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ザッカーバーグ警告「AIメガネなしは不利」#ZuckVisionの衝撃:ネットが騒然とした「認知的ハンディ」発言を読み解く

ザッカーバーグ警告「AIメガネなしは不利」#ZuckVisionの衝撃:ネットが騒然とした「認知的ハンディ」発言を読み解く

2025年08月01日 00:39

1.発言の真意――「認知的ハンディキャップ」論

7月30日(米国時間)の第2四半期決算説明会で、Meta CEOマーク・ザッカーバーグは「将来、AIと対話できるメガネを持たない人は、持っている人に比べてかなりの“認知的ハンディキャップ”を負うことになる」と語った。彼は同日公開した「Super-Intelligence」ブログでも同趣旨の主張を展開し、AIメガネがスマホを凌駕する“次世代インターフェース”になると断言している。


2.決算に透ける“言い訳”と“野望”

Reality Labs部門は今四半期だけで45億3,000万ドルの営業赤字、2020年以降の累計損失は約700億ドルに達した。それでもザッカーバーグは「研究投資は10年スパンで必ず回収できる」と強調。実際、Ray-Ban Metaの売上は前年同期比3倍に成長し、同社の総収益を約5%押し上げたという。


Meta全体は売上475億ドル、EPS7.14ドルと市場予想を上回り、株価は時間外で一時12%上昇。だがインフラ拡張・人材獲得に伴う年間CAPEXは1,180億ドルに膨らむ見通しで、投資家の不安も根強い。Business Insider


3.ハード戦線――Ray-Ban、Orion、そしてOakley

MetaはRay-Ban Storiesの後継機「Ray-Ban Meta」に加え、Oakleyと協業したスポーツ特化モデル、さらにフルAR表示が可能な次世代機「Orion」をロードマップに載せている。これらは日常の写真・音楽再生・Meta AIへのクエリなどを音声で操作でき、ユーザー視点のストリーミングも可能だ。


一方でプライバシー問題は深刻だ。Ray-Ban MetaはLEDインジケータで録画中を示すが、光量不足時に気付かれにくいなど批判が絶えない。欧州ではGDPR適合性を巡り規制当局が調査を進めている。ウィキペディア


4.競合の動き――Apple・OpenAI・スタートアップ

Appleは「Vision Pro」より薄型の“Apple Glasses”を2026年までに投入するとの観測が高まり、最近のリークではAI機能の強化が示唆された。9to5Mac
さらにOpenAIは元Appleのジョニー・アイヴ氏のスタートアップを65億ドルで買収し、新しいAIデバイスの開発を進めている。ペンダント型やAI Pinなど多様なフォームファクタを模索するスタートアップも登場し、「メガネ一択」とは言い切れない状況だ。


5.ネットの反応――冷笑と期待が交錯

TechCrunch記事がシェアされるや否や、Redditのr/technologyでは投稿が急上昇。「メガネを売りたい人の常套句だ」(David-J)、「メタバースの次はメガネか」(dbr3000)など皮肉が続出した。中には「障がい者支援など限定用途なら利点もある」という建設的な声もあるが、総じて懐疑的だ。Reddit


ゲーム系メディアPC Gamerも「買わせたい男の常套句にしか聞こえない」と痛烈に批判。記事は「ユーザーが欲していないハードを売り込む前に、プライバシーと価格を明確にするべきだ」と指摘した。PC Gamer


一方X(旧Twitter)では#AIGlasses #ZuckVision が一時トレンド入り。「スマホ中毒の次はメガネ中毒?」というツッコミと、「視覚障がい者のリアルタイム支援に期待」というポジティブな意見が拮抗している。ThreadsやMastodonでも議論が広がり、全体としては「コスパと倫理が鍵」という冷静な分析が優勢だ。


6.ユーザーベネフィットか、それとも新たな“束縛”か

AIメガネはハンズフリーでの情報取得や記録、拡張現実によるナビゲーションなど、確かに日常を革新し得る。一方で視界・音声データがクラウドに送信される構造は、生活丸ごとスキャンされるリスクと表裏一体だ。AIが“見る権利”と“見られない権利”の境界を曖昧にする恐れもある。


7.展望――採用曲線と社会規範

スマホが10年で普及率90%を超えた前例を踏まえれば、ハードの軽量化と価格下落が進めばAIメガネも同様の曲線を描く可能性はある。しかし

  • 規制(GDPR/FTC)

  • 社会的許容(録画の可視化義務)

  • バッテリー・光学系の技術進化

という三つの“壁”を乗り越えられるかが鍵だ。Metaが提示する“個人向けスーパーインテリジェンス”は魅力的だが、「誰がデータを握るのか」という根源的課題を解決しない限り、本当の意味での“認知的アドバンテージ”は得られないだろう。


8.結論――AIメガネ元年の行方

ザッカーバーグの主張は投資家へのアピールであると同時に、「ポストスマホ時代の主導権争い」の狼煙でもある。2025年は“AIメガネ元年”となり得るが、その勝者を決めるのは技術ではなく「信頼」と「使い道」だ。私たちは便利さと引き換えに何を差し出すのか――その合意形成こそが次の10年を左右する。


参考記事

ザッカーバーグ氏、AIメガネを持たない人は将来不利になると発言
出典: https://techcrunch.com/2025/07/30/zuckerberg-says-people-without-ai-glasses-will-be-at-a-disadvantage-in-the-future/

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