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Z世代のサブスク課金額平均 ― 日本と海外、ここまで違う!

Z世代のサブスク課金額平均 ― 日本と海外、ここまで違う!

2025年07月02日 16:55

目次

  1. サブスク市場とZ世代:なぜ若者は定額を好むのか

  2. 比較① 金額で見る日・米・英

  3. 比較② サービス数とジャンルの違い

  4. 支出を左右する5つの環境要因

  5. 日本Z世代のリアル:1,803円の内訳と増加要因

  6. 海外のリアル:英国“5万円消費”と米国“束ね買い”モデル

  7. ケーススタディ:理想と現実のギャップ管理術

  8. マーケター必見!今後伸びる5ジャンル

  9. まとめと今後の示唆

  10. 参考記事一覧



1. サブスク市場とZ世代:なぜ若者は定額を好むのか

スマホネイティブであるZ世代は、“所有”より“アクセス”を重視する。契約・解約がボタン一つで完結し、コスト試算もしやすい定額モデルは、限られた可処分所得でも欲しい体験を“細切れ購入”できる仕組みだ。

加えてアルバイト収入や仕送りなど収入源が複層化しているため、決済タイミングが月次で固定されるサブスクは家計管理もしやすい。



2. 比較① 金額で見る日・米・英

地域平均月額支出円換算(※1)代表調査機関
日本(20代)¥1,803¥1,803三井住友カード 2025年調査smbc-cf.com
米国(Gen Z)$81約¥13,000iHeart / 1003 The Peak 2025年6月1003thepeak.iheart.com
英国(Gen Z)£305約¥50,000Visa UK 2025年4月visa.co.uk


※1 為替は2025年7月2日終値目安:1ドル=¥160、1ポンド=¥165 で換算。


日本は欧米に比べケタ違いに低いが、伸び率は年平均12〜15%で推移しており今後の拡大余地は大きい。



3. 比較② サービス数とジャンルの違い

  • 契約本数

    • 日本:3〜5件(推定)

    • 米国:6.8件(Senal News調べ)senalnews.com

    • 英国:7件前後(Visa調査)


  • 人気ジャンル

    • 日本:動画配信、音楽、ゲーム課金、ガチャ、学習

    • 米国:動画・音楽に加え、食材キット、フィットネス、書籍、クラウドストレージ

    • 英国:美容ボックス、AIスキンケア、植物・乳製品定期便など“ニッチ特化”



4. 支出を左右する5つの環境要因

  1. 可処分所得:日本の若者所得はOECD平均を約2割下回る。

  2. 家計負担構造:米国は学費ローン、英国は家賃高騰で“外出支出抑制→宅内サービス増”が起きやすい。

  3. 決済インフラ:クレカ普及率と後払い文化の差が契約障壁を左右。

  4. 文化的嗜好:日本は「一点豪華」型、欧米は「分散トライアル」型。

  5. 為替・物価:円安局面は海外価格連動サービスの割高感を助長。



5. 日本Z世代のリアル:1,803円の内訳と増加要因

三井住友カード(調査対象1,000人)によると、支払先のトップ3は動画(38%)、音楽(22%)、ゲーム(15%)。平均1,803円という数字は「単独契約主体」であることを示すが、2024年比で11%増と勢いを見せるsmbc-cf.com。増加要因は次の3つ。


  • 円安に伴う値上げ:Netflixなどが年内に2度目の値上げ。

  • ゲーム内課金の月額化:ガチャ定期パスが躍進。

  • 通信キャリアの“抱き合わせ”割引:学割プランに各種サブスクが付帯、実質的な契約本数増へ。



6. 海外のリアル:英国“5万円消費”と米国“束ね買い”モデル

Visa調査によれば英国Gen Zの月額£305のうち28%が美容・健康、24%が食関連、21%が動画・音楽だvisa.co.uk。特徴は「QOL系サブスク」の高さ。AIスキンケアやローカル農家のミルク定期便など、エシカル消費と自己投資が重なる。


米国は“バンドル文化”が浸透。通信キャリア経由で複数サブスクを一括契約するケースが3割を占め、年間$940(約15万円)が平均支出額というデータもあるsenalnews.com。



7. ケーススタディ:理想と現実のギャップ管理術

  • Aさん(東京・25歳)

    • 動画+音楽+ゲーム=計4件/月6,200円

    • “サブスク管理アプリ”で未使用月は即解約し、年間1万円削減。

  • Bさん(ロンドン・23歳)

    • AIスキンケア+植物+Netflix 等7件/月£280

    • 学生ローン返済が始まり、美容ボックスを隔月配送へスケールダウン。

  • Cさん(LA・27歳)

    • キャリア経由のApple One・Disney+など9件/月$92

    • バンドル内訳の一部が未使用と気づき、Rocket Moneyで整理後$25低減。



8. マーケター必見!今後伸びる5ジャンル

  1. メンタルヘルス系アプリ:瞑想・AIカウンセリング

  2. サステナブル食品ボックス:地産×低炭素配送

  3. パーソナライズ教育:AIチューター+資格試験対策

  4. スペースシェア:コワーキング、バーチャルオフィス

  5. アパレル“循環型”レンタル:定額+リセール保証


日本市場は為替影響で海外系が割高になる一方、国産サービスの成長余地が大きい。



9. まとめと今後の示唆

  • 日本の平均1,803円は国際的に見れば“ミニマム”だが、伸び率は高い。

  • 英国は生活全般を覆う“包括型”、米国は“バンドル型”、日本は“選択集中型”で個性が分かれる。

  • 今後は円安リスクと可処分所得の伸び悩みが、日本のサブスク拡大ペースを左右。

  • 企業側は「バンドル」「マルチペイメント」「非円建て価格表示」など、為替・決済に配慮した設計が鍵。ユーザー側は契約可視化ツールで“定額の盲点”を避けることが必須だ。



参考記事一覧

  1. 三井住友カード「20代の金銭感覚についての意識調査 2025」(PDF)

  2. Visa UK Press Release “Gen Z boosts subscription economy, tripling spend from older generations”

  3. IHeart “Americans Are Paying More Than $1K A Year On Subscriptions” (2025-06-23)

  4. Senal News “USA: Gen Z drives subscription economy shift with bundled services” (2025-04)

  5. C+R Research “Subscription Service Statistics and Costs” (2024)

  6. The Times “Plants, skincare, oat milk: Gen Z are the subscription kings” (2025-05)



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