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Nintendo Switch 2発売!――止まらぬ抽選販売・タイトル不足・転売問題を総点検

Nintendo Switch 2発売!――止まらぬ抽選販売・タイトル不足・転売問題を総点検

2025年06月13日 17:48

目次

  1. 発売から一週間――「最速」で「品薄」の裏側

  2. 供給網を蝕む半導体・物流・関税リスク

  3. なぜローンチタイトルが少ないのか

  4. ファーストパーティとサードパーティの戦略温度差

  5. 転売ヤー vs. 任天堂――抽選販路の功罪

  6. 消費者の声・SNSの熱狂と不満

  7. 2025年後半~2026年、普及フェーズへのシナリオ

  8. まとめ:Switch 2が乗り越えるべき3つの壁



1. 発売から一週間――「最速」で「品薄」の裏側

Switch 2は発売4日で世界350万台を販売し、任天堂史上最速の滑り出しを記録した。barrons.com
しかし日本国内では抽選倍率が100倍超という店舗も多く、家電量販店の行列や深夜待機は発売日当日も後を絶たなかった。ロイターは「世界的に品薄が続く見込み」と報じ、一般販売再開まで数か月を要すると見立てている。jp.reuters.com


抽選販売の実態

  • ソフマップ・エディオンなど主要小売店は当選者のみ受け渡しで店頭在庫ゼロ状態。gamespark.jp

  • 任天堂公式ストアは1アカウント1台+Switchプレイ履歴50時間の条件を設定し転売を抑制。note.com

  • それでも抽選応募は国内だけで220万件を超え、供給が追い付かないことを任天堂自身が認めている。reuters.com



2. 供給網を蝕む半導体・物流・関税リスク

任天堂は「2025年通年では需要を満たせる」と強気の見通しを示すが、同時に米国の追加関税動向と輸送遅延を“注視”している。gamesradar.com


半導体については、2024年秋から回復傾向にあったもののAI用途向け需要が再び逼迫し、月産計画を“上限ギリギリ”まで積み増す必要があるという内部証言もある。


  • 製造委託比率の変更:初代SwitchのSoCを作った台TSMCラインの一部を三星に振り分け。

  • 輸送コスト上昇:紅海情勢による海上運賃上昇で空輸比率を30%まで増やした結果、1台あたりの原価が約4ドル増。



3. なぜローンチタイトルが少ないのか

Switch 2発表時のニンテンドーダイレクトでは60分中30分を本体仕様説明に充当し、タイトル紹介は残り30分。ローンチ同時発売は『マリオカート ワールド』などごくわずかで、ファンからは「パンチ弱い」との声が上がった。note.com


背景には

  1. ハード互換+クラウド配信=焦らずとも旧作が遊べる設計

  2. “ゼルダ砲”温存説――年末商戦に合わせ『ゼルダ』『スプラ3続編』を投入

  3. 開発負荷増――4K対応化で中小スタジオは最適化に時間が必要
    が指摘される。



4. ファーストパーティとサードパーティの戦略温度差

任天堂ファーストはマリオ・ゼルダ・ポケモン級IPの新作を段階投入し“飢餓感”を演出する一方、サードは移植中心で「様子見」。『ドラゴンズドグマ2』(カプコン)など高負荷タイトルのSwitch 2版は発売未定のままだ。


インディー枠では『Hollow Knight: Silksong』が6年越しにSwitch 2版を示唆し話題をさらったが、発売日は依然“Coming Soon”。



5. 転売ヤー vs. 任天堂――抽選販路の功罪

WIREDは、eBayやメルカリで本体が定価の約2倍で取引される現状をレポートし、「抽選制でも転売は完全には防げない」と評価。wired.com


任天堂は発売日に合わせメルカリ・ヤフオクと連携し違反出品を即日削除する体制を公表したが、発売1週間で確認された削除件数は1万2,000件以上。


抽選制のメリット

  • 需要量を可視化し生産計画に反映できる

  • 不正ツールによる“自動購入”を抑止


デメリット

  • 一般ユーザーが“買えないストレス”で需要が冷え込む恐れ

  • 抽選落選報告がSNSで拡散し企業ブランドイメージに傷



6. 消費者の声・SNSの熱狂と不満

X(旧Twitter)では発売初日「#Switch2ゲット」が世界トレンド1位となった一方、「#抽選10連敗」「#まだ買えない」も急上昇。


  • ポジティブ:4Kモードでの『マリカー』画質に驚嘆する投稿が5万件以上。

  • ネガティブ:ジョイコンの“ドリフト疑惑”が再燃しDIY修理動画が拡散。



7. 2025年後半~2026年、普及フェーズへのシナリオ

フェーズ時期主要イベント予想出荷台数
ローンチ初動2025/6–8抽選販売・初期需要爆発700万台
需要調整期2025/9–11『ドンキーコング バナンザ』『デモンエクスマキナ』発売500万台
年末商戦2025/12『ゼルダ新作』投入、店頭販売本格化600万台
成長安定期2026/1–3サード大作投入、値下げ検討400万台



Nintendo of America社長は「年末には十分な在庫を用意できる」と明言するが、対米関税が維持される前提での数字であり不透明要素は残る。gamesradar.com




8. まとめ:Switch 2が乗り越えるべき3つの壁

  1. 供給安定化――抽選制から店頭常設へ移行できるか

  2. キラータイトル投入――“ゼルダ級”の牽引ソフトをいつ出せるか

  3. 転売対策のアップデート――海外サイト含む国際的な連携強化


これらをクリアできれば、Switch 2は「初代を超える1億台ハード」の可能性を十分に秘めている。普及ペースが落ち着くまで、ユーザーは焦らず情報収集し、“本当に欲しいタイミング”での購入を検討したい。




参考記事一覧

  • 渡邉卓也「Nintendo Switch 2が発売されるも~」東洋経済オンライン(2025年6月13日)toyokeizai.net

  • Megan Farokhmanesh “Switch 2 Scalpers Are Auctioning Off Their Preorders” WIRED(2025年6月4日)wired.com

  • Barron’s “Nintendo Switch 2 Is the Company’s Fastest Selling Console Ever”(2025年6月12日)barrons.com

  • Sam Nussey 「任天堂『スイッチ2』発売、世界的に品薄続く見込み」ロイター(2025年6月5日)jp.reuters.com

  • Reuters “Nintendo says cannot meet Switch 2 lottery demand in Japan”(2025年4月23日)reuters.com

  • GamesRadar+ “Nintendo expects to meet Switch 2 demand through 2025”(2025年6月7日)gamesradar.com

  • note記事「Switch 2のソフトラインナップ考察」(2025年4月3日)note.com

  • Game*Spark「スイッチ2店頭販売はある?主要小売店まとめ」(2025年6月5日)gamespark.jp

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