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欧州決済革命:欧州の“秒”決済wero、ING導入で一気に現実へ - INGがリアルタイム支払いサービス「Wero」でPayPalに挑戦

欧州決済革命:欧州の“秒”決済wero、ING導入で一気に現実へ - INGがリアルタイム支払いサービス「Wero」でPayPalに挑戦

2025年08月14日 01:57

1|何が起きたのか:INGが「wero」をアプリにフル統合

独紙の報道によれば、INGドイツのラース・ストイCEOは「8月にweroを稼働。自社のバンキングアプリに完全統合する」と明言した。対象は同社のドイツ顧客約1,000万人。weroは電話番号やメール宛てに、口座間で即時に資金を動かす仕組みだ。従来の口座番号入力や着金待ちのわずらわしさを解消する。 


2|weroの正体:欧州銀行主導の“即時×口座間”ウォレット

weroはEuropean Payments Initiative(EPI)が主導するデジタルウォレット。まずはP2P(個人間)送受金から始まり、ドイツ・フランス・ベルギーで展開。ユーザーはスマホの連絡先ベースで“10秒以内”のリアルタイム送金を使える。将来的にはオンライン決済、店頭決済、サブスク管理やロイヤルティなど、商用ユースへ領域を広げる計画だ。 wero-wallet.euEuropean Payments Council


3|数字で見るwero:裾野はすでに数千万規模

EPIは参加国で4,000万超の登録ユーザーに到達したと説明。独紙は4,250万人という最新推定を伝える。ブランド単体では新興だが、バックには各国の既存方式(例:Paylib/仏、Payconiq/ベルギー、Giropay/独、iDEAL/オランダ)の基盤や顧客が控える。 Reuters


4|ロードマップ:2025年はオンライン決済の実装元年

weroは2025年夏から段階的に**オンライン決済(eコマース)**を始動。まずはドイツ、続いてベルギー(2025年10月)、フランス(2026年初頭)という工程表だ。世界的PSPのWorldlineやNexi、Nuvei、Unzerなどが加盟し、加盟店側の受け入れ口が着実に整備されつつある。 epicompany.eufintechfutures.com


5|“銀行アプリ×wero”の広がり:PostbankやRevolutも

2024年末にはDeutsche BankグループのPostbankでweroアプリ連携が可能に。2025年夏にはRevolutもweroに参加し、仏・独・ベルギーの利用者がRevolutアプリ内で送受金できるようになった。銀行アプリのフロントに自然に溶け込むのが、カード網や外部ウォレットと違う強みだ。 db.comheise online


6|なぜ欧州発が必要か:主権と手数料

EPIは目的を「欧州の支払い主権と統一的ユーザー体験」と言い切る。国境をまたぐリアルタイム送金を標準化し、消費者・事業者のコストを抑えつつ、海外巨大プラットフォームへの依存を減らす狙いだ。 European Payments Council



7|SNSの声:期待と焦れ、そして現実感

歓迎

  • 「Revolutアプリにweroが“最近追加”された」(ベルギーの利用者)と、実体験ベースのポジティブ報告。銀行・フィンテックの双方から触れる機会が増えている。 Reddit

焦れ

  • 「the whole process is moving entirely too slow(動きが遅すぎる)」——対応銀行や商用ユースの広がりに“焦れ”を感じる声。 Reddit

  • Hacker Newsでも「Wero replaces Paylib for payments between friends(友だち送金の置き換えにすぎない)」との冷静な指摘。P2P中心の現状にシビアな評価が見られる。 Hacker News

現実派

  • 「店舗側の対応が広がらないと意味がない」「まずはeコマース対応を」という意見が多数。これは2025年からの実装ロードマップと合致する。 Redditepicompany.eu

欧州統合を後押し

  • 「Visa/Mastercardへの対抗軸が必要」「iDEAL/Payconiq等の統合は理にかなう」など、“欧州製の選択肢”への支持も根強い。7月にはベルギーの複数銀行がEPI参加を表明し、裾野の拡大も続く。 RedditReuters


8|勝ち筋:weroが“第二のカード網”になる条件

  1. 利用動機の明確化
    P2Pからオンライン/店頭へユースケースを拡張し、ポイントやサブスク管理など“ウォレット独自の利便性”で訴求。WorldlineなどのPSPが早期対応する今夏〜来年が普及カーブの起点になる。 epicompany.eu

  2. “銀行アプリに埋め込まれる”優位
    口座直結で即時・低コスト。チャージ不要で残高管理が単純。カードや外部ウォレットの“もう一段のゲート”を省ける点は、定期料金や高額決済との相性が良い。 wero-wallet.eu

  3. ネットワーク効果×国際相互運用
    Revolut参加やベルギー勢の合流で送金相手の裾野が一気に広がる。EPIは他の欧州連合(EuroPA)との相互接続も打ち出しており、国境を超えた実効ネットワークが見えてきた。 NFCW


9|リスクと課題:ユーザー体験と“買える場所”

  • 購入保護や紛争解決:PayPalが強い分野。SNSでも「PayPal並みのディスピュートが必要」との声が多い。 Reddit

  • 加盟店側の実装コスト:PSPが吸収できるかがカギ。まずはeコマースでの採用を積み上げ、店頭はQRやNFC連携で追随する段取り。 epicompany.eu

  • スピード感:P2PからC2Bへの“踏み込み”が体感として遅いとの批判も。INGのフル統合は、このモメンタムを加速する試金石になる。 Reddit


10|まとめ:ING参入で“使える相手”が増える段階へ

weroは銀行口座直結の“欧州ネイティブ”即時決済。INGの導入は、ユーザー基盤の厚みと“アプリに最初からある”接点の面でインパクトが大きい。2025年夏からのeコマース実装で“買える場所”が増え始めれば、PayPalやカード網とは違う軌跡で、欧州の決済地図を塗り替える可能性がある。 tagesspiegel.deepicompany.eu


参考記事

決済サービス:リアルタイムでの支払いが可能に、INGがPayPalの競合サービス「Wero」を導入
出典: https://www.tagesspiegel.de/wirtschaft/bezahldienst-bezahlen-in-echtzeit-ing-fuhrt-paypal-konkurrent-wero-ein-14169116.html

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