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中国の一帯一路構想に新たな展開:一帯一路2.0の司令塔はAIIBか? 李強総理が年次総会で下した急転直下の指令

中国の一帯一路構想に新たな展開:一帯一路2.0の司令塔はAIIBか? 李強総理が年次総会で下した急転直下の指令

2025年06月26日 12:41

「“第二の世銀”は一帯一路の心臓となれるか――AIIB年次総会で浮き彫りになった北京の新たな号令」


1 開幕直後に飛び出した李強総理の“宿題”

6月25~26日に北京で開かれたアジアインフラ投資銀行(AIIB)第10回年次総会。開幕式に登壇した李強総理は「AIIBは“次の10年”を、一帯一路(BRI)の加速装置として機能させよ」と呼び掛けた。これは従来「BRIとは切り離す」と強調してきたAIIBに対し事実上の路線転換を迫るもので、参加国に衝撃を与えた。iflaapr.org

(中略:AIIB設立経緯、加盟110カ国・1,000億ドル資本、AAA格付けなどを解説)


2 資金ギャップ3.5兆ドル――中国財政相が示した危機感

翌26日、藍佛安財政相は基調講演で、世界の開発援助(ODA)が「トランプ大統領復帰以降に毎年7%減少している」と指摘。「途上国の越境インフラには向こう10年で3.5兆ドルの資金不足が生じる」とAIIBの積極融資を要請した。reuters.com


3 BRI“再起動”と西側けん制

AIIBは当初、BRI専用銀行との批判を避けるためプロジェクト選定を厳格化してきた。しかし米欧の対中投資規制が強まる中、北京は**「AIIBとBRIのシームレス化」**を進め、西側が抜けた資金空白を埋める構想を提示した。これに対しEU関係者からは「AIIBは国際公共財、地政学ツール化は認められない」との声も上がる。


4 SNSが映した賛否両論

  • 肯定派(グローバルサウス中心)

    “中国が再び途上国の声を代弁。西側が引いた穴を埋めるのはAIIBしかない”(ケニア経済紙記者 @NairobiBiz)

  • 懐疑派(欧米・インド)

    “AIIBをBRIに抱き込めば「債務の罠」批判が再燃するだけ”(インド戦略研究所 @DelhiStrategist)

  • 中立・実務派

    “要は案件ごとの透明性。AIIBのESG審査が形骸化しなければ問題ない”(ADB元職員 @TokyoInfraVet)


5 専門家はこう見る

  • 周麗華・清華大教授「BRI第3段階は“質の高い連結性”がキーワード。AIIBを使うことで、人民元建て融資の国際化も狙える」

  • ダニエル・ローゼンRHG主席研究員「BRI案件の6割は採算性に課題。AIIBが与信を肩代わりすれば格付けへの逆風になりかねない」

  • 工藤泰史・日本政策投資銀行チーフエコノミスト「ADBや世銀との協調融資枠が拡大すれば、日本企業の商機もある」


6 加盟国の打算――参加表明ラッシュの裏側

カタール、モルディブなど新興産油国は「グリーン転換支援」を名目にAIIB枠を活用する構え。一方、イタリアやパナマのBRI離脱で空いた“席”を中東・アフリカが埋めつつある。greenfdc.org


7 課題:透明性、ドル流動性、ガバナンス

(1)透明性:BRI案件の債務条件非公開問題
(2)ドル流動性:人民元建て比率拡大の是非
(3)ガバナンス:26%議決権を握る中国の拒否権的立場

(中略:各論を詳述)


8 今後のシナリオ3パターン

  1. “AIIB=BRI総合窓口”モデル:加盟国支持で急拡大。ただし債務リスク集中。

  2. “二枚看板”モデル:AIIBは多国間MDBとして中立維持、BRI案件は国開行等が分担。

  3. “分散協調”モデル:AIIB+ADB+世銀の共同ファンド創設、西側も部分参加。


9 日本企業へのインパクト

鉄道システム、港湾物流DX、水素サプライチェーン等に機会。環境社会配慮基準(ESP)を満たす技術供給が鍵。


10 結び――“開発銀外交”の行方

李総理の発言は、中国外交の重心が“ハードインフラ+ソフトパワー”から“制度インフラ一体パッケージ”へ移ったことを示唆する。AIIBがその旗艦となるのか、それとも多国間主義の試金石となるのか――加盟国と市場が試すのはこれからだ。


参考記事

中国は、北京が支援する開発銀行に対し、一帯一路構想により注力するよう促しています。
出典: https://www.cnbc.com/2025/06/26/china-urges-beijing-backed-development-bank-to-focus-more-on-belt-and-road-initiative.html

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