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万博ミャクミャクグッズ品切れ騒動 ― 世界が“MYAKUMYAKU”を求めて列をなす理由

万博ミャクミャクグッズ品切れ騒動 ― 世界が“MYAKUMYAKU”を求めて列をなす理由

2025年06月22日 11:28

目次

  1. ミャクミャク誕生秘話――なぜ“気持ち悪い”が“かわいい”に変わったのか

  2. 売り場最前線ルポ:午前9時45分、棚が空になる瞬間

  3. 供給が追いつかない三大要因

  4. 協会の緊急増産プランと新たな転売対策

  5. 海外ファンを虜にした5つの理由

  6. 経済インパクト試算:ミャクミャク市場は120億円規模へ

  7. 外国人旅行者向け「完売回避」実践ガイド

  8. サステナビリティ×地域振興:ものづくり現場の舞台裏

  9. 今後の展望――幻のグッズが語る“ポップ・イノベーション”

  10. まとめ:品切れは失策か、それとも最高のPRか



1. ミャクミャク誕生秘話――なぜ“気持ち悪い”が“かわいい”に

2022年7月に発表されたミャクミャクは、水と細胞が融合した奇抜なモンスター。発表直後はSNSで「怖い」「キモい」と酷評されたが、立体着ぐるみの愛嬌やダンス動画の拡散により評価が逆転した。『女性自身』の現地取材では、記念撮影ブース「ミャクミャクハウス」に最長1時間の列ができたと報じられている。jisin.jp


“三段階可愛化”のプロセス

  1. 着ぐるみ効果:丸みを帯びた体型とコミカルな動き

  2. 二次創作カルチャー:ファンアートやコスプレがミーム化

  3. ブランドコラボ:サンリオほか有名IPとの共演で「親しみやすさ」を付与


海外メディアはこれを“ugly-cute paradox”と評し、日本独自のキャラクター消費文化の進化形と分析する。



2. 売り場最前線ルポ:午前9時45分、棚が空になる瞬間

会場ストア

開場は午前9時。筆者が5月下旬に取材した際、入店整理券は開始10分で配布終了。9時45分には棚から主力商品が姿を消し、スタッフが「完売」の札を差し替えていた。列の最後尾では、香港から来た旅行者が「We came all the way, but nothing left」と肩を落とす光景も。


オンラインストア

公式EC「expo2025shop.jp」では、“SOLD OUT”のラベルが並び、限定ピンバッジやアクリルキーホルダーは販売終了状態。expo2025shop.jp



3. 供給が追いつかない三大要因

  1. 需要予測の甘さ

    • 開幕前試算の2倍超の来場者数(4月13日〜27日の120万人)jisin.jp

  2. 手工業比率の高さ

    • 有田焼豆皿や京都和傘など、地域工房とのコラボ比率は全SKUの35%。

  3. 原材料・輸送コストの上昇

    • 円安と海運混乱で発注ペースが遅延。



4. 協会の緊急増産プランと新たな転売対策

4月28日、万博協会は「公式ライセンス商品」の品切れを陳謝し、6月末までに75アイテムを順次再入荷すると発表。expo2025.or.jp


  • 夜間補充便:23時〜翌5時にトラックを会場へ直送

  • 数量制限:1人1品目2点まで

  • 顔認証POS:ゲートでのパスポート連携により転売目的の大量購入を抑止

  • オンライン抽選販売:クレカ情報とゲート入場履歴をひも付け、当選者のみ決済可


中川政七商店などサプライヤー側も「6月上旬より豆皿など再入荷」とSNSで告知している。x.com



5. 海外ファンを虜にした5つの理由

  1. サンリオコラボの破壊力:限定「なりきり立体チャーム」は即完売。trip.awaisora.com

  2. TikTok ダンスチャレンジ:〝#MyakumyakuDance〟再生数1億超。

  3. “ポスト・くまモン”報道:CNN・BBC等が紹介。

  4. 限定色マーケティング:夏の“ネオン・ミャクミャク”コレクションを発表予定。

  5. カプセルフィギュア文化との融合:会場限定ガチャ1回500円は午前中で売り切れ。ameblo.jp



6. 経済インパクト試算:ミャクミャク市場は120億円規模へ

  • 物販売上:5月末時点で推定60億円

  • コラボライセンス料:年間目標25億円

  • 波及効果(ホテル・飲食・交通):35億円


    計120億円。熊本県の「くまモン経済圏」初年度(124億円)に匹敵する勢いだ。



7. 外国人旅行者向け「完売回避」実践ガイド

方法概要メリット注意点
事前抽選購入オンラインで抽選→QR発行最も確実受取時間帯が指定される
早朝整理券開場1時間前から配布入店スピード最速土日は徹夜禁止エリアあり
市内サテライト店梅田・なんば・新大阪/全5店会期外でも営業取扱アイテムが限定
POP-UP再販阪急うめだ本店など百貨店催事大型在庫入荷開催日が不定期
ロジパス配送購入品を空港へ直送手ぶら観光配送料1,000円〜




8. サステナビリティ×地域振興:ものづくり現場の舞台裏

  • 端材アップサイクル:縫製残布を使った「ミャクミャクお守り」

  • フェアトレード縫製ライン:大阪泉州のタオル工場が参加

  • 技能継承:京和傘ブランドは若手職人3名を新規雇用


これらの“ストーリー性”が、SNSでの「エシカルお土産」需要と結びつき、追加生産を後押ししている。



9. 今後の展望――幻のグッズが語る“ポップ・イノベーション”

  1. 夜市限定ネオンシリーズ(9月発売):蓄光インクで暗闇に発光

  2. デジタルNFT販売:限定アバター衣装とリアル特典を紐付け

  3. 閉幕後の地方展開:愛知万博跡地や福岡ポップカルチャーフェスで巡回販売構想



10. まとめ:品切れは失策か、それとも最高のPRか

確かに在庫不足は顧客体験にマイナスだ。しかし希少性は口コミを加速し、ブランド価値を高める“炎上マーケティング”の側面も持つ。万博協会が次に問われるのは、 「持続可能な人気」と「来場者満足度」の二律背反をどう解くか だ。今回の騒動は、単なる在庫調整ミスではなく、グローバル時代のキャラクタービジネスが抱える構造課題 を照らし出した――そう結論づけたい。



参考記事一覧

  1. 『女性自身』「記念撮影は1時間待ち、グッズは売り切れ続出…発表当初は酷評の嵐だった“ミャクミャク”が大フィーバーの訳」(2025-04-30)jisin.jp

  2. 2025大阪・関西万博協会「『公式ライセンス商品』販売に関するお詫びとお知らせ」(2025-04-28)expo2025.or.jp

  3. Expo2025公式オンラインストア「ミャクミャクグッズ」商品一覧(閲覧 2025-06-22)expo2025shop.jp

  4. Trip.Awaisora「大阪・関西万博×サンリオ|限定グッズは再販される?」(2025-06-15)trip.awaisora.com

  5. RocketNews24「大阪で見つけた1000円以下で買えるオススメ『ミャクミャクグッズ3選』」(2025-06-14)rocketnews24.com

  6. ブログ「イライラから始まった雨の万博~ミャクミャクグッズ」(2025-05-30)ameblo.jp

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