習慣を変えるだけで肝臓がんを防ぐ!2050年に患者数ほぼ倍増? 肝臓がんとどう向き合うかを今決める

習慣を変えるだけで肝臓がんを防ぐ!2050年に患者数ほぼ倍増? 肝臓がんとどう向き合うかを今決める

「生活を少し変えるだけで、肝臓がんの6割は防げるかもしれない」という現実


「がんの中でも“後から増えてきた脅威”」肝臓がんに世界が本気で警鐘

ブラジルのメディア「UOL VivaBem」が紹介した国際報告書によると、肝臓がん(肝細胞がん)の最大60%は、生活習慣や感染症のコントロールによって予防できる可能性があるとされています。f5news.com.br


肝臓がんは、発症数では世界で6番目に多いがんですが、死亡原因としてはすでにがんによる死亡の第3位にまで上り詰めています。今のペースが続けば、年間の新規症例数は現在の約87万件から、2050年には約150万件近くまで増えると予測されています。f5news.com.br


「数はそこまで多くないのに、亡くなる人が非常に多いがん」。それが肝臓がんのイメージです。そして、この“重いがん”のかなりの部分が、生活習慣と感染症対策で減らせる――というのが、今回の報告が投げかけたメッセージです。f5news.com.br



何が肝臓がんを招くのか? 4つの大きなリスク

報告書や専門医の解説をもとにすると、いま肝臓がんの主な原因として挙げられているのは、次の4つです。f5news.com.br

  1. B型・C型肝炎ウイルス感染

  2. 過度の飲酒

  3. 脂肪肝・NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)などのメタボ関連

  4. 喫煙など、他の生活習慣リスク

かつては、輸血や注射器の使い回しを通じて広がったC型肝炎、そして長年の過度な飲酒が原因の肝硬変から肝臓がんへ、というパターンが中心でした。f5news.com.br


しかし、ブラジルでは輸血時のウイルス検査が徹底され、C型肝炎に対しては非常に高い効果を持つ治療薬が公的医療制度で使えるようになったことで、ウイルス性肝炎を原因とするがんは徐々に減りつつあるといいます。f5news.com.br


その代わりに増えているのが、肥満・糖尿病・高脂血症などに伴う脂肪肝からの肝臓がんです。特に、肝臓に脂肪がたまり炎症や線維化が進む「NASH」は、がんのリスクを高めることが知られています。f5news.com.br



「生活習慣で防げる」という希望と、「沈黙の臓器」という厄介さ

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれます。かなり悪くなるまで、ほとんど症状が出ません。疲れやすさ・食欲低下・体重減少・おなかの張り……といったサインが出る頃には、すでに病状が進んでいるケースも少なくありません。f5news.com.br


だからこそ、今回の報告書は「予防」と「早期発見」をセットで進めるべきだと強く訴えています。f5news.com.br

  • B型肝炎ワクチン接種の徹底

  • C型肝炎の検査と、適切な治療へのアクセス

  • 肥満や糖尿病対策、飲酒量のコントロール

  • 高リスク群への定期的な肝臓超音波検査 など


これらを組み合わせていくことで、「60%は予防可能」というレベルまでリスクを下げられるというのが、今回のメッセージです。f5news.com.br



SNSはどう反応した? 3つのタイプのリアクション

このニュースはブラジルのニュースサイトだけでなく、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSでもシェアされ、さまざまな反応を呼んでいます。X (formerly Twitter)

 


実際の投稿やトーンを要約すると、大きく次の3つに分かれます(※以下は報道内容や実際のコメント傾向を踏まえた再構成・要約です)。


1. 「ショック」と「罪悪感」を抱く人たち

「お酒も好きだし、太ってるし、まさに自分のことでは……」
「父が肝臓がんで亡くなった。もっと早くこういう情報が広まっていればと思う」

といった具合に、「自分もリスクが高そうだ」と不安を感じる声や、家族の経験を思い出して胸を痛める声が多く見られます。


2. 「行動に移したい」という前向きな反応

「禁酒チャレンジ始めるきっかけになった」
「今日はまず、肝臓検査を受ける予約を入れてみた」

など、「この記事をきっかけに生活を変えたい」「検査を受けよう」と具体的な一歩を踏み出す人たちも少なくありません。


3. 「個人の努力だけでなく、社会の仕組みも変えるべき」という意見

「安いのはジャンクフードと安酒ばかり。健康的な選択肢がもっと手に入りやすくならないと」
「ワクチンや検査を無料で受けられる仕組みが必要だ」

といった、個人の自己責任論だけではなく、環境や制度の改善の必要性を訴える投稿も目立ちます。


「6割防げる」と言われると、「じゃあ防げなかった人は自己管理が足りなかったのか?」という、危うい空気も生まれがちです。SNS上では、そうした風潮への違和感を指摘する声も見られました。



「60%防げる」は「40%は防げない」という現実でもある

ここで重要なのは、**「予防可能だからといって、患者個人を責めて良いわけではない」**という点です。


  • 肝炎ウイルスにいつ感染したか、自覚がない人は多い

  • 経済的事情や地域差で、検査・治療にアクセスしづらい人もいる

  • 太りやすさや脂肪肝になりやすさには、遺伝的な要因も関わる

つまり、「生活を変える余裕も、正しい情報も、サポートもない人ほど、リスクが高くなりやすい」という逆説的な状況が起こり得ます。


今回の報告書が訴えているのは、**個人に“自己責任”を押しつけることではなく、「予防して守れる人を最大限守るための、社会全体の仕組みづくり」**だと理解するほうが自然です。f5news.com.br



今日からできる「肝臓を守る5つのアクション」

では、日々の生活の中で何ができるでしょうか。ここでは、医療機関で推奨されている内容や報告書の提言を、日本での生活にも当てはめやすい形に整理してみます。f5news.com.br


1. 肝炎ウイルスの有無を確認する

  • 一度も検査したことがない人は、B型・C型肝炎の検査を受けておく

  • 過去に輸血歴がある人・古い時代に注射器の使い回しがあった地域・医療従事者などは特にチェック

C型肝炎は、現在は高い効果のある治療薬が登場しており、「見つけて、きちんと治療する」ことで将来の肝臓がんリスクを大きく減らせます。f5news.com.br


2. 飲酒の「量」と「頻度」を見直す

  • 「休肝日をつくる」

  • 「週のトータルの量を決める」

  • 「ストレス解消の手段が“お酒一択”になっていないか振り返る」

いきなり完全禁酒が難しい場合でも、量を減らす・飲まない日を増やすだけで、長期的なリスクは変わってきます。


3. 体重・ウエスト・血糖値をゆるやかに整える

脂肪肝は「少しずつ静かに進んでいく」タイプのリスクです。

  • いきなり−10kgより、「半年で−2kg」を目指す

  • 毎日10分でも歩く時間を増やす

  • 甘い飲み物やスナックを「毎日」から「週に数回」に

このレベルの変化でも、数年・数十年単位で見ると、肝臓への負担は大きく違ってきます。f5news.com.br


4. 高リスクなら、定期的に「中をのぞく」

  • 肝硬変がある

  • B型肝炎、C型肝炎で治療歴がある

  • 医師から「脂肪肝が進んでいる」と言われている

こうした人は、医師と相談しながら、**半年に1回程度の腹部エコー(超音波検査)**などで肝臓をチェックしていくことが推奨されています。f5news.com.br


血液検査でも、肝機能を示す酵素(AST/TGO、ALT/TGP)や血小板数の変化は重要なサインになり得ますが、具体的な検査の頻度や内容は、必ず医師と相談してください。f5news.com.br


5. 「自分のため」+「家族や周りの人のため」に情報をシェアする

今回のような報道をきっかけに、家族や友人同士で

  • 「健康診断で肝臓の数値どうだった?」

  • 「B型・C型肝炎の検査、受けたことある?」

といった会話をするだけでも、一人では動き出せなかった人の背中を押すきっかけになります。



「知って、少し変える」ことが未来を変える

肝臓がんは、進行してからでは治療が非常に難しくなりがちな一方で、その6割は予防の余地があるともいわれる病気です。f5news.com.br


  • お酒を一杯減らす

  • 一駅だけ歩く

  • 肝炎の検査を一度受けてみる

  • 健診の結果を、ちゃんと医師と確認する

こうした一つひとつの小さな行動が、10年後・20年後の自分と、大切な人たちの未来を静かに変えていきます。


「60%防げる」という数字の裏には、知っていれば防げたかもしれない未来が、たくさん積み重なっています。この記事を読んだ今日が、その未来を少し書き換える第一歩になるかもしれません。



参考記事

習慣を変えることで肝臓がんの症例の最大60%を予防できる - UOL
出典: https://www.uol.com.br/vivabem/noticias/redacao/2025/11/24/mudar-habitos-pode-prevenir-ate-60-dos-casos-de-cancer-de-figado.htm