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くら寿司の“ちいかわ皿”、メルカリ転売が止まらない——「不毛だよ」の声、店舗は長蛇の列。配布は全4種で先着70万人

くら寿司の“ちいかわ皿”、メルカリ転売が止まらない——「不毛だよ」の声、店舗は長蛇の列。配布は全4種で先着70万人

2025年07月27日 21:07

1. 何が起きているのか——“ちいかわ皿”をめぐる熱狂と混乱

くら寿司は2025年6月27日(金)から「ちいかわ」コラボキャンペーンを全国で開始し、7月25日(金)からは会計2,500円(税込)ごとに“ちいかわ皿”(全4種)を1枚進呈する第3弾をスタートした。配布は先着合計70万人、なくなり次第終了という条件である。グルメ Watch



一方、実施初日から店舗は大混雑し、**「6時間待ち」**といった報告まで出るほどの行列が発生。SNSの“地獄絵図”という声や、フリマアプリでの転売に対する怒りが報じられた。ねとらぼ



2. キャンペーンの全体像(配布条件・日程・会場装飾)

公式告知と報道を総合すると、配布スケジュールは次のとおりだ。

  • 第1弾(6/27〜):クリアファイル(全4種)

  • 第2弾(7/11〜):うちわ(全4種)

  • 第3弾(7/25〜):寿司皿(全4種)
    いずれも会計2,500円ごとに1枚進呈、なくなり次第終了。原宿となんばパークスサウスの旗艦店では店内装飾も実施された。電撃ホビーウェブMANTANWEB(まんたんウェブ)



3. 現場の“長蛇の列”と初日の様子

第3弾開始日の7月25日(金)には、多くの店舗で長い待ち時間が発生し、**「6時間待ち」**の投稿も。炎天下の中での行列、家族連れの姿、配布在庫をめぐる不安の声など、店舗体験は大きく揺さぶられた。これらの状況は国内メディアが複数の画像とともに報じている。ねとらぼ



4. フリマアプリでの出品実態——単品から「4枚セット」まで

配布開始と同時に、フリマアプリやオークションサイトには単品に加えて**「4枚コンプリートセット」**の出品が並んだ。実際に、**メルカリで「4枚セット」**の出品や、ヤフオク!で「4枚コンプ」が確認できる。また、直近の検索一覧ではコンプセットが7,000〜9,499円といった事例が見られる。価格帯は変動するが、単品はおおむね数千円の事例が複数確認できる。メルカリYahoo!オークションメルカリ


さらに、発売(配布)当日の相場が2,600〜5,000円前後だったとする報道も出ており、需要の強さが示唆される。ライブドアニュース



5. 「不毛だよ」の声が象徴するもの

この転売の広がりをめぐって、SNSや報道では**「不毛だよ」**という言葉まで見出しに掲げられ、批判が噴出。配布特典目当ての消費や、コラボの“体験価値”を損なう行為への徒労感・徒費感が集約された形だ。このフレーズを掲出したメディア投稿も確認できる。X (formerly Twitter)



6. くら寿司の公式見解・運営対応

くら寿司は公式トピックページで、「賞品の転売、オークション等への出品、換金、その他の譲渡は固くお断りします」と明記している。また、配布直前の7月24日付の文書で、ビッくらポン!景品の需要過多に伴う一部オリジナル景品への切替や、ビッくらポン!付きセット商品の販売休止を告知しつつ、7月25日からの“ちいかわ皿”配布は予定通り実施すると発表した。くら寿司くら寿司



7. なぜ転売が起きるのか——需要・供給・制度設計の視点

今回の事例には、いくつかの構造的要因が重なっている。

  1. 需要の集中:人気キャラクターと飲食体験の組み合わせは“思い出+モノ”という二重の価値を生み、開始初日に需要が集中しやすい。**配布が“先着・数量限定・全4種”**という設計は、コレクション欲求とコンプリート願望を高める。グルメ Watch

  2. 取得コストの見通しやすさ:2,500円ごとに1枚という明解なルールは、支出計画を立てやすく、高額会計で複数枚の同時取得が可能になる。結果として、**「セット出品」**が成立しやすい。グルメ Watch

  3. 二次市場の即時性:フリマ/オークションの検索・出品・購入がリアルタイムで回るため、店舗の在庫状況と二次市場の価格が短時間で相互作用を起こす。開始初日の混雑・逼迫は、“今すぐ欲しい”層と“すぐ売れる”期待を強める。当日相場2,600〜5,000円前後という報道は、その初動の強さを裏づける。ライブドアニュース

  4. キャンペーンの“体験”と“所有”の乖離:本来は飲食体験の記念品であるが、所有だけを目的化すると、飲食を伴わない**“物だけ欲しい”**需要が二次市場に流れ込む。



8. 法的・倫理的論点——「違法?」ではなく「規約違反」「顧客体験の毀損」

  • 違法性の一般論:購入した物品の転売は原則として違法ではない。ただし、事業者がキャンペーン規約で譲渡・転売を禁じている場合、規約違反にあたる可能性があり、アクセス制限や配布拒否等の運用上の措置対象になり得る(本件も**「転売・出品は固くお断り」**の明記)。くら寿司


  • 倫理面:本来のファン体験や店舗運営(行列・在庫逼迫・従業員負荷)を阻害する行為として、コミュニティ規範上の批判が強い。「不毛だよ」という言葉が広く共感を集めた背景には、“体験の共有”より“収益化”が優先される徒労感がある。X (formerly Twitter)



9. 現場で起きたことの時系列整理

  • 6月16日:コラボ発表。2,500円ごとに配布、三段階(クリアファイル→うちわ→寿司皿)、いずれも全4種/各先着70万人が明らかに。電撃ホビーウェブ

  • 6月27日(金):コラボ開始(第1弾)。MANTANWEB(まんたんウェブ)

  • 7月11日(金):第2弾うちわ配布開始。電撃ホビーウェブ

  • 7月24日(木):公式がビッくらポン!景品の切替やセット商品の販売休止を告知、7月25日からの皿配布は予定通りとアナウンス。くら寿司

  • 7月25日(金):第3弾“寿司皿”配布開始。全4種/先着70万人、2,500円ごとに1枚。グルメ Watch

  • 7月25〜26日:多店舗で長時間待ち。メルカリ出品の拡大、**「4枚セット」**も散見。ねとらぼメルカリ



10. 二次市場の“価格形成”を読む

初動は「話題性 × 希少性 × 早期入手価値」が相場を押し上げる典型パターンだ。配布在庫は全国合計で先着70万人と一見多いが、人気デザインの偏りや店舗ごとの在庫差、夏休みの需要集中が体感的希少性を強める。実際、当日相場2,600〜5,000円前後の報道や、セット7,000〜9,499円といった出品例が示すように、初週は“プレミア”が乗りやすい。ただし、在庫の消化ペースや再出品の増加で価格は漸減する傾向がある。ライブドアニュースメルカリ



11. 事業者にできる現実的な対策(短期・中長期)

短期:第3弾配布期間中の混雑・二次流通抑制

  • 来店整理と配布ルールの明確化:**「お一人さま◯枚まで」**等の上限設定(店舗裁量含む)、会計分割による過度な取得の抑制、引換時の本人確認簡素運用。

  • 配布タイミング分散:日別ロット管理や日内の時間帯分配で初日・昼ピーク集中を平準化。

  • 在庫見える化:公式アプリや店舗掲示で残数ステータスを提示し、ムダ行列を抑える。


中長期:再発防止の制度設計

  • 抽選・事前エントリー:配布物は抽選優先/当選者のみ引換に。平準化と公平性が両立。

  • “体験連動”の強化:来店ミッション(クイズ/AR)や時間滞在と紐づけた配布で、単発大量取得の誘因を下げる。

  • 受注生産/後日EC引換:初日ロットは展示用(体験優先)、物品は受注→後日配送で二次市場の即時性を削ぐ。

  • 転売対策の実効化:出品監視の通報連携、注意喚起クリエイティブ(店舗・SNS)を常設し、「転売禁止」規約の周知を強化。くら寿司



12. プラットフォームの役割

フリマ/オークション事業者には、


  • 規約で禁止される景品の優先モデレーション、

  • “キャンペーン特典”タグの自動認識と注意表示、

  • 出品者の“在庫保有確認”UI(写真のEXIF・写り込みを要件化)

    など、**“無在庫出品”や“当日高騰”**を抑える仕組みづくりが求められる。



13. ファン/来店者のための実用ガイド

  • 公平に入手するコツ:混雑と在庫消化が緩やかになる平日夕方以降の利用や旗艦店以外の選択、少人数・カウンター席の活用など。

  • 体調優先:猛暑の行列は危険。こまめな水分・塩分補給、整理券の活用、同伴者での交代待機を。

  • 二次市場の“焦り買い”は避ける:初週相場は過熱しやすい。配布継続の見込みや在庫日別分配がある店舗もあるため、様子見も選択肢。グルメ Watch



14. 「ちいかわ×くら寿司」だからこその学び

キャラクター×外食は、ファン心理(“推し”の可視化・所有欲)と場の楽しさ(“食べる体験”)が結びつくことで、来店喚起と拡散力を強く生む。反面、限定配布の設計次第で初日集中→混乱→二次流通の温床になりやすい。抽選・受注・体験連動などを組み合わせ、「行けばきっともらえる」安心設計へ転換できれば、ファン体験の質と現場オペレーションの双方が改善するはずだ。



15. まとめ

“ちいかわ皿”は、外食とポップカルチャーの融合が生む熱狂の象徴だ。一方で、長時間待ちや転売は、本来の楽しさを損ねかねない。くら寿司は転売禁止を明記しつつ配布を予定通り実施し、景品の切替など柔軟対応を進めた。今後は、抽選・受注・在庫の見える化などの再設計で、**ファンにとって“うれしい並び方”、店にとって“回る現場”**を実現できるかが鍵になる。くら寿司くら寿司




参考記事・出典一覧

  • くら寿司「ちいかわ」コラボ第3弾、“会計2,500円ごとに寿司皿(全4種)”・先着70万人の配布開始(2025年7月25日)。グルメWatch。グルメ Watch

  • 「地獄絵図」——くら寿司“ちいかわコラボ皿”で6時間待ち報告、メルカリ転売の怒りも。ねとらぼ。ねとらぼ

  • キャンペーン特設ページ/応募規約(転売出品の禁止を明記)。くら寿司公式。くら寿司

  • 「『ちいかわ』×くら寿司」コラボ概要:配布スケジュール・全4種など。電撃ホビーウェブ。電撃ホビーウェブ

  • MantanWeb(英語版):コラボ開始の基本情報(6/27〜)。MANTANWEB(まんたんウェブ)

  • 公式リリース(7/24付):ビッくらポン!景品の切替・セット商品の休止、7/25の皿配布は予定通り。くら寿司(PDF)。くら寿司

  • EIGA.com:第3弾“寿司皿”は7/25〜、全4種・各70万人。アニメハック

  • メルカリでの「4枚セット」出品例。メルカリ

  • Yahoo!オークションでの「4枚コンプ」出品例。Yahoo!オークション

  • メルカリ検索一覧(価格例:コンプ7,000〜9,499円など)。メルカリ

  • Livedoor News:当日相場2,600〜5,000円前後との報道。ライブドアニュース

  • ハフポスト日本版(X公式):見出しで「不毛だよ」のフレーズを掲出。X (formerly Twitter)

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