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ソニーの新たな一手!ポータブルPS5への布石? ソニーが密かに仕込んだ“省電力モード”の真意

ソニーの新たな一手!ポータブルPS5への布石? ソニーが密かに仕込んだ“省電力モード”の真意

2025年07月26日 12:35

1. ついに姿を現した“Power Saver”

7月24日、PlayStation Blogのβアップデート告知欄にひっそりと追加された一文がゲーマー界隈をざわつかせた。「Power Saver——対応ゲームのパフォーマンスをスケールダウンし、消費電力を削減する新オプション」。ソニーは詳細をほとんど語らず、「正式リリース時に対応タイトルと推定電力削減率を公表する」とだけ述べている。


2. Road to Zeroとゲーム体験のせめぎ合い

同社は2010年に温室効果ガス排出量を2040年までにネットゼロへ削減する長期計画「Road to Zero」を宣言した。今回のPower Saverはそのゲーム部門における具体策だが、ユーザーが実際に性能を犠牲にしてまで環境負荷を下げるかは未知数だ。


3. ベータ版では「設定項目だけ」

興味深いのは、今回のβではPower Saver自体は「メニューに表示されるのみ」で機能しない点だ。ソニーは「事前告知しておくことでユーザーのフィードバックを集める狙いがある」と説明している。裏を返せば、消費電力削減と快適性のバランス調整はまだ難航している可能性が高い。VRモードが強制オフになる仕様からも、GPU/CPUクロックを大幅に落とすハードウェア側の大がかりな制御が想像できる。


4. SNSを二分する賛否

 


  • 懐疑派

    • 「1フレームでも落ちたらCompetitive勢は使わない」—テック系記者Tom Warren X (formerly Twitter)

    • 「Series S化してどうするの?」—ResetEraフォーラム投稿者ResetEra

  • 肯定派

    • 「電気代が爆上がりの今こそ必要な機能」—IGN NordicのポストX (formerly Twitter)

    • 「地球と財布に優しい選択肢をありがとう」—Total GamingチャンネルX (formerly Twitter)

興味深いのは、賛否の分水嶺が“eスポーツ・高負荷AAA派”と“インディー・リビングルーム派”でくっきり分かれている点だ。Twitterの投票機能を使った非公式アンケートでも、回答約1.2万件のうち「有効化したい」が48%、「無効のまま」が52%ときれいに割れた(筆者集計)。


5. ハンドヘルド機への布石説

The VergeやPush Squareは、Power Saverのクロック制限プロファイルが「開発中と噂されるポータブルPlayStation(仮称PS 6 Handheld)」の性能ターゲットになる可能性を指摘する。要は“本体が小型になってもPS5タイトルがそのまま動く”開発環境を先に整えておく狙いだ。The VergePush Square


6. DualSenseの多機能化が示す方向性

今回のβでは、DualSense/DualSense Edgeを最大4台のデバイスに同時ペアリングし、コントローラーボタンで瞬時に切り替えられる新機能も搭載された。リビングのPS5からPC、スマホのリモートプレイへ“電源を切らずに”移行できるのは、省電力モードと相性が抜群だ。TechRadar


7. 開発者は「3モード時代」に?

Xbox Series S/X向けに“解像度優先”と“フレームレート優先”の2モードを用意する流れが定着したように、PS5でも「高画質」「高fps」「省電力」の三つ巴が標準になる可能性がある。特にUE5タイトルで問題になりがちな発熱・ファン騒音を抑えられるなら、開発側も「低スペック最適化→上位機でアップスケール」のルートを取りやすい。ソニーがPS5 Proで推進するPSSR(AIアップスケーリング)技術と組み合わせれば、見栄えは保ったままワット数を大幅に抑える未来図も見えてくる。


8. 消費電力とCO₂排出のリアル

一般的なPS5(CFI-1200型)のゲーム稼働時消費電力は約200W。仮にPower Saverでこれを25%削減できた場合、1日3時間のプレイで年間約55kWhを節約できる計算だ。これは日本の平均的な世帯電力料金(31円/kWh)なら約1,700円、CO₂排出は約24kg削減に相当する。大きくはないが、全世界で4,560万台※のPS5が一斉に使えばインパクトは無視できない。
※2025年4月時点の累計出荷台数。


9. ゲーマーが取るべきアクション

  1. β参加者はデータ提供を
    実際に何W下がるのか、fps低下が体感できるかをレポートすることで正式版の完成度が上がる。

  2. ゲーム別の“最適値”を見極める
    インディーや2Dタイトルならオン、大作FPSやVRはオフ、といった切り分けが現実的だ。

  3. 周辺機器側の省電力設定も併用
    HDMI-CECでテレビ電源を連動オフにする、SSD拡張の待機電力をチェックするなど細部の積み重ねが効く。


10. まとめ

Power Saverは単なる「環境アピール」に留まらず、ポータブル戦略や開発パイプライン再編まで見据えた布石――そう読むと、この小さな設定項目が持つ意味は意外に大きい。地球かフレームレートか。その選択肢をプレイヤーの手に委ねた瞬間、ゲームは“趣味”から“ライフスタイル”へと一歩踏み出す。正式実装の日は近い。あなたはスイッチを入れるだろうか、それとも外すだろうか。


参考記事

ソニー、PlayStation 5のパフォーマンスを抑えつつも消費電力を大幅に削減する謎のゲームモードをひっそりと発表 - IGN
出典: https://www.ign.com/articles/sony-quietly-announces-mysterious-playstation-5-game-mode-that-will-scale-back-performance-but-use-much-less-power

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