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JR各社でバラバラの「ネット予約サービス」初めて連携へ――4社が利便性向上で合意

JR各社でバラバラの「ネット予約サービス」初めて連携へ――4社が利便性向上で合意

2025年09月22日 17:15

1. なぜJRのネット予約はバラバラだったのか

JRは民営化後、地域ごとに会社が分立し、運賃・料金体系、座席管理、会員・決済基盤、システム投資の意思決定がそれぞれ独立してきた。結果として、


  • JR東日本「えきねっと」、

  • JR東海「EXサービス/スマートEX」、

  • JR西日本「e5489」、

  • JR九州「JR九州インターネット列車予約」z

    という別個のサービスが併存し、ID・パスワードも別、予約の確認・変更も各サービス単位だった。複数社またぎ(東北新幹線+東海道新幹線など)ではログインし直し、同一行程でも分割購入が発生し、UIや受取方式もまちまち――これが長年の不満点だった。今回の合意は、こうした“歴史的事情による分断”を横断する初の枠組みになる。Impress Watch



2. 今回の「4社連携」の骨子(何が変わる?)

2-1. シングルサインオン(SSO)で“ログインのやり直し”を削減

第1弾として2025年10月4日、JR東海の「EXサービス」とJR西日本の「e5489」間で相互ログイン認証が先行スタート。別サービスへ移る際に再ログインせずに続きの操作へ進める。今後は他社間でも段階的に拡大し、**“1度のログイン=4社サービスに跨る操作の基礎”**になる構えだ。Impress Watch+1



2-2. 予約情報の横断閲覧(統合ビュー)

将来的には自分の予約一覧を1つのサービスから横断して参照できる構想が示されている。たとえば「えきねっと」で買った前半区間と「スマートEX」で買った後半区間を同じ画面で見渡す、といったイメージだ。Impress Watch



2-3. 購入導線のシームレス化

Impress Watchの説明図では、**仙台→東京(えきねっと)**の購入後、東京→名古屋(スマートEX)のページへ追加のログイン認証なしで遷移できる将来像が示されている。行程分割の“作業断絶”を最小化し、実質的な片道一括購入に近い体験に近づける。Impress Watch



3. スケジュール:先行・本格連携のロードマップ

  • 2025年10月4日:EXサービス×e5489の相互ログイン認証を先行導入。Impress Watch

  • 2026年度(2026年4月~2027年3月):JR東海×JR西日本の統合的な連携機能を実装予定(段階導入)。TRAICY Global+1

  • 2027年度以降:JR東日本・JR九州も加わり、各組み合わせを順次拡大。横断閲覧や購入導線のシームレス化を広げる。TRAICY Global+1

※ 4社が連携に合意した事実は記者会見・各社発表に基づく。TBS NEWS DIG+1



4. 旅の具体例でわかる“シームレス化”

例A:仙台→名古屋(東京乗換)

  1. 「えきねっと」で仙台→東京の新幹線を予約

  2. 再ログインなしで「スマートEX」の東京→名古屋の購入ページへ移動(将来像)

  3. 予約一覧は一つのサービス画面で横断確認(将来像)
    ――分割購入の心理的負担が軽減。乗継余裕時間の検討もUI上で連続的に行える。Impress Watch



例B:大阪→鹿児島中央(新大阪乗換)

  • 先行期はEXサービス×e5489の相互ログイン認証で東海道・山陽と九州の接続が楽に。今後、予約一覧の統合表示が実現すれば、往復や家族分の管理も見通しやすい。Impress Watch+1



5. できること/まだできないこと

できること(段階的)

  • 先行:EXサービス×e5489間の相互ログイン(2025/10/4~)Impress Watch

  • 本格:予約情報の横断閲覧、ログイン認証の引き継ぎによる購入導線の一体化(段階導入)Impress Watch


まだできない・未定な点

  • 4社すべてでの完全統合は2026~2027年度に段階的。当面はペア連携→拡大という進め方。TRAICY Global+1

  • JR北海道・JR四国は今回の連携枠外(将来拡大は言及なし)。

  • 券種・企画きっぷ・受取方式ごとの例外や、紙発券/モバイルチケットの差異吸収など、運用詳細は今後詰められる。

  • 再認証/再決済が必要なケース(高額決済のセキュリティ要件など)は残る可能性がある(一般論)。



6. 技術・運用の要点(認証、データ連携、決済)

  • 認証:SSOの枠組みで相互ログイン認証を実現。将来的には**ID連携(フェデレーション)**の標準(SAML/OIDC など)を用い、認可トークンを安全に受け渡しする設計が想定される。

  • データ連携:予約メタデータ(列車・座席・発券状態)を他社側UIで横断表示するためのAPI連携が必要。

  • 決済:カード情報は各社のPCI DSS準拠環境で保持し、連携先へは必要最小限のトークン化情報のみ共有するのが原則。3Dセキュア等の追加認証は金額やリスクに応じて発火。

  • プライバシー:相互連携にはユーザー同意が前提。利用規約・プライバシーポリシー改定が並走するだろう。

(上記の技術項は一般的な大規模ID連携の原則に基づく説明。具体仕様は各社公表資料の続報を要す。)



7. 観光・ビジネス・インバウンドへの影響

  • 国内出張:東北×東海道×山陽×九州の複雑行程でもログイン1回の基盤が整い、乗継の試行錯誤がUI上で連続できる。

  • 観光(周遊):都市間ハシゴ旅がオンラインで組み立てやすくなり、分割購入の心理的ハードルが低下。

  • インバウンド:英語圏メディアでも4社連携が報じられており、**段階導入(FY2026→FY2027)の見通しが示されている。連携が進めば「プラットフォームが多すぎる問題」**が緩和し、訪日旅行の計画が立てやすくなる。The Straits Times+2TRAICY Global+2



8. よくある疑問Q&A

Q1:いつから便利になる?
A:2025年10月4日にEXサービス×e5489の相互ログインが先行開始。その後、2026年度に両社の連携が本格化、2027年度にJR東日本・JR九州も順次拡大する予定。Impress Watch+1


Q2:4社すべてで“完全一体”になる?
A:段階導入です。まずはログイン引継ぎや予約の横断閲覧から。決済や券種の完全統合は段階的・選択的に進む見込み。Impress Watch


Q3:在来線特急や企画きっぷは?
A:それぞれのサービス仕様に依存。対象拡大は今後の発表を待つ必要がある(現時点では“方向性・将来像”の段階)。TBS NEWS DIG


Q4:外国人旅行者向けの影響は?
A:UIのシンプル化とログイン回数の削減で、ルート設計・購入が楽に。多言語対応や観光券との連携は続報に注目。The Straits Times



9. 編集部見解:分断の解消はどこまで進む?

今回の合意は**“初の横断的なID・予約連携”という意味で歴史的だ。まずは認証の壁を低くし、UXの連続性を確保する。その先に、券種・座席・受取の差異を吸収する本格統合の課題がある。分社の利点(地域最適)を残しつつ全国モビリティとしての一体性**を高められるか――FY2026~FY2027の実装が成否のカギになる。TRAICY Global+1



10. いますぐ使える実践ガイド(先行~段階拡充)

  1. 2025/10/4以降、東海道・山陽方面の予約でEXサービス×e5489の相互ログインを活用。アカウントを事前に両方作成しておくとスムーズ。Impress Watch

  2. JR東日本・JR九州の利用者は、FY2026~FY2027の段階拡充を見越し、各サービスの通知設定やメールマガジンで続報をチェック。TRAICY Global+1

  3. 複雑行程(例:東北→関東→中部/関西→九州)では、前半区間を購入→後半区間へ遷移という将来導線が見込まれるため、乗継時間の検討をUI上で行い、紙・モバイル受取の混在に注意。Impress Watch

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