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東京都の公認AIマッチング「TOKYO縁結び」1周年レポート  — 約300組が真剣交際・成婚。制度の仕組み、数字の読み解き、世界の公的マッチング比較まで

東京都の公認AIマッチング「TOKYO縁結び」1周年レポート — 約300組が真剣交際・成婚。制度の仕組み、数字の読み解き、世界の公的マッチング比較まで

2025年09月19日 18:28

1. まずは「1年の着地」を整理する

  • 開始日:2024年9月20日

  • 1年時点の集計(2025年9月9日):申込約25,000人、真剣交際216組、成婚80組(合計約296組≒「約300組」)
    この数字は日テレNEWS配信記事の報道で示されたもの。申込→交際→成婚の各段階で母集団が異なる点に注意が必要だ。 エキサイト

  • 概算の到達率(参考):

    • 申込25,000人に対する成婚80組=80 ÷ 25,000 = 0.0032 → 約0.32%

    • 申込25,000人に対する真剣交際216組=216 ÷ 25,000 ≈ 0.00864 → 約0.86%
      立ち上げ初年度は、面談や証明書提出などの厳格なオンボーディングで裾野を広く保ちつつ、質担保を優先した設計と読むのが妥当だ(“まずは安全・信頼性”の実装を優先)。(上の比率は報道値に基づく概算) エキサイト



2. アプリの正体:「婚活の最初の一歩」を担う公的プラットフォーム

東京都のブランド「TOKYOふたりSTORY」配下のAIマッチングシステムとして提供されるのが「TOKYO縁結び」。価値観診断の結果をもとにAIが候補を紹介する。本人確認と独身証明が前提で、連絡先を交換しなくてもお見合いまで進める動線、活動中のオンライン相談にも対応する。 二人物語

  • 料金と対象:登録料11,000円(2年間有効)。対象は18歳以上の独身者で、都内在住・在勤・在学が条件。 東京都交通局

  • 必要書類と面談:独身証明書・本人確認書類・収入証明の提出、オンライン面談による本人確認と意思確認。民間アプリと比べ実名ベースの厳格さが特徴。 生活文化情報サイト+1

  • 公式アプリ:iOS/Androidから入手可能(「TOKYOふたりSTORY AIマッチングシステム」)。 Apple+1



3. 立ち上げの文脈:なぜ「公的アプリ」なのか

東京都は少子化・未婚化の進行に対する裾野拡大のインフラとして本サービスを位置付ける。価値観診断×AI紹介で“相性”を前面に押し出し、独身証明・収入証明と面談で信頼性を確保する構えだ。国際報道でも、身分・収入の確認や面談など、公的ならではの厳格さが指摘されている。 Reuters+1


また、日本全体では**40歳未満の既婚者の約4人に1人が「アプリで出会った」**という調査結果も出ており、官製の“最初の一歩”の整備は時流と整合的だ。 The Japan Times



4. 体験設計:登録から成婚までのユーザーフロー

  1. 会員登録(Web/アプリ)

  2. オンライン面談(本人確認・婚姻意思の確認)

  3. 価値観診断の実施

  4. AI紹介/検索 → お見合い(連絡先未交換で進行可)

  5. 真剣交際 → 成婚
    この一連の動線の中で、相談員によるサポートが入り、マッチング→日程調整→初回対面までの摩擦を軽減する。 二人物語



5. 数字をどう読むか:KPIの見立てと次年度の焦点

  • 広く呼び込む初年度:申込25,000→真剣交際216→成婚80というスリムなファネルは、悪化ではなく品質と安全性を優先した証左と見られる。面談枠や書類審査の運用キャパがKPIを規定した可能性もある。 エキサイト

  • 次年度の焦点:

    • 面談・審査の処理能力(スループット向上)

    • 価値観診断×推薦AIの改善(冷スタ期の学習データ増で精度向上)

    • イベント連携(リアル交流とアプリ動線の同時最適化) TOKYO MX+1



6. セキュリティ/安心・安全の実装

  • 書類の厳格さ(独身・本人・収入)に加え、入会面談でなりすましや勧誘リスクを抑止。 生活文化情報サイト+1

  • アプリ側UIでも連絡先未交換でのお見合いなど、露出を限定しながら関係形成できる動線を採用。 二人物語



7. 海外比較:政府と「出会い」の距離感

  • シンガポール:政府の交際支援機関SDN(旧SDU/SDS)が歴史的にイベントや民間機関の認証(SDNTrust)で関与。現在は公的関与の形を見直しつつ、支援・認証型へシフト。 NLB+2ストレーツ・タイムズ+2

  • 韓国:自治体主導の大規模マッチングイベントが各地で展開。効果や税金投入の妥当性をめぐり議論はあるが、出生率低下への対策として継続中。 Reuters+2南華早報+2


示唆:東京都モデルはデジタル×審査厳格さ×相談支援を組み合わせた“ハイブリッド型”。アプリ中心である点が、イベント中心の韓国や認証・支援中心のシンガポールと好対照だ。



8. 日本のトレンドとの整合:アプリ婚の定着

こども家庭庁の調査をもとに、「40歳未満の既婚者の約4人に1人がアプリ経由」という実態が明らかになった。アプリ出会いの一般化に、公的な**信頼性パス(証明書+面談)を接続する東京都モデルは、“ライト層の参入障壁を下げつつ、質を担保”**する装置として位置付けられる。 The Japan Times



9. 実務ガイド(外国人の方向け含む)

  • 対象者:都内在住・在勤・在学の18歳以上の独身。在留外国人も条件を満たせば対象になりうる(詳細は公式で最新要件を要確認)。 東京都交通局

  • 必要書類:

    • 独身証明書(本籍地の自治体発行)

    • 本人確認書類(写真付き)

    • 収入証明(源泉徴収票等)

    • 誓約書/プロフィール写真 ほか(最新のQ&Aを確認) 生活文化情報サイト

  • 言語:公式は日本語中心。手続・面談は日本語運用が前提のため、日本語に不安がある場合は準備サポート(事前に必要語彙を整理、面談で確認される項目を予習)を推奨。



10. プロフィールの作り方と“会う”までの工夫

  • 価値観診断と整合する自己紹介:診断結果と矛盾しない具体例(休日の過ごし方、金銭感覚、家事分担観)を。

  • 写真:他撮り+生活感の分かる1枚。加工程度は**“実在性 > 映え”**。

  • 初回面談/お見合い:面談では本人確認+意思の明確化。お見合いは短時間×次に繋ぐ具体(「次は◯◯の展示へ」など)を提示。

  • 相談員の活用:停滞時は紹介の再設定・診断の見直しを積極的に。 二人物語



11. プライバシーとデータの扱い:官×AIの境界

  • 強い本人確認と収入証明は信頼性の裏返しでもある。取り扱いポリシーや利用規約、保存期間、第三者提供の有無を公式の最新情報でチェックすること。

  • 海外との比較:シンガポールのSDNは、時代に応じて直接運営→認証・支援型へと役割を変えてきた。東京都も**“官の入り方”**を調整しうる。 NLB



12. まとめ:初年度の“約300組”は、何を意味するか

  • 安全・信頼を最優先した初年度の検証として、真剣交際216/成婚80は基準線を描いた。

  • 今後は面談枠の拡充やAI推薦の高度化、イベント連携でファネルの歩留まり改善が焦点。

  • アプリ婚の一般化という国内トレンドと国際比較の中で、東京都モデルは**“信頼できる入口”**を整備する挑戦であり、官×民×AIの適切な境界設定が持続可能性の鍵となる。 エキサイト+1

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