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イギリスの新しい年齢確認規制でポルノサイトアクセスが激減 : “アダルト封鎖”は可能か — 英国の社会実験が示した現実

イギリスの新しい年齢確認規制でポルノサイトアクセスが激減 : “アダルト封鎖”は可能か — 英国の社会実験が示した現実

2025年08月15日 00:09

7月25日に英国でオンライン安全法(Online Safety Act)の年齢確認ルールが本格適用されると、わずか2週間で主要アダルトサイトのUKトラフィックが軒並み急落した。Similarwebの集計を基にした報道では、PornhubとXVideosがともに47%減、xHamsterが39%減。他方、X(旧Twitter)やRedditなどのSNSは年齢ゲートを敷きつつも大きな減速は見られなかったという。規制の目的は未成年保護だが、現実にはVPN利用が急伸し、アクセスの“地下化”も進む。施行直後の英国ネット空間で、何が起きているのか。 ガーディアンフィナンシャル・タイムズ


施行の中身:求められる「年齢保証」

オンライン安全法の下、アダルトサイトや一部の大規模プラットフォームは、ユーザーが18歳以上であることを「実効的に」確かめる義務を負う。方法は、顔推定や身分証の照合、クレジットカード確認、デジタルIDウォレットなど。違反すれば高額罰金やサイト遮断の対象になり得る。 ガーディアンウィキペディア


データで見る急落:メジャーは落ち、長尾は微増

Similarwebの時系列では、施行前日の7月24日と8月8日を比べ、PornhubのUK日次訪問は360万→190万へ縮小した。XVideosも同率で減り、xHamsterも大幅減。対照的に、規制の目が届きにくい一部の小規模・非準拠サイトでは流入増が観測された——大手から長尾への“にじみ出し(クリープ)”が読める構図だ。 ガーディアンThe Verge


SNSはどうなった?「年齢ゲート」は導入、トラフィックは比較的安定

XやRedditなども年齢ゲートの強化に踏み切ったが、Similarwebの指標ではアダルトサイトのような“半減級”の落ち込みは確認できず、全体としては比較的安定している。年齢確認の厳しさ(本人確認の要否)や、当該プラットフォームでのアダルト露出の度合いが、影響差を生んだ可能性がある。 ガーディアンolhardigital.com.br


VPNが主役に——App Store上位を席巻、サインアップ**1400–1800%**急増

ルール開始直後から、英国内のVPNダウンロードと加入は急騰。Proton VPNはUK発のサインアップ1800%増(報道により1400%表記も)を公表し、iOSの無料アプリ上位はVPNが占めた日もあった。ユーザーの一部はVPNで海外回線に見せかけ、年齢確認を回避している。 The Vergeザ・レジスターアーステクニカ


取り締まりも同時進行:Ofcomが34サイトを調査開始

英規制当局Ofcomは、非準拠の疑いがある4社(合計34サイト)を正式に調査へ。必要に応じてアクセス遮断や罰金も辞さない姿勢を示し、施行の実効性を担保しようとしている。 www.ofcom.org.uk


現場からの声:SNSで広がる“賛否のリアル”

施行後、SNSには様々な反応が噴出した。

  • プライバシー不安:「顔スキャンや身分証提出はやり過ぎ」「データ漏えいが怖い」——こうした懸念とともに、「Wikipediaまで巻き込まれるのか」といった規制の“広がり”を問題視する投稿も目立つ。 タイムズ

  • “戻る場所”の議論:Spotifyなどでも年齢チェックが話題になり、一部では「(音楽や動画は)海賊版に回帰する」といった過激な声も。過度な年齢ゲートは“正規経路離れ”を招く恐れがある。 TechRadar

  • “抜け道”のミーム化:Discord等の年齢確認をゲーム画像で欺く“ネタ”も拡散。施行の真剣さとネット文化の軽妙さが皮肉に交錯した。 Cybernews

  • スレッドの空気:Redditでは「半減?当然だ」「VPN一択」といった実務的議論から、自由と安全のバランスをめぐる長文討論まで、温度差のあるスレが上がり続けている。 Reddit


何が成功で、何が課題か

子どもを有害コンテンツから守るという政策目的に照らせば、短期的なトラフィック減少は一つの“成功”の兆しだ。しかし同時に、

  1. **迂回行動(VPN・小規模サイト)**で本質的な曝露がどこまで減ったのかは未確定、

  2. 個人情報・生体情報の取り扱いに対する不信、

  3. 大手サイトの規範が長尾へ逃げることによる監督困難化、

  4. 表現の自由や教育・研究目的コンテンツまで“巻き込み規制”になる副作用、
    といった論点は残る。規制の網を張るほど「安全」へ近づくか、「地下化」を促すか——費用対効果の評価はこれからだ。 ガーディアン


海外への波紋:欧米で連鎖する“年齢保証”

フランスや米国の複数州でも年齢確認の法整備や運用が進んでおり、英国は“巨大な社会実験”のハブになっている。各国で法文化や技術環境が異なる中、どの設計が実効性と権利保護の両立に近いのか——比較検証の必要性が高まる。 Gazeta do Povo


これからのチェックポイント

  • 実測効果:未成年の実アクセス率はどれくらい減るのか(トラフィック全体の減少=曝露の減少とは限らない)。 olhardigital.com.br

  • 技術ガバナンス:年齢推定の誤判定・差別性、データ保護、“使い捨てID”などプライバシー保全設計。 ガーディアン

  • 執行の質:Ofcomの調査・遮断の実務と透明性。 www.ofcom.org.uk

  • 産業構造:大手の順守コスト上昇と長尾サイトの“逃げ場”化。 The Verge

参考記事

イギリスで未成年者向けの新しい規制が導入された後、ポルノサイトへのアクセスが劇的に減少
出典: https://g1.globo.com/tecnologia/noticia/2025/08/13/a-drastica-queda-de-acessos-a-sites-pornos-apos-novos-controles-para-menores-de-idade-no-reino-unido.ghtml

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