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Googleの新広告戦略:“見てから隠す”広告 ─ Google検索の新UIは誰のためのアップデートか

Googleの新広告戦略:“見てから隠す”広告 ─ Google検索の新UIは誰のためのアップデートか

2025年10月15日 01:00

何が変わるのか

Googleは、検索結果に表示されるテキスト広告をページ最上段の「Sponsored results」ブロックに集約し、単一の大きな「Sponsored」ラベルを常時表示する。ブロックの末尾には“Hide sponsored(スポンサー結果を隠す)”ボタンが用意され、ユーザーはそこをタップ/クリックすると広告全体を折りたためる。ただし、その操作は広告群を一度スクロールで通過した後でないと行えない設計だ。デスクトップとモバイルの双方で順次ロールアウトが始まっている。The Verge


さらに、1画面の広告数は最大4件に制限されるとしており、ラベルの視認性向上と併せて“どこからが広告か”を把握しやすくする狙いがうかがえる。StartupNews.fyi


「より避けやすく、より避けにくい」という矛盾

今回のUIは、ユーザーの主導で広告を折りたためる点で“避けやすさ”を高める一方、「隠す前に見せる」という順序ゆえに露出機会は確保される。The Vergeも「非表示にできるのは便利だが、先に見ないといけない」と皮肉を交えつつ報じた。Googleは“ページ上部のナビゲーションを簡単にする”と説明するが、実装はユーザー主権と広告ビジネスの均衡を取る折衷案といえる。The Verge


背景:広告ラベリングの変遷

Googleはここ数年、検索広告のラベルを「Ads」から「Sponsored」へと変更し、オーガニック結果との見た目の距離を調整してきた。新デザインはその延長線上にあり、まとまったブロック化と常時表示のラベルで、透明性の“形式”を強めている。The Verge


広告主へのインパクト:計測とクリエイティブの再設計

折りたたみ可能な最上段ブロックは、初期インプレッションは得られるが、CTR(クリック率)とスクロール位置の関係がこれまで以上に敏感になる。コミュニティでは、AI Overviewsやショッピング枠の増加で「検索広告の効率が落ちた」との声も出ており、今回のUIで**視線の上下動や“折りたたみ率”**が新たな変数になりうる。運用現場では、見出し・説明文の前半40〜60文字に情報価値を詰め、**第1ビューでの“スキマ勝負”**に備えたい。Reddit


ユーザー体験:透明性と回避性のトレードオフ

ユーザー側の純粋な体験価値は、(1)「広告のまとまり」と(2)「明確なラベル」で向上する一方、**非表示操作が“後出し”であることが小さくない摩擦だ。UI/UXの観点では、初回訪問時のみ“先に折りたたみ可”のオンボーディングを出す、あるいは「常に折りたたむ」を設定化する余地がある。しかし現状は、ビジネス上の合理性から「まず見てもらう」**順序が優先されている。The Verge


規制環境との相互作用

英国の競争当局CMAは今月、Googleの検索広告分野での“戦略的市場地位”を指定。検索の見せ方や代替選択肢の提示を含む広範なルール形成が進む可能性を示した。UIの透明化は、こうした規制環境に対する予防的順応としても読める。AP News


SNSの反応スナップショット

  • 「広告をまとめて折りたためる」って大胆:r/googleadsでは「Show/Hideボタンが出ている」「A/Bテストでは?」といった現場観測が先行。驚きと検証ムードが交錯している。Reddit

  • 運用サイドの不安:同コミュニティでは、近時のAI要素や枠構成の変化で“効率が落ちている”と嘆く投稿も。今回のUIがCTRや入札最適化にどう跳ねるか、様子見の空気が濃い。Reddit

  • 一般ユーザーの受け止め:メディア投稿をきっかけに「隠せるのは歓迎、でも先に見せるのは本末転倒」といった反応が散見。話題化の発火点にはEngadgetのX投稿などもあり、**“便利さと違和感”**の両論が共存している。The Verge+1

広告主のTo-Do(実務的チェックリスト)

  1. 検索語×意図の棚卸し:折りたたみ後でも開かれる価値のあるクエリに集中。

  2. 見出しの“瞬発力”強化:USPと価格・在庫・納期などの確定情報を前詰め。

  3. アセットの多様性:同一メッセージの言い換えを複数用意し、表示順位変動に耐性を。

  4. ポジション別KPI:Impression Shareだけでなく、“折りたたみ率推定”(スクロール深度・クリック前滞在などの代理指標)をダッシュボードに仮置き。

  5. ブランドセーフティと規約順守:規制注視国では文言の透明性をより厳密に。The Verge


まとめ:検索という“公共空間”の作法

今回のアップデートは、ユーザーに透明性、Googleに表示機会、広告主に最適化の再設計を同時にもたらす。折りたためるが、まずは見せる——その微妙なバランスこそが、巨大な広告ビジネスとユーザー信頼の“接点”であり続けるための現実解なのだろう。しばらくは、データで静かに確かめる時間だ。The Verge



※本稿はEngadgetの報道(リンク経由の要旨)を起点に、The Vergeほかの一次報道、コミュニティ上の反応をあわせて再構成しました。記事内の日時は日本時間(本日=2025年10月15日)基準で表記。StartupNews.fyi


参考記事

Googleは検索広告をより避けにくく、また避けやすくしています。
出典: https://www.engadget.com/google-is-making-search-ads-more-and-less-avoidable-215658127.html?src=rss

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