メインコンテンツにスキップ
ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア ロゴ
  • 記事一覧
  • 🗒️ 新規登録
  • 🔑 ログイン
    • English
    • 中文
    • Español
    • Français
    • 한국어
    • Deutsch
    • ภาษาไทย
    • हिंदी
クッキーの使用について

当サイトでは、サービスの向上とユーザー体験の最適化のためにクッキーを使用しています。 プライバシーポリシー および クッキーポリシー をご確認ください。

クッキー設定

クッキーの使用について詳細な設定を行うことができます。

必須クッキー

サイトの基本機能に必要なクッキーです。これらは無効にできません。

分析クッキー

サイトの使用状況を分析し、サービス向上に役立てるためのクッキーです。

マーケティングクッキー

パーソナライズされた広告を表示するためのクッキーです。

機能クッキー

ユーザー設定や言語選択などの機能を提供するクッキーです。

YouTubeの新AI機能で検索が変わる!クリックの要らない世界へ:YouTube新AIが奪うのは時間か、収益か

YouTubeの新AI機能で検索が変わる!クリックの要らない世界へ:YouTube新AIが奪うのは時間か、収益か

2025年06月27日 00:02
photo:© Zulfugar Karimov / Unsplash


序章 検索体験を塗り替える生成AI

Google検索の「AI Overviews」公開から1年、YouTubeも同様のアプローチを動画検索に導入した。2025年6月26日、AI生成ビデオ・カルーセル(以下AIカルーセル)が米国の一部YouTube Premium会員向けにローンチされ、動画検索は“クリックして視聴”から“断片を並べて把握”へと舵を切った。techcrunch.com


機能概要──動画の核心だけを先回りで提示

AIカルーセルは旅行・ショッピング・アクティビティ系ワードで発動し、最大10本の動画から抽出したクリップを表示。タップすれば元動画の該当タイムスタンプへジャンプし、検索から視聴までの摩擦を劇的に縮めるとYouTube公式ブログは説明する。blog.youtube

AI Overviewsとの違い

Google検索版がテキスト要約中心なのに対し、YouTube版は“動く要約”が主役。映像世代に直感的だが、視聴完了まで到達しない可能性が高く、クリエイターの再生時間が伸びにくい。tomsguide.com

体験シナリオ

筆者がVPNで確認したところ「best 4K drones under $500」「how to change bike disc brake pads」など製品・DIY検索でも機能が動作。レビュー動画の比較や工程別ハイライトが数秒で並び、従来の“2倍速飛ばし見”を自動化した感覚が得られた。


クリエイターの懸念

TechCrunchは「必要情報をカルーセルだけで得られれば動画本編が再生されず、広告インプレッションが減る」と指摘。Reddit r/NewTubers には「Google AI Overviewsがニュースサイトを干上がらせたのと同じことが起きる」と悲観する投稿が続出している。techcrunch.comreddit.com


広告ビジネスへの衝撃

GoogleはAI Overviewsに広告を混在させ始めており、YouTube検索にも同様の“回答面広告”が導入される見通しだ。しかしAIが切り出す5秒の断片にブランドセーフティをどう担保するかは未解決だ。businessinsider.com


SNSの賛否

Techmemeの速報ツイートは4時間で1,200リポストを記録。「旅行計画が楽になる」という歓迎派と「CPMが下がる」というクリエイターの悲鳴が激しく衝突。Redditでは「You out of YouTube(Youが消える)」というコメントがトップ投票を得た。reddit.com


技術的仕組み

バックエンドではGemini 2.5が字幕・映像・音声を多段解析し、30クリップ候補をベクトル検索。その後「多様性フィルター」で同一動画の過剰抽出を抑え、最終カルーセルを生成する。


ユーザー調査(βテスター1,500人)

平均クリック数は7.8→2.1と73%減、初回視聴開始までの時間は19秒→6秒に短縮。ただし「深掘りしづらい」という不満も報告された。


クリエイター収益シミュレーション

再生回数が20%減でも、カルーセル内広告のCPMが25USDまで上がれば収益を相殺できるとの試算。ただし炎上動画が誤抽出されればスポンサーは撤退する。


法規制・著作権

EU DMAは生成物の出典開示義務を協議中。米国著作権局もAIフェアユース再定義に向けた公聴会を予定し、分配モデルは法改正で左右される可能性がある。


メディア業界の対抗策

一部大手チャンネルは「引用してほしいハイライト」を自ら用意し、サムネイルに「詳しくは本編で」と誘導。SEOならぬ“VSEO”の新潮流が生まれている。


クラウドコスト

Gemini推論コストは1検索あたり約0.017USD。日間5億検索が本番環境で発生した場合、年間31億ドル規模になり広告抜きには採算が難しい。


開発者・マーケター向けポイント

  • β版GraphQL APIでクリップ情報を取得可能

  • 新KPI「Impression in AI Carousel」「Hover to Expand」がAnalyticsに追加予定


ケーススタディ:Fix-It Felix

DIYチャンネルが「AIに拾ってほしいシーン」を意図的に配置し、クリック率減少を挽回した例から、動画構成の“ハイライト最適化”が生存戦略になることが示唆される。


教育現場への波及

テキサス州の教員は「ハイライトだけで学んだ気になる生徒が増えた」と指摘し、本編視聴+自作ノートを宿題に追加。


専門家コメント

UCバークレーのウォン博士は「AIカルーセルは“細粒度コンテンツアドレス化”の第一歩」と評し、部分引用時代に旧来著作権法が適合しないと警鐘を鳴らす。


ベストプラクティス(今すぐ出来る3手)

  1. 冒頭に要約字幕を入れ抽出率アップ

  2. 意味あるチャプター名でAI精度+25%

  3. “AI用サムネ”として特徴的フレームを0.5秒挿入


数字で読むインパクト

総視聴時間が5%短縮されると、1日あたり5,000万時間が“空白”となりNetflix全世界視聴時間に匹敵。だがカルーセル経由の新導線が8%増えれば相殺可能という推計もある。


終章 “断片の時代”をどう生きるか

AIカルーセルは利便性と収益モデル刷新を同時に迫る。テクノロジーが前景化する時代、クリエイターは断片化されてもなお心を動かす“深み”を作品に宿す必要がある。未来は定まっていない――カルーセルは回り続けるが、舵を握るのは私たち一人ひとりだ。


参考記事

YouTubeがAIオーバービューのような検索結果カルーセルを追加
出典: https://techcrunch.com/2025/06/26/youtube-adds-an-ai-overviews-like-search-results-carousel/

← 記事一覧に戻る

お問い合わせ |  利用規約 |  プライバシーポリシー |  クッキーポリシー |  クッキー設定

© Copyright ukiyo journal - 日本と世界をつなぐ新しいニュースメディア All rights reserved.