年11月、苦情の急増を受けて約1229万円の補正予算を組み、本格的な駆除と環境調査に着手しました。2025年10月時点の取材では、区は約200カ所に毒...

2025年1〜7月、日本人の延べ宿泊は前年同期比4%減、35都道府県で減少。京都・東京などは10%超の落ち込み。一方で訪日客は過去最高ペースで増え、混雑と宿泊単価の上昇が国内客の足を鈍らせている。京都は立ち入り規制や宿泊税の大幅引き上げ、富士山は有料ゲートと上限制など対策を強化。家計は旅行から...

米テキサス大学オースティン校とポルト大学の共同研究が、近赤外LED光とSnOx(錫酸化物)ナノフレークを組み合わせる新しい“光温熱”(フォトサーマル)治療を報告。LEDによりナノ材が局所的に発熱し、がん細胞を選択的に死滅させ、健常細胞への影響は最小化される。培養細胞では皮膚がんで最大92%、大...

北西大学らが、痛覚に関わる温度センサーTRPM3の作動原理を原子レベルで解明した。熱や化学アゴニストは細胞内ドメイン(ICD)に同様の構造再配列を起こし、チャネル開口を引き起こす。逆に抗てんかん薬プリミドンは同じ領域に結合してスイッチを固着させ、活性化を阻害する。温度と化学が同一本質スイッチに...