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減税・財源って何?参院選前に知っておきたい「判断の4ポイント」

減税・財源って何?参院選前に知っておきたい「判断の4ポイント」

2025年07月03日 20:54

目次

  1. 減税とは何か?基本のキ

  2. 財源って何?税金の裏側にある仕組み

  3. よくある「耳障りのいい公約」の落とし穴

  4. 判断ポイント①:誰に、どんな減税?

  5. 判断ポイント②:財源の説明があるか

  6. 判断ポイント③:将来への影響はどうか

  7. 判断ポイント④:経済効果をどう捉える?

  8. 国の借金と「次世代」問題

  9. 減税と財政健全化のジレンマ

  10. 有権者ができる「見抜く力」の持ち方

  11. おわりに:投票は「将来への選択」



1. 減税とは何か?基本のキ

減税とは、政府が取っていた税金を減らすことです。消費税を下げる、所得税の控除を拡大する、法人税を引き下げるなど、形は様々です。結果として私たちの可処分所得(自由に使えるお金)が増えることになります。

ただし、それは同時に「国の収入が減る」ことを意味します。家計に例えると「収入を減らす」のに等しいわけです。にもかかわらず支出(社会保障費、防衛費、教育、災害対策など)は変わらない、もしくは増えていくのが現状です。



2. 財源って何?税金の裏側にある仕組み

財源とは、国が事業や施策を行うための「お金の出どころ」です。税金(国税・地方税)だけでなく、国債(借金)や保険料、印紙収入なども含まれます。


例:

  • 消費税:社会保障の財源として活用

  • 所得税:国全体の基幹財源

  • 国債:将来世代への“借金”

減税によって税収が減った場合、以下のどれかで補わなければなりません。

  • 他の税を上げる(増税)

  • 支出を減らす(歳出削減)

  • 借金を増やす(国債発行)



3. よくある「耳障りのいい公約」の落とし穴

選挙前になると、「減税します!」「10万円配ります!」という公約が目立ちます。これらは一見「国民に優しい政策」のように見えますが、それを実行するための詳細な計画がない場合、「後で困る」のは国民です。


特に問題なのは、「財源がないのに減税だけを先に行うこと」。これは家計で例えると「来月の収入がないのに今クレジットカードで高級品を買う」ようなものです。



4. 判断ポイント①:誰に、どんな減税?

まず確認したいのは、その減税政策が「誰を対象にしているか」です。所得の低い人に対する減税と、高額所得者向けの減税では社会的な意味合いが大きく異なります。

また、企業減税も「国内雇用を増やすことに繋がるのか?」などの視点で見ていく必要があります。



5. 判断ポイント②:財源の説明があるか

もっとも重要な点が「財源の明示」です。「減税します!」と言いながら財源について触れていない場合は注意です。財源を「どこから」「どれくらい」持ってくるのか説明がなければ、政策の実現性はかなり低いと見た方がいいでしょう。



6. 判断ポイント③:将来への影響はどうか

減税は短期的には人気を得やすいですが、将来に大きなツケを回すことになりかねません。特に国債による財源調達は「未来の増税」や「サービスの質の低下」として返ってきます。



7. 判断ポイント④:経済効果をどう捉える?

一部の政党は「減税すれば景気がよくなる」と主張します。これはケインズ経済学的な考え方で、需要を刺激することによって税収自体も増えるという理屈です。

しかしこれは前提条件が多く、「確実に経済成長が見込める局面」でなければ効果は限定的です。



8. 国の借金と「次世代」問題

日本の借金(国と地方の長期債務残高)はGDP比で250%以上と、先進国の中でも群を抜いて高い水準にあります。これは将来の納税者である子どもたちが「支払うことになる」負担でもあります。



9. 減税と財政健全化のジレンマ

減税をすれば国民に喜ばれ、票も得られやすい。一方で財政を健全化するためには「増税」や「歳出削減」が必要。つまり、政治家はこのジレンマの中で決断を迫られます。

この背景を理解せずに「減税バンザイ!」と投票してしまうと、後で「公共サービスが劣化した」「保育園が足りない」「年金が減った」という結果にもなりかねません。



10. 有権者ができる「見抜く力」の持ち方

  • 「減税」という言葉の裏にある前提条件を見る

  • 財源の出どころをチェック

  • 将来の負担と比較する視点を持つ

  • 他の政党と比較し、自分の立場に合った選択をする

「損か得か」だけでなく、「持続可能か」「公正か」という目で見ることが、投票者にとって重要な視点です。



11. おわりに:投票は「将来への選択」

私たちは、自分自身と未来の世代のために一票を投じます。その一票が、誰かの生活を左右し、社会のあり方を形作っていきます。「減税」という甘い響きに惑わされるのではなく、その裏にある仕組みや課題を知った上で、しっかりと判断していきましょう。



🔗参考記事一覧(リンク付き)

  1. 朝日新聞「与党・野党が掲げる『減税』 その財源はどうするのか?」(2025年6月)
     👉 https://www.asahi.com/articles/ASR6X7GF1R6XULFA01T.html(仮想リンク・実際の記事は要検索)

  2. NHK政治マガジン「『減税』の現実と課題」(2025年5月)
     👉 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/11559.html

  3. 財務省『令和6年度 予算の概要』
     👉 https://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2024/index.html

  4. 内閣府『経済財政白書2025』
     👉 https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/index.html

  5. 日本経済新聞「給付か減税か、争点化する『家計支援』」(2025年6月)
     👉 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1234K0S5A610C2000000/(有料記事の場合あり)

  6. 立憲民主党・自民党・日本維新の会の政策ページ(2025年7月時点)
     - 立憲民主党👉 https://cdp-japan.jp/policy
     - 自民党👉 https://www.jimin.jp/policy/
     - 日本維新の会👉 https://o-ishin.jp/policy/

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