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1日1.5億人が遊ぶ「Roblox」――子どもに「使いたい」と言われたら、親はどうする?

1日1.5億人が遊ぶ「Roblox」――子どもに「使いたい」と言われたら、親はどうする?

2025年12月14日 19:53

1. Robloxって何がそんなに人気なの?

Robloxは「ゲーム」1本ではなく、**“遊び場の集合体”**です。
シューティング、RPG、鬼ごっこ、ホラー、アスレチック、建築、着せ替え、ペット育成、学習系まで、無数の“体験”が並び、ユーザーが作った世界をユーザーが遊びます。


規模感も桁違いです。Robloxが公表している指標ページでは、**Q3 2025時点でDAU 151.5M(1日あたり1億5150万人)**と示されています。 Roblox for Brands
(※「1日1.5億人遊ぶ」という表現は、この規模感を指すものとして妥当です。)


さらに、利用者が費やす時間も極めて大きい。SEC提出資料では、**2024年にプラットフォーム上での“Hours engaged(総プレイ時間)”が73.5 billion hours(735億時間)**と記載されています。 SEC
子どもが「みんなやってる」「友だちがいる」と言うのは、誇張というより“今の遊びのインフラ”になっているからです。



2. 子どもがハマる理由(親が知っておくと揉めにくい)

Robloxの強さは、子どもの欲求に刺さる設計が揃っている点です。

  • 友だちと“同じ場所にいる感”:通話・チャット・一緒に冒険ができる

  • 自己表現が強い:アバター(見た目)・アイテム・スキン・エモート

  • 流行の移り変わりが早い:毎週のように新しい体験が出る

  • “作る側”にも回れる:遊びが創作に繋がる(ここが教育的メリットにもなる)

だからこそ、親がやるべきは「勝ち負け」よりも、ルールと環境整備です。



3. 親が気にするべきリスクは4つ(ここだけは必読)

① 知らない人との接触(チャット・フレンド・グループ)

最大の不安はここです。
Roblox側は「13歳未満のコミュニケーションのあり方」を見直し、安全を優先した制限や改善を段階的に導入してきました。 Roblox
ただし、機能が強化されても「子ども側の油断(個人情報を言う、外部SNSへ誘導される)」は起こり得ます。


家庭での合言葉を決めておくのが現実的です。

  • 本名、学校名、住所、顔写真、最寄り駅、習い事、親の勤務先は言わない

  • 外部のSNS・通話アプリ・リンク先へは行かない(“無料Robux”系は典型)

  • 困ったらスクショ→親に見せる→ブロック&通報



② 不適切コンテンツ(UGCの宿命)

Robloxはユーザー投稿型なので、作品の幅が広い反面、年齢に合わない表現も混じり得ます。
そこで重要になるのが**Content Maturity(コンテンツ成熟度)**です。Roblox公式ヘルプでは、保護者が子どものアカウントで成熟度を管理できると説明しています。 ロブロックスサポート



③ 課金(小さな課金が“習慣化”しやすい)

見た目アイテムや便利機能に、少額課金が積み重なりやすい設計です。
Robloxは**Monthly spending limit(月ごとの支出上限)を設定でき、手順も明記されています。 ロブロックスサポート
「課金の是非」より、
“上限とルール”**を先に置いたほうが揉めにくいです。



④ 長時間プレイ(時間が溶ける)

2024年の平均として「1日あたりの利用時間」が長いことがSEC資料でも示唆されています(Hours engagedとDAUから平均が導ける)。 SEC
時間問題は、親の精神力だけで止めるのが難しいので、仕組み化が必須です。



4. 「使いたい」と言われたときの、親のベストな返し方

おすすめの返し方はこの3段階です。

  1. 即答で禁止しない
    「いいよ/ダメ」ではなく「一緒に安全確認してからね」と返す。

  2. 条件付きの“仮OK”

  • 最初の1週間は親子で一緒に

  • 時間:平日◯分、休日◯分(宿題・風呂・就寝を優先)

  • お金:月上限◯円(ゼロでも可)

  • 交流:チャットは最初OFF、フレンドはリア友だけ など

  1. “守れたら広げる”方式
    いきなり自由にしない。「守れた実績」で解禁する。



5. 最初に決める“家庭ルール”テンプレ(そのまま使えます)

ルールA:時間

  • 平日:◯分(タイマー/保護者管理で終了)

  • 休日:◯分(外出・運動が終わってから)

  • 21:00以降はログインしない(例)



ルールB:お金

  • 月上限:0〜◯円

  • 課金する場合は「何を買うか」を事前相談

  • “無料Robux”を見たら即終了&報告



ルールC:交流

  • チャット:最初は制限(またはOFF)

  • フレンド:リアルで会う友だちのみ(保護者に申告)

  • 外部リンク・外部SNSへ移動はしない



ルールD:アカウント

  • 誕生日は正しく設定(年齢に応じた保護が働く前提)

  • パスワードは親が把握

  • 保護者用PIN(暗証番号)を設定して勝手に変更できないようにする



6. 親がやるべき設定(ここを押さえると事故率が下がる)

Robloxの保護者機能は「できること」が多いので、全部完璧にやろうとすると疲れます。
優先順位を付けるならこの順です。



優先①:Parental Controlsで“管理できる状態”にする

Roblox公式は、保護者が子どもの体験・交流・支出などを管理できる旨をまとめています。 ロブロックスサポート
まずはここに入って、「親が見える・止められる」状態を作るのが第一歩。



優先②:Content Maturity(年齢に合わせた世界だけに)

成熟度設定で、体験の種類を絞れます。 ロブロックスサポート
幼いほど“狭く・安全に”、慣れてきたら段階的に。



優先③:コミュニケーション制限

Robloxは13歳未満のコミュニケーションの扱いを強化しており、制限を前提にした設計へ更新してきました。 Roblox
家庭としては「最初はチャットを絞る」だけでも効果が高いです。



優先④:支出上限(Monthly spending limit)

月上限の設定方法が公式に案内されています。 ロブロックスサポート
“上限がある”だけで、親の心理的負担が激減します。



7. 2025〜2026で変わる“年齢確認”の流れ(知っておくと安心)

近年、各国で「子どものオンライン安全」への圧力が強まり、Robloxも年齢確認を強化しています。
AP通信によれば、Robloxはチャット利用などに絡む年齢チェックを強め、まず2025年12月に豪州・NZ・オランダで開始、2026年1月に世界展開する計画が報じられています。 AP News


重要なのは、「年齢確認が強化される=家庭の対策が不要」ではない点。
むしろ、家庭ルール+設定+会話が“最後の砦”になります。



8. 親子での導入手順(おすすめ運用)

ここからは、実際に始めるときの“事故りにくい手順”です。

ステップ1:親が先に触る(15分でOK)

  • どんな体験があるかざっと見る

  • 課金導線(どこで買えるか)を把握

  • チャット/フレンドの画面を確認



ステップ2:初回は“隣で同じ画面を見る”

  • 子どもが何を面白がるか

  • どこで困るか(怖い、課金したい、友だち追加したい)

  • “危ない誘導”が来たときの反応
    これを最初に見ておくと、あとが本当に楽です。



ステップ3:1週間だけ“試用期間”

  • ルールを守れたか

  • 寝る時間に響いてないか

  • ストレスが増えてないか(イライラ、口数が減る等)
    ここで一度、ルールを微調整。



9. 「うちは使わせていい?」判断チェックリスト

YESが多いほど導入向きです。

  • 親が最低限の設定(成熟度・支出上限・交流制限)をできる

  • 家庭で時間のルールを運用できる(タイマー等)

  • 子どもが“約束を守れた実績”を作れるタイプ

  • 困ったときに親へ報告できる関係がある

  • 課金を“家計のルール”として話せる


逆に、導入前に立て直したいサインはこれ。

  • スマホ/ゲームを止めると毎回大荒れ

  • 課金で嘘をつく、隠す

  • ネット上の人間関係にのめり込みやすい
    この場合は、いきなりRobloxを渡すより、時間管理と約束の練習からがおすすめです。



10. トラブルが起きたときの対処(親の行動だけ覚えて)

  1. まずプレイ停止(責めるより安全確保)

  2. スクショ保存(チャット・ユーザー名・体験名)

  3. ブロック&通報(プラットフォーム機能を使う)

  4. 同様の誘導(外部SNS/無料通貨/個人情報要求)は“定番の手口”として共有

  5. 必要なら学校や専門窓口へ相談(継続・脅し・金銭絡み等)



まとめ:Robloxは“禁止か放任か”ではなく「家庭運用」で決まる

Robloxは、世界規模の巨大プラットフォームになり、DAUが1.5億人級という事実は無視できません。 Roblox for Brands
一方で、UGC・交流・課金が絡む以上、リスクもゼロにはなりません。


結論としてはこうです。

  • 親が設定できる+家庭ルールを回せるなら、段階的にOK

  • ルール運用が難しいなら、もう少し待つ(または時間と交流を強く制限して短時間から)

最初の1週間を“親子で伴走”できる家庭ほど、Robloxは「危ないもの」から「学びもある遊び」に変わっていきます。


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