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YouTubeが米国クリエイターに新時代の支払い方法を提供!ステーブルコイン利用で利便性向上

YouTubeが米国クリエイターに新時代の支払い方法を提供!ステーブルコイン利用で利便性向上

2025年12月12日 20:33

1. YouTubeが“ステーブルコイン払い”を静かに解禁

2025年12月11日(米国時間)に報じられた内容として、YouTubeは米国の対象クリエイターに対し、PayPalのドル連動型ステーブルコイン「PYUSD」で収益を受け取れるオプションを追加した。ポイントは、いわゆる「クリプト給与」っぽく聞こえても、YouTube自身は暗号資産を直接取り扱わない設計だという点だ。 crypto.news


報酬の出どころは広告収益だけでなく、メンバーシップやSuper Chatなど、YouTubeの収益メニュー全体が想定されている。いまのところ米国に限定され、対象者が設定画面で選べる形で“追加の受け取り手段”として実装されている。 crypto.news


2. 仕組みは「YouTube=ドル払い」「PayPal=裏側でPYUSD変換」

今回の統合で面白いのは、プロダクトの境界線の引き方だ。各社報道によると、YouTubeは従来どおり米ドル(法定通貨)でPayPalの支払いレールに乗せ、PayPalがバックエンドでPYUSDへ変換し、クリエイターのPayPalウォレットに反映する。つまり、オンチェーンのメリット(即時性や移転のしやすさ)を“受け取り手側”に寄せつつ、プラットフォーム側の運用負荷や規制対応の重さを最小化している。 FinanceFeeds


この構図は、YouTubeがすでにPayPalの「Mass Payout」的な仕組みを活用してきた延長線上にある、と見るのが自然だ。Googleのヘルプにも、AdSense/AdSense for YouTubeの支払いでPayPalのHyperwalletが使われることが明記されており、既存の送金インフラが土台として存在する。 Google ヘルプ


3. そもそもPYUSDって何者?

PYUSDはPayPalが提供する米ドル連動型のステーブルコインで、PayPalの説明では「米ドル預金・米国債・同等の現金性資産で裏付けられている」タイプ。発行・カストディはPaxosが担う。PayPal上では原則「1PYUSD=1USD」として売買・保有・送付ができ、条件によっては保有に対するリワード(年率表示)も掲げている。 PayPal


ここで大事なのは、ステーブルコインが“ビットコインみたいに値動きを楽しむ資産”というより、「デジタルなドルの受け渡し」を狙った道具である点だ。PayPal自身も、送金や決済での利用を前面に出している。 PayPal


4. なぜ今、クリエイターの報酬にステーブルコイン?

「え、YouTubeが急にクリプト?」と身構える人もいるが、今回の動きは“派手な暗号資産対応”というより、決済レールの刷新に近い。


クリエイター収益は、国境を跨ぐほど銀行の着金が遅くなり、手数料や両替コストが積み上がる。これに対してステーブルコインは、理屈の上では(そして多くのケースで実務上も)送金や移転が速く、24時間動きやすい。Decryptは、こうした「運用が成熟していて低摩擦な支払いレール」でなければビッグテックは採用しにくい、という趣旨のコメントも紹介している。 Decrypt


さらに2025年は、米国でステーブルコインに関する連邦レベルの枠組み整備が進んだと報じられ、心理的な追い風になっている面もある(少なくとも市場参加者はそう受け止めている)。 Decrypt


5. “Google全体”で見たときの含意:クラウド決済の実験も

今回の話が注目される理由の一つは、「YouTube単体の試み」では終わらない可能性だ。報道では、Google Cloudが過去にPYUSDで顧客からの支払いを受け取った(少なくとも2社)という文脈にも触れられている。クラウド料金とクリエイター報酬は別物だが、Googleが“トークン化されたドル”を支払いの文脈で実験してきた流れがあるとすれば、今回のYouTubeも「本丸に触れずに広い面積で試す」戦略として読み解ける。 Cryptonews


6. SNSの反応:歓迎と冷笑が同居、「便利だけど面倒」問題

では、SNSはどう受け止めたのか。反応をざっくり分けると、(A) 実務メリット評価、(B) 懐疑・拒否反応、(C) “これは序章”というプロダクト視点、の3系統が目立つ。


(A) 実務メリット評価:「海外やフリーランスに刺さる」

LinkedInでは、フィンテック寄りの視点から「一見小さな変更に見えて重要」「国際的なマイクロペイアウトに向く」といった論旨で語られている。ある投稿は、US限定のうちは劇的ではないが、海外クリエイターまで広がると価値が跳ねる、と整理していた。 LinkedIn


また、PayPal側が“暗号資産の面倒”を引き受けることで、プラットフォームは既存の支払い業務を崩さずに選択肢だけ増やせる、という見立ても多い。実際、統合の肝は「YouTubeが暗号資産を扱わずに済む」点だと繰り返し説明されている。 FinanceFeeds


(B) 懐疑・拒否反応:「なんでわざわざ?」「結局はPayPalの中」

一方で、Redditのr/CryptoCurrencyでは反射的な拒否反応も早かった。たとえば「Ew why would anyone do that(なんでそんなことするの?)」というストレートな否定や、皮肉交じりのコメントが付いている。 Reddit


この温度感は、クリエイター側の現実ともつながる。多くの人にとって最適解は「現金で受け取って終わり」で、税務処理・規約・ウォレット管理が少しでも増えると“便利”より“面倒”が勝ちやすい。さらに、ステーブルコインは値動きが小さいとはいえ、利用にはKYCや各種制約が伴うことが多く、「自由に使えるデジタルドル」という理想と、「サービス内の残高」という現実のギャップも不満の種になる。


(C) “これは序章”派:「次はクリエイター向け金融(Creator Wallet)では?」

興味深いのは、“今回を支払い手段の追加”で終わらせず、「クリエイター向け金融」への布石と見る意見だ。LinkedIn投稿では、将来的に「クリエイターのウォレット」や、デビットカード・前払い(キャッシュアドバンス)・融資などの組み合わせまで想像し得る、という議論が出ていた。 LinkedIn


この見方が当たるなら、PYUSD払いはゴールではなく、(1) 残高をプラットフォーム内に置く、(2) その残高で支払う・借りる・増やす、という“次の収益化”の入口になる。ステーブルコインは、そのための「境界をまたげる残高」として相性がいい。


7. これからの注目点:拡大条件と“誰が得するか”の再配分

最後に、今後の論点を3つに絞る。

  1. 米国外へ広がるか
    メリットが大きいのはむしろ国際送金の部分だ。規制・地域・既存の支払い網が揃ったときに、対象国が増えるかが最重要になる。 crypto.news

  2. “PayPalの中で完結”から外に出られるか
    PayPalはPYUSDを「買う・売る・送る・支払う」まで一気通貫で語っている。だがクリエイターが本当に欲しいのは、手数料や制約を含めて“自由に使える”こと。ここが詰まると、「便利そうだけど、結局いつものPayPal残高では?」という冷笑に戻ってしまう。 PayPal

  3. 税務・会計・表示のわかりやすさ
    ステーブルコインが“日常の決済インフラ”になるには、ユーザーが会計処理を意識せず使える設計が要る。YouTubeとPayPalがどこまで「面倒」を吸収できるかで、受け取る側の心理的ハードルは大きく変わる。


参考記事

独占: YouTube、米国のクリエイター向けにPayPalを通じたステーブルコインでの支払いオプションを開始
出典: https://fortune.com/2025/12/11/youtube-paypal-google-stablecoin-payouts-pyusd/

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