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YouTubeの新AIツールがディープフェイクを撃退!AI似姿検出は何を変えるのか : YouTubeが顔の“著作権”に踏み込む日

YouTubeの新AIツールがディープフェイクを撃退!AI似姿検出は何を変えるのか : YouTubeが顔の“著作権”に踏み込む日

2025年10月23日 00:04

イントロ:ラベルから“検出”へ

AI時代の動画プラットフォームは、作り手の“信頼”をどう守るのか。YouTubeが新たに導入を始めた「ライクネス(類似・似姿)検出」は、AIが生成した“あなたにそっくりな誰か”を見つけ出し、本人が通報・削除申請まで一気通貫で運べる仕組みだ。導入初日、対象クリエイターにメールが届き、YouTube Studioの「Content detection」に“要確認”リストが現れる――そんな新しい日常が始まった。発表は米国時間2025年10月21日、まずは一部のパートナープログラム参加者に配布、数か月で拡大される。The Verge


どんな機能?:本人確認→検出→申立て

使い方の骨子は明快だ。

  1. クリエイターは政府発行IDと短い動画セルフィーで本人確認を終える(数日かかる場合あり)。

  2. YouTubeはその顔テンプレートをもとに新規アップロードをスキャンし、似姿の可能性がある動画を抽出。

  3. クリエイターはStudioでレビューし、AI生成の無断利用だと判断すればプライバシー申立て(削除要請)へ進む――この流れだ。実装は「Content ID」に似ているが、対象は著作物ではなく“個人の顔”。なおベータ段階では本人の実動画が混ざる誤検知もあるとYouTube自ら注意している。Google サポート


まだ“顔”が中心。声は?

FAQでは“現段階では視覚(顔)にフォーカスし、音声クローン検出は対象外”と明言されている。音声まで含む包括検出は“次の宿題”だ。Google サポート


タイムライン:CAAと始まったパイロットから

YouTubeは2024年12月、Creative Artists Agency(CAA)と提携し、著名タレントと共に早期テストを開始。ここで得た知見をもとに、2025年10月の初期ロールアウトにこぎ着けた。blog.youtube


既存の“AI表示”との関係

YouTubeは2024年3月、AI生成・改変コンテンツに自己申告ラベルを導入していた。さらに必要に応じてプラットフォーム側がラベルを付すケースもある――いわば“表示”のフェーズだ。今回の似姿検出はその先の“発見と対処”のフェーズで、本人が気付かぬうちに出回る深度の高いディープフェイクへ対処する。The Verge


他社・他プラットフォームとの比較視点

同時期の検証報道によれば、主要SNSの多くはC2PAなどのメタデータを埋め込んだAI動画を十分に表示できていなかった。対してYouTubeは説明欄での表示など部分的に対応していたものの、目立ちにくさは課題という指摘もある。つまり「検出・申立て」が加わってはじめて“守り”が一段深くなる。The Washington Post


クリエイターの声:SNSの初期反応を拾う

ローンチ直後のSNSでは、次のような温度差が見えた(要旨)。

  • 歓迎派:「Content IDの“顔版”は待っていた」「炎上リスクの偽動画を探しに行けるのは心強い」――報道各社の速報も“本人がスケール対応できる”点を評価。MacRumors

  • 慎重派:「政府IDと動画セルフィー提出はハードルが高い」「ベータで誤検知があるなら運用負荷が怖い」「音声のなりすましが残る」――ヘルプの記載自体が、プライバシーと実務負荷のトレードオフを映している。Google サポート

  • 現実派:「ラベル“任せ”より一歩前進だが、最終的に削除判断はプラットフォーム。異議・例外(パロディ等)の線引きは難しい」――過去のAIラベル導入時から続く“表示の実効性”への懸念が再浮上している。The Verge

Redditなどのコミュニティでは、AI生成物への嫌悪感や“タイムラインのAI化”への倦怠感が以前から共有されており、今回を「少なくとも対策の前進」と捉える声と「結局イタチごっこ」と捉える声が共存する。Reddit


具体的なワークフロー:あなたのチャンネルではこう動く

  • 初回セットアップ:Studio → Content detection → Likeness → 「開始」。同意後、IDと動画セルフィーで本人確認。完了まで最長数日。Google サポート

  • 検出レビュー:視聴数やチャンネル規模でソートしつつ確認。「AI生成の無断利用」と判断すればプライバシー申立てへ。著作物の流用であれば著作権申立てを選ぶ。Google サポート

  • 覚えておくべき例外:パロディや風刺、AI開示がある場合など、削除されない場合がある。Google サポート


メリットと限界:3つの評価軸

① スケール:顔テンプレートで横断スキャンできるため、本人が見つけられなかった偽動画に届く。コンテンツID的な“プラットフォーム内捜索”はやはり強力だ。The Verge


② 合理化:検出→レビュー→申立てがStudioに統合され、法的リソースに乏しい個人でも動ける動線が整った。Google サポート


③ リスク:誤検知(本人映像のヒット)や、テンプレート作成に伴うデータ利用・保管への懸念は残る。データは同意のもと内部保管されるが、保持期間やモデル改善への利用可否など、運用の細部は常に監視すべき論点だ。Google サポート


“権利”の再定義へ

これは著作権保護の延長線上で“人格の保護”に踏み込む試みでもある。AIによる“似姿の捏造”は、表現の自由やパロディとの衝突を避けて通れない。YouTubeがCAAと進めた段階的実装は、まず著名人の被害を抑え、のちに一般クリエイターへ広げるという現実解だ。だが最終的には業界横断の相互運用(C2PAや不可視ウォーターマーク等)と、プラットフォーム間での“削除要請の可搬性”が必要になる。blog.youtube


まとめ:次の一手は“音声”と“可視化”

第一歩は踏み出された。次は音声のなりすまし検出、そしてユーザー側にも分かりやすい“可視ラベル”の改善だ。ラベルを見落とす限り、偽動画は真実のように広がる。検出と可視化、その両輪をどこまで磨けるかが、AI時代の信頼を決める。Google サポート



参考記事

YouTubeのAI「類似性検出」ツールが人気クリエイターのディープフェイクを探しています
出典: https://www.theverge.com/news/803818/youtube-ai-likeness-detection-deepfake

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