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“30秒で学ぶ投資”が老後を壊す? finfluencer時代の退職マネー防衛術

“30秒で学ぶ投資”が老後を壊す? finfluencer時代の退職マネー防衛術

2026年01月06日 00:15

「投資はSNSで学ぶ」——その便利さが、老後資金には毒になる瞬間

いまや投資の入口は、証券会社のセミナーでも分厚い本でもなく、リールや短尺動画だ。NDTV Profitが2026年1月4日に掲載した記事は、その現実を数字で突きつける。PGIM Indiaの退職準備に関する調査では、回答者の23%がfinfluencerを金銭面の助言源としてフォローし、さらにフォローしている人の約32%が内容を検証せずに実際の金融行動に移したという。 NDTV Profit


この「学び→実行」のショートカットこそが、老後資金にとって最も危険だ。なぜなら退職準備は、短期の当たり外れよりも、長期の再現性と事故耐性(失敗しても立て直せる構造)がすべてだからだ。



1) なぜ今、finfluencerが“退職準備”に入り込むのか

記事が描く前提はシンプルだ。退職はインドで最重要の金融目標になりつつある一方、準備は追いついていない。加えて、生活費の上昇やローン返済(EMI)の負担、貯蓄余力の低下が家計を圧迫し、「時間をかけた資産形成」より「早く増える話」が刺さりやすい。 NDTV Profit


そこへSNSのアルゴリズムが、最も強い物語——「短期間で勝てる」「この方法で増えた」——を増幅する。視聴維持に有利なのは、注意事項や前提条件より、結論が派手な成功談だ。つまり、構造的に“危ない情報ほど伸びやすい”。



2) “噛み砕き”が“断片化”に変わると、投資はギャンブルになる

finfluencerの功績がゼロだと言うつもりはない。投資用語や制度、複利やインフレの考え方を分かりやすく説明し、「金融の敷居」を下げた側面は確かにある。


問題は、分かりやすさが行き過ぎて**「条件付きの話」が「誰にでも効く処方箋」へ変形**する瞬間だ。

  • 「この銘柄が上がる」→ 時間軸は?分散は?損切りは?

  • 「月◯%で増える」→ 最悪ケースは?レバレッジは?税・手数料は?

  • 「初心者でも簡単」→ その市場は初心者に不利ではないのか?


退職資金は、生活防衛・医療・介護・物価上昇に耐える“持久戦の設計”で、短期勝負が主役ではない。にもかかわらず、断片化した情報は受け手に「分かった気」「管理できる気」を与え、リスクを見えなくする。



3) データが示す現実:複雑市場で「大多数が負ける」意味

NDTV Profitは、理解が追いつかないまま市場参加すると深刻な結果を招くと指摘し、規制当局SEBIのデータを引き合いに出す。 NDTV Profit


SEBIは、FY22〜FY24の株式先物・オプション(Equity F&O)で個人トレーダーの93%が損失、**損失総額が約₹1.8 lakh crore(1.8兆ルピー規模)**に達したと公表している。 sebi.gov.in


ここで重要なのは、「知識がないと負ける」ではなく、市場構造として個人が不利になりやすい点だ。情報の速さ、執行コスト、経験、資本量。ハンデがある試合で、ショート動画の“勝ち切り抜き”だけを見て参戦すれば、負ける確率が高いのは当然だ。



4) 「空白」を埋めるSNS、「責任」を埋められないSNS

調査が示唆するのは、finfluencerが“空白”を埋めている現実でもある。正式な助言や体系的な退職準備にアクセスできない人にとって、SNSは「無料の教室」になった。 NDTV Profit


しかし、教室と診察室は違う。規制下のアドバイザーなら本来求められるはずの適合性(その人の家計や目的に合うか)や説明責任が、SNS投稿には乗りにくい。まして、案件・広告・紹介料など利害が絡むと、受け手の利益より発信者の収益が優先されるリスクが上がる。



5) SNSの反応:怒り・歓迎・そして「自分もやられる」の混在

「finfluencerの影響力」と「規制」の話題は、SNSで特に温度が高い。象徴例として、SEBIがfinfluencer関連で大型の措置を取った案件では、X(旧Twitter)上で「最大級の命令だ」と拡散され、規制の強さそのものが話題になった。 X (formerly Twitter)


Redditでも、同種の話題に対し「危ういコース販売」「夢を売る手口」への怒りに加え、「投資自体が悪いのではなく、見抜く知恵が必要」といった“線引き”を求める声が目立つ。 Reddit


また、メディア側も「投資で儲けるより、儲かる夢を売る方が簡単」という構図を取り上げ、被害相談が背景にあることを報じている。 mint


この反応が示すのは、単純な「騙された/騙されない」の二分ではないことだ。多くの人が、**“自分も同じ心理で飛び込み得る”**と気づき始めている。だからこそ、派手な勝ちよりも、損失確率・最悪ケース・手数料・税・流動性といった“地味な論点”が本来は重要になる。



6) じゃあ、私たちは何をすればいい?(実務チェックリスト)

finfluencerを「全部ダメ」で切る必要はない。大事なのは、学びと実行を分離し、実行時はルールを変えることだ。


A. 発信者と利害をチェック

  • 広告・提携・紹介料の明示があるか(曖昧なら距離を取る)

  • “教育”と言いながら、実質的に売買を誘導していないか(規制当局が問題視しやすい点でもある) mint


B. コンテンツの危険サイン

  • 「今すぐ」「絶対」「置いていかれる」など急がせる言葉が多い

  • リスクが数字で語られない(最大損失、分散、時間軸の説明がない)


C. 退職資金は“事故らない設計”を最優先に

  • 老後資金はまず長期・分散・継続をベースに置く

  • 短期勝負をするなら、生活に影響しない“実験枠”に限定する

  • 最終判断は、商品説明書・規制当局の注意喚起・公式データなど一次情報で確認する(「動画の熱量」ではなく「事実の密度」で決める)



結論:必要なのは“金融リテラシー”より“金融の見極め力”

NDTV Profitの記事が投げかける論点は明快だ。SNSは金融の入口を広げたが、同時に誤解や過信も同じ速度で広げる。 NDTV Profit


退職準備に必要なのは、「詳しくなること」以上に、その情報が自分に適合するかを見抜く力だ。バズはあなたの老後を保証しない。保証するのは、検証と設計だけである。



参考記事

インフルエンサー経済には実際の影響力がある — そして退職計画に対する実際のリスクもある
出典: https://www.ndtvprofit.com/personal-finance/influencer-economy-has-real-sway-and-real-risk-to-your-retirement-planning

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